川添愛のレビュー一覧

  • 言語学バーリ・トゥード

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    3.5かなぁ。新刊発売時に気になってたが、タイミング悪く、今読むに至る。内容は作者が雑誌で掲載しているコラムからの抜粋?で、言語学について雑学混じりに解説しているので読みやすい。
    「白いギターの箱」と言われたら、白いのはギターなのか、箱なのか?という問いも、言われてみたら確かにどっちとも取れるから面白い。また、表紙にものっている「恋人(は/が)サンタクロース」の勘違いも、見事に自分自身がしていたのが、興味深い。
    筆者曰く、名詞➕名詞の文の場合、◯◯(は)◯◯という風に(は)を使う事が多く、(が)を使った文章は珍しいという事が誤解の原因らしい。自分で書いてて理解しにくいので、興味ある人は是非本書を手に取って読んでみて欲しい。また、1番印象に残ったのは、正しくない言葉という考え方ではなく、服と同様、場所によって使い分けをするのが、よいのではないかという事。全然オッケーとか、汚名挽回といった言葉も解釈しだい。なんでも目くじらを立てるのはどうかとの事。そもそも、現代と昔の解釈が違っていたりもするので、正解は時代によって移りゆくもの。フォーマルには正装と敬語を、友人とは、ラフな服装と言葉のチョイスを。

    そして、この本読んでいて衝撃だったのが、
    ラスト5ページで、筆者が女性と分かった事。
    プロレスとか文体で絶対に男性だと思い込んでいたから、驚かされた。

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    2024年04月07日
  • ふだん使いの言語学―「ことばの基礎力」を鍛えるヒント―(新潮選書)

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    日本語を【自然現象】として観察し、「それらの現象が存在するのは、私たちの無意識の知識がこうなっているからだ」という仮説を立て、それに従って理論を作り、現象を説明しようとする理論言語学の本。
    人が何年も母国語を使うと無意識の知識が備わってくることは、外国語を学んでいると実感しますが、言葉が【自然現象】だという発想はなるほど確かに。

    超難しい日本語を、母国語だから無意識レベルで使ってるけど、それでもややこしい間違いはよくあります。そんな日常遣いで発生する日本語の違和感を、置き換えたり何かに当てはめてみたりしながら根気よく解きほぐしていく。言語学者って根気強いのね、私は途中我慢できなくて読み飛ばしちゃいました。

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    2024年01月30日
  • ふだん使いの言語学―「ことばの基礎力」を鍛えるヒント―(新潮選書)

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    日本人が当たり前に獲得している日本語の微妙な難しさの理由が分かる本。
    外国人が日本語を習得するのはそりゃ大変だわって納得。でもまぁ読んだからって言葉巧みな話術が身につくわけではなさそうだ。

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    2023年10月04日
  • ヒトの言葉 機械の言葉 「人工知能と話す」以前の言語学

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    書籍サイトの紹介で興味持ち、購入。

    機械(AI)は言葉の入力にどんな反応を示すのか、という点はITパスポートで学んだこともあり、割と素直に受け取れた。
    そして、ヒトが言葉を理解するというのは、実は分解してみると凄く複雑だということを、あらためて突きつけられたように感じる。AIが言葉を理解するというのは、まだまだ先が長い道なのではないかと、本書を読んでると思い知らされた。

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    2023年08月30日
  • 数の女王

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    数論を元に、個々人に与えられた「運命数」が、能力や戦闘力に影響するという発想は面白いが、どうしてもまず数学ありきの世界観だと思ってしまい、特に序盤はかったるく感じてしまった。
    後半からは登場人物に感情移入できるようになり、物語としてのメッセージ性や主人公の成長といった王道要素もしっかりしていたのは良かった。

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    2023年08月10日
  • ふだん使いの言語学―「ことばの基礎力」を鍛えるヒント―(新潮選書)

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    『言語学バーリ・トゥード: Round 1 AIは「絶対に押すなよ」を理解できるか』を読んで面白かったので、本書も読んでみた。

    東大出版会の前者に比べて、本書は学術的な新書という印象。面白さよりも、きっちり知りたいという人にオススメ。

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    2023年05月12日
  • ふだん使いの言語学―「ことばの基礎力」を鍛えるヒント―(新潮選書)

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    なぜSNSで炎上が起きるのか、その傾向と対策の書としても読めるが、ことばの演習課題がきっちり提供されているので、数学や物理の教科書に取組むような覚悟がいる。

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    2022年06月30日
  • ふだん使いの言語学―「ことばの基礎力」を鍛えるヒント―(新潮選書)

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    日本語の難しさを言語学の観点から説明されていて興味深かったが、素人の私は内容が膨大すぎてちょっと飽きてしまった

