ジャック・ケッチャムのレビュー一覧

  • 隣の家の少女

    内容に予備知識がない方は注意

    もしこの本を読もうと思う方は、ある程度内容についての知識を持ってからでないとショックを受けるのでは…、まあ この本の購入を検討している時点で知っているとは思いますが ¨ シルヴィア ライケンス事件 ¨で調べてから購入を考慮した方が良いかと思います。
  • わたしはサムじゃない
    「わたしはサムじゃない」I'm not Sam ☆4
    序盤、夫婦のラブラブがうざかった マジで途中放棄しようかと思うくらいうざかった パトリックの忍耐力は称賛ものだけど、P126「ひとりでに治るんじゃないかと思って」えっ、セラピストに連れて行ってなかったんかい!? なんでなん(・・?

    「リリー...続きを読む
  • 地下室の箱
    胸糞悪い、誘拐小説だったけど、最後の方の犯人2人との奇妙な関係が違和感が無いのがすごい。
    そして、その後の犯人との対決があっさりとしていてよかった。
  • オンリー・チャイルド
    生理的嫌悪感を容赦無く抉ってくる。

    怖いのは、これは小説だが、世の中には
    これに近い狂気が存在する事だ。そして、
    自分が持つ正義感が通用しない絶望感。
    どれを取っても、後味の悪さを残すのである。

    期間を置いて、二度目を読んだ。
    久しぶりにケッチャムの描く不快感を味わいたかったからだ。期待通りでは...続きを読む
  • 地下室の箱
    ケッチャムにしては軽くて(それでも充分惨たらしいが)読みやすい。
    短めなのでまずはこれでケッチャムに取り組むのも良いのかも。
  • 隣の家の少女

    ありそうだと

    後味悪い作品だと聞いて。
    大袈裟かもですが、今の若者ってこんなんばっかですよね。閉鎖されてて、人数いれば安心して。
    一言でグロいとかサスペンスじゃなくて、少年達になったつもりで読んでほしい。
    彼らと違って、私は大人になってますので、少年達の行動は理解できず怒りを感じますが…でも学生の時あったなぁ…っ...続きを読む
  • ザ・ウーマン
     新年1発目がこれか…<苦

     帯に「カリバニズムの衝撃」ってあるけど、その通りです。
     ついでに映画「ザ・ウーマン」の原作だそうですよ。

     かつてだと、善良な市民がわけのわからない怪物に襲われてっていうのだったんだろうけど、最近のは被害者(?)もねじくれててむしろそれっちの方が怖い。

     うん、...続きを読む
  • オンリー・チャイルド
    リディアがどれほど訴えたところで、ロバートは奪われ、虐待者の自由に出入りできる場所に置かれてしまう。
    これは法律で決まっていることなのだ、これに従わないのは法律違反だ、と言われて、リディアはとうとう実力行使に出てしまう。
    どうしてそれが実刑判決なのか。情状酌量の余地ってものはないのか。
    それでも、と...続きを読む
  • 黒い夏
    田舎町に住む老若男女の群像劇。そして猫。それから、お約束の阿鼻叫喚の地獄絵図。
    ただ、食人族シリーズとは違う渋味が臓腑にじくじくと染みる。

    暴発しやすい不良少年レイが起こした惨劇、それを隠す幼なじみのジェニファーとティム。
    惨劇の被害者家族を気にかける、家庭に問題を抱える刑事チャーリー。
    恐ろしい...続きを読む
  • ロード・キル
    ケッチャムの作品の悪役は驚くほど魅力がない
    よくこんな魅力なくって悪役張ってるよね?と一言言いたいくらいだ
    しかし本作の良さは冒頭で表わされる

     何かを傷つけなければ、この世は進めない
     たった一歩も
     いつも何かが災難に遭っている

     目の前に広がるハイウエイは、いわば弾道である
     彼が乗ってい...続きを読む
  • 隣の家の少女
    主人公がメグに対する憧れから来る憎しみや迷いを感じる所、好意を抱くメグよりも大人であるルースに信頼を置いていた所などは、非常に子供らしく人間臭く感じられた。また、若く美しいメグに対するルースの嫉妬心のエスカレートも、そうと決めて書かれた描写はないにも関わらず、ものすごく巧みに感じられた。

    そういっ...続きを読む
  • オンリー・チャイルド
    ケッチャムの中でも1番まともじゃないかと思います。
    父親の異常さがリアル。
    後半は裁判モノのような感じ。
    ケッチャムにハマッてた時に友達に貸したら
    引いてました(泣)
  • 黒い夏
    邪悪で残酷な人狩りの話。
    でもパラグラフが短く、どんどん読み進んでしまう。
    巧い作家だと思う。
    確かに、殺人シーンは容赦のないサイコスリラーなのだけれど、
    各人物・背景の描写がしっかりしており、
    良質のハードボイルドを、読んでいる錯覚すら覚えた。
    ラストをもう少し膨らませてもらえたら、嬉しいのに…。
  • 地下室の箱
    最悪な読後感!といたる言われている「隣の家の少女」よりもずっと残酷性や不快感を感じる。
    それはきっと何の救い様が無い所為かと、勝手に思っている。
    ただただ主人公をいたぶる内容だからだと。

    人によって感じ方はそれぞれだろうけれど
    私は隣の家の少女よりはオススメしやすい。
  • 黒い夏
    たのしい。おもしろい。指がどんどんページをめくる〜

    おまけ的ヨロコビ・・・ラスト,「レイ」がガチムチアフリカ系にーちゃんに刑務所でヤられるシーンはおいしかったぁ☆
    ごちそうさま〜

    ふぇてぃっしゅ的たのしみ・・・「ギンプ」.....猫のなまえ。おきにいり。
  • 地下室の箱
    今度は、妊婦が拉致され、暴行を受けます。
    「隣の家の少女」よりは、救いがありますね。
    しかし、こんな本ばかり読んでいると変だと思われるかしらん?
  • 地下室の箱
    こりゃ怖い。突然気狂いに拉致されて、地下室でのすさまじい拷問。この変態の背景をもっと知りたかった気がするけど、頭にかぶせられる箱が一番怖かった・・・
  • オンリー・チャイルド
    結婚した相手を見限った途端に、息子の妙な兆候に気づく母。最低なオッサンです。吐き気と涙で、子供を持ってる人には辛すぎる話。
  • 黒い夏
    昨今の社会情勢から、てっきり自主規制がかかったのかと思っていた、
    ケッチャムの久々の新刊!
    なんの理由もなく、キャンプ場に来ていた二人の少女を撃ち殺したレイ。
    刑事のチャーリーとエドは、最初から彼を疑っていたが、証拠がなく逮捕できなかった。
    4年後。
    レイは麻薬とセックスに明け暮れるだけで、特に何も...続きを読む
  • オンリー・チャイルド
    相変わらず鬼畜な話だ。

    幼児虐待ものとでも言うのかな。
    で裁判ものになって、最後はやはり後味悪し。

    今までの中では、一番余韻があったかな。すこぶる嫌な余韻だけど。
    ちょっと『ブラジルからきた少年』を思い出した。
    かなり主人公に同情する話だけど、やはり救いがない。全くない。

    途中、いきなりシリア...続きを読む