くぼたのぞみのレビュー一覧

  • 男も女もみんなフェミニストでなきゃ

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    「そう、ジェンダーについてつらい思いをしてる人いるよね。だから良くしなきゃ」
    そう思ってる人はみんなフェミニストだと、私も思う。
    言葉のリセット、賛成です。

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    2024年03月12日
  • 曇る眼鏡を拭きながら

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    お二人の往復書簡、とても興味深かったです。素敵な文章がたくさんあって、穏やかで、あたたかくて、春風みたいな本でした。そして読んでみたい本が増えました。

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    2024年01月09日
  • なにかが首のまわりに

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    読んでて私は、異邦人の女の人の話が好きだと思った
    国を出た、居場所がない、親しい男、家族になじめない等の、現在の自分のいる場所に違和感を持つ女たち。とても自立しているようで寂しい人。

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    2023年11月13日
  • なにかが首のまわりに

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    アフリカ関係の本は、滝田明日香さん以来。(そうえいばキリマンジャロ登山の本とバッタの本は読んだ!)
    滝田さんが繰り広げるエピソードは、私の知らない世界であり、わくわくしながら読んだことを覚えている。

    本書の、チママンダさんは、世界的に活動されている。
    本の評価が高いことは知っていたけれど、活動拠点はアフリカではなくアメリカ。来日もしていて、松たか子さんが朗読???
    なんとも驚くものがある。

    アフリカに私は行ったことなく、はっきり言って知らない世界である。
    それをいいことにアフリカのイメージが作られてきた感がある。
    それを証明するものが、FACTFULNESSのチンパンジーアンケートである。

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    2023年10月02日
  • パープル・ハイビスカス

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    「発掘王への道#5」はチママンダ・ンゴズィ・アディーチェの『パープル・ハイビスカス』です

    海外作品も発掘します
    王ってそういうことですから
    苦手分野ないのが王ですから

    まずは作者紹介から!
    訳者あとがきから抜粋!(一部省略)
    1977年生まれ。ナイジェリア南部のエヌグで、イボ人(ナイジェリアの民族の一つ)の両親の六人の子どもの五番目として生まれた。父親はナイジェリア初の統計学教授でナイジェリア大学の副学長を務めた人。
    ナイジェリア大学で薬学と医学を学び始めたが、十九歳で米国にわたり、コミュニケーション学と政治学を学び、その頃から作品を書き始めました
    本作は作者の第一長編で、ハーストン/ライ

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    2023年09月16日
  • 男も女もみんなフェミニストでなきゃ

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    男性優位の世界を見てここがおかしいと言う本。女性差別あるあるだよね、ということが穏やかな口調で満遍なく書かれているのでフェミニズムに目覚めていない人向け。
    「ジェンダーについて話すのは居心地の悪いこと。現状改革は面倒だから。なんでフェミニストって語を使うの?という話もあるが、それは「人権」という大きい言葉ではごまかしになるから。」
    私も、わざわざ嫌われる言葉を使わなくていいんじゃないかと思っていた。でもそれはずっと長い間無視されてきた女性の人権を無視することとあった。自省。

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    2023年07月04日
  • 男も女もみんなフェミニストでなきゃ

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    読みやすい!
    語りベースだからなのかもしれないけど、とっつきにくくない
    めちゃくちゃいい言葉たくさんあって、あとで読み返したい

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    2023年04月05日
  • なにかが首のまわりに

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    アメリカーナが面白かったので、こちらも読んでみた。
    一つ一つがとても短い話なのに、一話終わるたびに感じる余韻がすごい。本書で描かれている、ナイジェリアとアメリカの空気、それぞれの女性たちの感受性や生きる力などに触れ、視界が開けるように感じた。世界は広い。

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    2023年04月02日
  • 男も女もみんなフェミニストでなきゃ

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    文化的な背景知識などがないためにやはり一部わかりにくい表現や理解しきれていないと感じる場面があったのが残念だった(完全に個人の問題)

    アフリカでは(日本とはまた違う)フェミニズムもその他の人権問題もまだまだ山積みで、一見フェミニズムはそれらよりも軽んじられている印象があったけれど、それはアフリカでなくどこの国や地域でも同じだと改めて感じた(フェミニズムはしばしば後回しにされがち、もしくはもはや改善されたと思われがち)

    話者の語る様々な場面での男尊女卑を実感するシーンは、詳細さえ違えどきっと世界のどこでも起こっているものばかりで、身に覚えのあるようなものも多かった。

    人間としてではなく、な

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    2022年11月23日
  • 男も女もみんなフェミニストでなきゃ

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    広いフェミニストの定義を教えてくれる。あ、私もフェミニストかも、そんな発見がある。
    私は、ジェンダーフリー
    の立場で男性、女性気にしないでやっていこうぜ
    と考えることが多かったけど、その姿勢じゃ女性であることで発生している問題を覆い隠すことになると再認識させられた。
    そうなった時に男性とは何か。女性とは何か。仮にその判断が性自認に委ねられるとき、人は何をもって男性であると認識し、女性であると認識するのか。もしくは認識しないのか。
    そんな問いや気づきをくれた1冊です。
    文量等から人によっては物足りないかもしれません。