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    2022年06月26日
  • コンピュータ、どうやってつくったんですか? はじめて学ぶ コンピュータの歴史としくみ

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    ある日突然、人間の元にコンピュータをどうやって作ったか教えてほしいと妖精が現れた。

    コンピュータに詳しい人間と妖精の会話形式でやさしくしくみを教えてくれます。

    第1部では、数字と数の違いから二進法の説明を図で分かりやすく。
    nが1以上の整数の場合、n桁の二進法の数字は、2のn乗個ある。
    二進法の数字は0と1しか使わないけど、桁が長くなればいくらでも大きい数を表せる。
    二進法の数字が2の7乗個、128個あれば、英語のキーボードで打てる数字を全部区別できる。ASCIIコードではAは1000001。

    「ビット」は、二進法の1桁、1か0で表せる情報の単位。
    「バイト」は、二進法の8桁で表せる情報の単位。
    日本語をコード化するには1バイト(8ビット)では足りない。Shift_JISでは、かなや漢字やその他の全角文字に、2バイトのコードを割り当てている。
    「ピクセル」は色のついた四角い点の集まり。
    色も二進法で表せる。
    1ビットだったら、1を黒、0を白に置き換えれば白黒画像になる。
    1バイト(8ビット)使えるなら、256色を区別することができる。
    3バイト、24桁の数字を使ってフルカラー画像もできる。(2の24乗個の色。1677万7216色)
    音も二進法で表せる。

    第2部では、電気で計算を表す説明。
    こちらも図でやさしく説明してくれていますが、、、。
    コンピュータの足し算引き算まではなんとか。
    ですが、AND回路やXOR回路、OR回路など、複雑でちんぷんかんぷんでした。笑
    論理学と数学と工学がであい、コンピュータが生まれたらしいです。
    なので論理学が不可欠。
    リレーは電磁石を使って電気のスイッチをコントロールする装置。
    これらのスイッチがどんどん速く小さくなっていき、半導体へ。

    第3部では、プログラミングについて。
    英語や数字表記のプログラムは、「高級プログラミング言語」と言うらしい。
    知らなかった。
    本来のプログラミングは1と0表記の為、人間には分かりにくい。
    1と0に翻訳する作業のことを「コンパイル」という。
    CPUのしくみは、わかりやすかった。
    「演算装置」は計算を行う。
    「制御装置」は命令やデータのやりとり、演算装置への指示。
    「クロック」は一定の間隔で信号を出して作業のタイミングを合わせる。
    「命令レジスタ」は実行中の命令を表示する場所。
    「フラグ・レジスタ」は作業の状態を表示する。
    「プログラム・カウンタ」は次に実行する命令の場所を表示。

    そして、それらの命令の送り元は、「メインメモリ」(記憶装置)
    USBメモリやハードディスクとはちがう。
    メインメモリは、電源を切ると記憶した中身がなくなる。
    CPUと直接命令やデータのやりとりをするのはメインメモリ。

    ざっくりとなんとなく知ってはいたが、きちんと学んだことがなかったので、とても勉強になりました。(第2部は私の頭では理解不能でしたが笑)
    最初にコンピュータを作ったと言われているフォン・ノイマン天才。
    そういえば「三体」の1にもフォン・ノイマン出てきました。三体ゲームの中のキャラクターで。人間を使って動かしてCPUを作ってた気が、、、今思うとなるほどですね。
    最初から知ってたらもっと小説を楽しめたな。

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    2022年02月06日
  • コンピュータ、どうやってつくったんですか? はじめて学ぶ コンピュータの歴史としくみ

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    PCのこと、数学のこと全くわかってない自分にもわかりやすく、読みやすかった。
    回路とは??と、途中投げ出そうかと思ったけど、あんまり細かくわかってなくても全体の意味は取れて、最後まで読めました。

    二進法ってすごいな〜って、
    思いました。 笑

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    2021年09月07日
  • コンピュータ、どうやってつくったんですか? はじめて学ぶ コンピュータの歴史としくみ

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    コンピューターというより、プログラムがどう動いているのかについて初期的ながら非常にわかりやすくまとめてくれている本作。

    コンピューターの誕生には以下の3点が大きく貢献している。
    ①我々が使用する十進法の概念を、電気のオンオフで表現できる二進法に変換したこと
    ②数字だけでなく論理式(A=B、B=C→A=C)を数式に変換したこと
    ③電気のオンオフを電子回路→真空管→半導体という技術進化でより低コストで高速に実行できるようになった

