くぼたのぞみのレビュー一覧
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アフリカの作家による小説第2弾。今回は短編集で、一つ一つの話が長くなく、軽快でテンポもよく、読みやすい。どの小説にも共通しているのは、「人種差別」と「土着文化とアメリカ文化の大きな違い」。これは、なかなか無くならないもので、「なにかが首の周りにある」という不気味な表現(当事者には感覚なのだろう)は言...続きを読むPosted by ブクログ
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あらゆる差別や偏見,戦争,階級闘争,断絶と断罪,信仰と信念…あらゆるものが混ざり合って出来上がっている世の中と言う「壺の底」から眺めた風景を擬似体験する様に読んだ.
無知と傲慢を,抉り出して曝け出されたような気分…
アフリカ系の名前の馴染みのなさについて行けず,没入しきれなかったか,また時間を置いて...続きを読むPosted by ブクログ -
トーク(2012年TED=アフリカのことに焦点をあてる会議)をまとめたもので、読みやすかったです。
千年前、人類が生き延びるために身体的に強靱な男性が指導者になるのはわかるけど、今日まったく異なる世界になっても、ジェンダーをめぐる問題は進化していない!
「ジェンダーについての問題は解決しなきゃ、良く...続きを読むPosted by ブクログ -
TEDトークに加筆したもの。
すぐ読めるんだけど、分かりやすく大事なことが書いてある。
英語でも読みたい。Posted by ブクログ -
『何かが首の周りに』は読みたい本。
作者が2012年にTED❌Eustonで行ったスピーチに加筆したもの。
女であることの困難は国を越える。
どれほど他者に好かれるかを気にして育てられているか気づくことからかな。Posted by ブクログ -
翻訳本だから、少し難しい日本語になっていて読みにくさはあった。
世界にはいろいろな夫婦形式や、状況があるんやなと、自分の「世界」の概念が少し変わった。Posted by ブクログ -
舞台はアフリカだったりアメリカだったり、登場人物たちも様々な人種ですが、あっこの感覚は味わったことがある…と思うことしきりでした。
生きづらさはどこにでもある、でもそんな中でも強く生きる女性たちが眩しい。
「ひそかな経験」「なにかが首のまわりに」「明日は遠すぎて」が特に印象的でした。ひそかな経験、は...続きを読むPosted by ブクログ -
TEDのスピーチを書籍化したもの。
すごくわかりやすく、うん、うん、そうだよねとすぐ読み通せた。
フェミニストについてよく知らなかったけど、これだけでいいのかしら。
ハードカバーの装丁もスタイリッシュで良いと思います。でも、この程度の分量なら無駄を省いてZINEみたいな冊子にしてワンコインくらいで売...続きを読むPosted by ブクログ