ジャック・ケッチャムのレビュー一覧
-
鈴木に誕プレでもらって読んだ。
導入がワクワクした。そっから昔話に入ったはじめのころの話で子供の綺麗さとか無邪気さを感じて導入部分との乖離が良かった。そっから事件の内容に進んでいくのも良かった。
けど事件内容の後半の方は現実離れ感が強くて^^って感じになった。
主人公の立ち回りとか、流される雰囲気...続きを読むPosted by ブクログ -
「ディズニーは絶対にジャック・ケッチャムの小説を映画化しない。」スティーブン・キング
「ケッチャムはキング氏が間違っていることを望んでいる」帯文Posted by ブクログ -
ルースは疲れきっていた。何をしても赤ん坊は泣き続ける。気がつけばルースはトイレの流れる水に赤ん坊の頭を押し込めていた。我にかえり、赤ん坊を引き上げ、抱きしめる。そんな母親に育てられたアーサーは、狡猾な悪ガキに成長していく。だが警官のダッカンだけは彼の正体を見抜いていた。やつはいずれ人を殺すと。
リデ...続きを読むPosted by ブクログ -
1958年の夏。12歳のデイヴィッドは隣家に引き取られてきた美少女メグと仲良くなる。ある日隣家の女主人ルースがメグを折檻しているのを目の当たりにするが、デイヴィッドはただ傍観しているだけだった。ルースの行為は日に日にひどくなり、ついにメグは地下室に監禁され――
「読後感が最悪」と評判だったので、読...続きを読むPosted by ブクログ -
この本を読むと相当心を抉られる…。
エログロな内容なので決して万人には薦められないが、ホラーが好きな方であれば読んでみてもいいような気も。
だめな人は本当に受け付けないと思うけど、少しでも受け入れられる人なら、残酷な内容なのに続きが気になってページを読み進めてしまうと思う。
自分はただただ作者の語り...続きを読むPosted by ブクログ -
好き勝手書きます。ネタバレ注意です!
ある意味現代にあっている小説だと思った。
最悪の形でメグが死んでしまうのは救いようがないし、ディヴィットもルースを階段から突き落としてるしで全部が全部善良な人間なのかは分からない。それでも最後のスーザンに指輪を渡すシーンは儚くてうつくしい。
「後味が悪い...続きを読むPosted by ブクログ -
9月のメイン州の避暑地。ニューヨークから6人の男女が休暇を過ごすため当地を訪れる。まず別荘の持ち主カーラが一足先に到着し、準備をしていたが、その姿を遠くから観察する者たちがいた。そしてほかの5人が到着した夜、カーラたちは想像もつかない奇襲を受ける。相手は当地に住む<食人族>たち。食人族vs都会族の死...続きを読むPosted by ブクログ
-
途中でぐるっと被害者(傍観者?)から加害者側へ、いつのまにか読者(自分)が回っちゃった瞬間、今まで読んだ中で1番の衝撃を受けました。
ヘイ!ルース!地獄で現金化するんだな!Posted by ブクログ -
「オフシーズン」の続編。あの凶行が再び。
今回の人肉レシピも吐き気がするほど。
しかしオフシーズンよりは恐怖感が薄かった。オフシーズンに続けて読んだので、あの空気に慣れてしまったのか。
また食人族が襲ってくるのだが、狩の仕方はオフシーズンよりさらに手が込んでいる。
食人族はもう、かけ離れすぎて同じ人...続きを読むPosted by ブクログ -
「オフシーズン」「襲撃者の夜」に続く三作目。
弁護士のクリスは、野生的な女を捕らえて地下に監禁する。
その女は食人一族の生き残りだった。
クリスはもちろん、その家族も歪んでいて、何か大きな隠し事をしている。
そして惨劇の夜へ。
後日譚となる短編「カウ」もまた面白い。
前作でいた「カウ」の役割を振り当...続きを読むPosted by ブクログ -
イライラした。
父親に凄いイライラした。
悪い事が起きて、
良い事が起きて、
もっと悪い事が起きて、
みたいな作品
ちょっと気を抜くと、突き落とされるPosted by ブクログ -
子供は、無力ながら愛する親を守るため(だけ)に必死で生きている。日本でもどんどん深刻になっている(昔からそうなのかも。最近表面化するようになっただけで)虐待事件を見るにつけ、この話を思い出します。子供は親を守りたい。愛するものを力の限り守ってるんだと思います。Posted by ブクログ
-
かなり壮絶で、でもこういった酷い事件は日本にもあるし、身近な事でもあると思わされる小説でした。大人ですら心から信用してる人達の行動には知らず知らず同調してしまい、自分に言い訳をしたりして目が覚めるのが遅れることはあると痛感しているので、デイビットの気持ちも凄くリアルに感じました。心に残りました。Posted by ブクログ
-
お勧めされて読んだ本。
非常に後味が悪く、生理的嫌悪と恐怖に顔を顰めつつも、一気に読んでしまった。
アメリカの片田舎の平和な日常の描写から始まった物語は徐々に不穏さが滲み出ていき、「誰にも言ってはならない」というキーワードをもとに際限なくエスカレートしていく。
暴走した列車のようにどこまでも行き着く...続きを読むPosted by ブクログ -
一部で非常に有名な本作。文庫で400ページほどあるが、悪いことにすらすら読めてしまう。
語り手であるデイヴィッドが「いったいぜんたい、わたしはいつ堕落したのだろう?」と言った瞬間、最初っからだよ!と悪態をつきたくなるくらいには登場人物みんな嫌いになること請け合い。終盤あたりに「ママはこのごろ、ちょっ...続きを読むPosted by ブクログ -
これこれこれーーー!!
エログロスプラッターの最高峰「オフシーズン」、その続編「襲撃者の夜」、そしてシリーズ第3作となる本書、私が敬愛するケッチャム大先生の作品、This is ケッチャム!!
ここ最近、休日の度に天空図書室へ通い、空を眺め、美しい写真集等を手にしてきました。
でも、でもですね、...続きを読むPosted by ブクログ -
気持ち悪いけど先に進まないと気が済まないような感じで一気に読んだ。読んだ後ずっと嫌な気分になるから人には勧められない。
人を助けるのは簡単じゃない、まして子どもなら。
恐怖を感じながらも読み進めてしまうのは、自分もそうなる可能性があるから。普通に起こることだから。みんなディビットになるし、ルースにさ...続きを読むPosted by ブクログ -
衝撃的。
時代とお国柄の違いがあるため、違和感を覚える箇所もありますが、人が狂っていく様を見事にストーリー化していると思いました。
『ゲーム』と称して虐待がエスカレートしていく様子、思考停止状態の傍観者、コントロールしているはずのルースがもともと精神を病んでいるため、歯止めがきかなくなる様子…
...続きを読むPosted by ブクログ -
なんだこれ。狂騒とスリルがのしかかってきて、体が重圧を受ける。けれど、読む手を止められなかった。
強烈なパワーが渦巻く一冊だった。久しぶりの感覚に陥った読書体験だった。えげつない。Posted by ブクログ