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    2022年10月06日
  • パープル・ハイビスカス

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    ナイジェリア南部の町エヌグの大きな屋敷に住む、15歳の少女・カンビリ視点で描かれる物語。
    物語、と読んでいいのか悩むほどに生々しい部分もある。
    身一つで会社を起こし、世間では敬われているカンビリの父は、敬虔すぎるまでのカトリック教徒であり、腐敗したナイジェリア政権を批判し立て直すべく、政権批判の新聞社にも多大な協力をする人だ。
    しかし尊敬される反面、過度に偏った思想と信仰心を持つ父親は、カンビリやカンビリの兄ジャジャには常に学校で一番でいることや、敬虔なカトリック教徒であることを強要し、家族が罪を犯したと認識した時には母親や子どもたちに酷い暴力と暴言を何度も何度も振るった。
    異教徒である実の父

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    2022年10月02日
  • 男も女もみんなフェミニストでなきゃ

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    そうとは知らずに読んだが前に見たことがある「シングルストーリーの危険性」のTEDのアディーチェさんだった。

    断定的ではなく、それぞれ意見があるテーマだと思うが、寄り添う礼儀正しい筆者の姿勢のおかけで気持ちよく読むことができて、面白かった。

    なにより自分の意見を文字にしてここまで人を動かせたり、共感させたりすることができる彼女の着眼点と才能は本当にすごい。

    男も女もフェミニストであること、両性が平等であるとみんなが信じるようになったらなんて素敵だろう。

    ただ今は社会のスキームが、両性が不平等でない人が作ったものになってしまってるから難しいなあと。まっさらな何もない状況でみんながそれぞれ平

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    2022年08月05日
  • パープル・ハイビスカス

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    ネタバレ

    遥か遠いナイジェリア
    少女が語る物語に悲壮感はない
    家長であるパパ、敬虔な信者で、今の自分を確立した礎になっている大事な信仰が故、愛するが故の過ちへの断罪は容赦なく、言葉にならない
    心を明らかにできず、苛立ちにうまく対処できない彼も悲しいけれど、それを差し引いても、どれだけ愛があったとしても
    はやく大人になって
    何も知らない子供たちには憐憫の念しかない

    「パープルハイビスカス」
    タイトルの意味は重い

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    2022年08月04日
  • なにかが首のまわりに

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    読書の醍醐味、
    知らない世界を知る、
    そんな作品でした。

    自分もアフリカやアメリカの地に居合わせたような
    そんな感覚を抱かせるシーンが山ほど。

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    2022年08月02日
  • 男も女もみんなフェミニストでなきゃ

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    フェミニストであるということと「フェミニスト」という言葉にいかに多くのマイナスイメージが背負わされているかについて考えた。翻訳は少し読みにくいので原書でも読みたい。後で動画も他の著作も見たり読んだりしたい。

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    2022年06月09日
  • パープル・ハイビスカス

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    ネタバレ

    それがですね、しんどいんですよ。国の情勢も、父親の支配も、読んでいてつらい。従順に暮らしてきた15歳のカンビリが、イフェオマおばさんの家に行って初めて知る、賑やかな食事の時間やおしゃべり。圧倒されながらも、そりゃ引きつけられるだろうなあ。

    しんどいながらも、最後のほうには力強さも感じる。それが何なのかを少し考えてみたいと思う。

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    2022年06月06日
  • なにかが首のまわりに

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    セル・ワン
    イミテーション
    ひそかな経験
    ゴースト
    先週の月曜日に
    ジャンピング・モンキー・ヒル
    なにかが首のまわりに
    アメリカ大使館
    震え
    結婚の世話人
    明日は遠すぎて
    がんこな歴史家

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    2022年05月24日
  • 半分のぼった黄色い太陽

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    「アフリカ」と大雑把に語ることの無意味さを改めて反省。自らの無知と偏見をいくつも自覚させられ、非常に勉強になった。

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    2022年04月24日
  • 男も女もみんなフェミニストでなきゃ

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    本が苦手でもスイスイ読めます。
    フェミニストというと主張が強くて過激というネガティブなイメージを抱いていましたが、そういう人ばかりじゃないんですね。

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    2022年04月08日
  • なにかが首のまわりに

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    アフリカ/ナイジェリアのさまざまステレオタイプにまつわる短編集。
    人種、ジェンダー、植民地支配の歴史、内戦、宗教/文化、移民などさまざまな観点でストーリーが描かれていてこまめに読みやすい作品。
    とても豊かな表現で海外著独特の表現があり、海外図書不慣れな私にとってはやや理解に時間がかかる部分もあったが、地域や時代、文化が異なるなかでも共感できる点があり、面白かった。

    個人的には訳者あとがきで著者の背景や活動を知ることでさらに内容を深められた

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    2022年03月03日