    コンピューターの開発者はノイマンと言われているが、彼がコンピューターを開発するまでに、数多くの偉人たちの苦闘があったことも、本書では触れられている。

    この感想はとても固い内容になったが、実際の内容はとても分かりやすいので、導入としては最高の一冊。

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    2021年06月16日
  • 働きたくないイタチと言葉がわかるロボット

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    「言葉がわかるとはなにか?」という日常の生活の中ではあまり問わないことを、最前線の研究をベースに普通の人にも考えてもらおうとする意欲的な一冊。家の中で家電は「加熱が終わりました。」とか「お風呂が沸きあがりました。」とか話しかけてくるし、車の中でもナビが道順をめげずに伝えようとしてくれます。こちらからもスマホやエコーに、ついつい話しかけているし機械とコミュニケーションしている量は、知らず知らずのうちに上がっています。著者は理論言語学を学び、自然言語処理に取り組んでいる研究者とのこと。東ロボプロジェクトにも参加されていたらしいです。そのプロジェクトから生まれた新井紀子さんの「AIvs教科書が読めない子供たち」でも触れられているようにAI研究を進化させているコア技術、ディープラーニングって、言葉の問題にぶち当たるようです。「言語学と自然言語処理という、似ているようで似ていない、また接点があるべきなのに実際はあまりない二つの世界にいたことのある一個人から見た、現状と課題をまとめたもの」ということで、すっきりわかったぁ!という本ではなく、一進一退まさに〇〇〇ごっこの難しさを共有しているので、嚙み砕きパートの動物たちの物語やイラストも、わかりやすく、というよりまだるっこしい感じに思えたりもしました。でも、そのまだるっこしさが研究のストラグルなのかも。主人公たちのバカっぽさも著者が社会に感じているいらだちなのかもしれませんね。

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    2021年01月31日
  • ヒトの言葉 機械の言葉 「人工知能と話す」以前の言語学

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    AIと言語学の入門書。とっても読みやすいので、中高生が読むのにはちょうど良さそう。
    国語学研究室出身者には聞き慣れた話が多かった。ウナギ文とか日本語の「ん」の音韻と表記の問題とか。そういや、そんな話もあったな、と。
    ひとつ前に『14歳からの哲学』を読んでたからか、「意味」や「意識」の定義の難しさがある程度腑に落ちていたので、「AIが私たち人間と完全に同じ仕方で言葉を理解」する日は、まぁ、まず来ないだろうという筆者の考えには賛成。あくまでもAIは道具にとどめておくのが賢明だろう。
    で、こっからは、杞憂。
    仮に人間と同じように思考できるものを作っちゃったらそのAIには人権が発生してしまう。そうなったら倫理的にとっても面倒臭いことになる。カズオ・イシグロの『私を離さないで』を読んで感じた「目的ある生」の問題がここにもある。
    ただまぁ、研究者さんたちは作りたいんだろうなぁ、「人間と同じように言葉を理解」するAI。技術そのものに善悪はない、とか、悪意のある国家に先に作られて利用されないように、これは平和のためです、とか、いろいろ理由のつけようはありそうだ。これ、原子力や生物兵器以上に厄介だ。だって、死なない人間が相手になるんだもの。
    以上、杞憂、終わり。

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    2020年11月27日
  • 数の女王

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    題名が気になったので、購入。
    指輪物語?ハリーポッター?のようなファンタジーの展開で、妖精が出たりとハリウッド映画を見ているような雰囲気でした。ただ、正直無理やり「数字」の要素を入れたように感じました。
    この本の特徴は、横読み(左→右)で約300ページ以上ですが、精神的には倍以上のボリュームがあるように感じました。説明の部分が多く書かれていたので、そう思ったのかもしれません。
    要約すると、ある世界では、人々にマイナンバーが与えられている。蜂の毒によって喰数霊となり、特定の人を襲うというもの。蜂の毒は素数蜂と呼ばれ、異なった数を調合することにより、特定の人を襲うことができる。
    それを企んでいるのは、王妃である。王妃の娘である主人公は、素数を使って計算したり、王妃や姉であるビアンカなど様々な謎・秘密に迫っていったりと数を巡るファンタジーの展開が満載です。
    この話のメインは「素数」で、計算することによって、いろんな数の不思議が書かれています。もちろん解説付きですが、その部分だけ NHKの数学講座を見ているようで、為にもなります。しかし、桁数が多いことや計算が「??」な部分もあり、訳が分からなくなります。途中からその部分は雰囲気だけ楽しみながら、読んでいました。
    数学の要素を抜きにしても児童文学の大人版のようなファンタジー小説として楽しむことができます。
    数学が好きな人には、たまらないですが、嫌いな人には雰囲気でこうなるんだとスルーしていったほうが楽しめるかと思います。

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    2019年07月26日