くぼたのぞみのレビュー一覧

  • なにかが首のまわりに

    Posted by ブクログ

    アフリカ関係の本は、滝田明日香さん以来。(そうえいばキリマンジャロ登山の本とバッタの本は読んだ!)
    滝田さんが繰り広げるエピソードは、私の知らない世界であり、わくわくしながら読んだことを覚えている。

    本書の、チママンダさんは、世界的に活動されている。
    本の評価が高いことは知っていたけれど、活動拠点はアフリカではなくアメリカ。来日もしていて、松たか子さんが朗読???
    なんとも驚くものがある。

    アフリカに私は行ったことなく、はっきり言って知らない世界である。
    それをいいことにアフリカのイメージが作られてきた感がある。
    それを証明するものが、FACTFULNESSのチンパンジーアンケートである。

    0
    2023年10月02日
  • パープル・ハイビスカス

    Posted by ブクログ

    「発掘王への道#5」はチママンダ・ンゴズィ・アディーチェの『パープル・ハイビスカス』です

    海外作品も発掘します
    王ってそういうことですから
    苦手分野ないのが王ですから

    まずは作者紹介から!
    訳者あとがきから抜粋!(一部省略)
    1977年生まれ。ナイジェリア南部のエヌグで、イボ人(ナイジェリアの民族の一つ)の両親の六人の子どもの五番目として生まれた。父親はナイジェリア初の統計学教授でナイジェリア大学の副学長を務めた人。
    ナイジェリア大学で薬学と医学を学び始めたが、十九歳で米国にわたり、コミュニケーション学と政治学を学び、その頃から作品を書き始めました
    本作は作者の第一長編で、ハーストン/ライ

    0
    2023年09月16日
  • なにかが首のまわりに

    Posted by ブクログ

    アメリカーナが面白かったので、こちらも読んでみた。
    一つ一つがとても短い話なのに、一話終わるたびに感じる余韻がすごい。本書で描かれている、ナイジェリアとアメリカの空気、それぞれの女性たちの感受性や生きる力などに触れ、視界が開けるように感じた。世界は広い。

    0
    2023年04月02日
  • パープル・ハイビスカス

    Posted by ブクログ

    ナイジェリア南部の町エヌグの大きな屋敷に住む、15歳の少女・カンビリ視点で描かれる物語。
    物語、と読んでいいのか悩むほどに生々しい部分もある。
    身一つで会社を起こし、世間では敬われているカンビリの父は、敬虔すぎるまでのカトリック教徒であり、腐敗したナイジェリア政権を批判し立て直すべく、政権批判の新聞社にも多大な協力をする人だ。
    しかし尊敬される反面、過度に偏った思想と信仰心を持つ父親は、カンビリやカンビリの兄ジャジャには常に学校で一番でいることや、敬虔なカトリック教徒であることを強要し、家族が罪を犯したと認識した時には母親や子どもたちに酷い暴力と暴言を何度も何度も振るった。
    異教徒である実の父

    0
    2022年10月02日
  • パープル・ハイビスカス

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    遥か遠いナイジェリア
    少女が語る物語に悲壮感はない
    家長であるパパ、敬虔な信者で、今の自分を確立した礎になっている大事な信仰が故、愛するが故の過ちへの断罪は容赦なく、言葉にならない
    心を明らかにできず、苛立ちにうまく対処できない彼も悲しいけれど、それを差し引いても、どれだけ愛があったとしても
    はやく大人になって
    何も知らない子供たちには憐憫の念しかない

    「パープルハイビスカス」
    タイトルの意味は重い

    0
    2022年08月04日
  • なにかが首のまわりに

    Posted by ブクログ

    読書の醍醐味、
    知らない世界を知る、
    そんな作品でした。

    自分もアフリカやアメリカの地に居合わせたような
    そんな感覚を抱かせるシーンが山ほど。

    0
    2022年08月02日
  • パープル・ハイビスカス

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    それがですね、しんどいんですよ。国の情勢も、父親の支配も、読んでいてつらい。従順に暮らしてきた15歳のカンビリが、イフェオマおばさんの家に行って初めて知る、賑やかな食事の時間やおしゃべり。圧倒されながらも、そりゃ引きつけられるだろうなあ。

    しんどいながらも、最後のほうには力強さも感じる。それが何なのかを少し考えてみたいと思う。

    0
    2022年06月06日
  • なにかが首のまわりに

    Posted by ブクログ

    セル・ワン
    イミテーション
    ひそかな経験
    ゴースト
    先週の月曜日に
    ジャンピング・モンキー・ヒル
    なにかが首のまわりに
    アメリカ大使館
    震え
    結婚の世話人
    明日は遠すぎて
    がんこな歴史家

    0
    2022年05月24日
  • 半分のぼった黄色い太陽

    Posted by ブクログ

    「アフリカ」と大雑把に語ることの無意味さを改めて反省。自らの無知と偏見をいくつも自覚させられ、非常に勉強になった。

    0
    2022年04月24日
  • なにかが首のまわりに

    Posted by ブクログ

    アフリカ/ナイジェリアのさまざまステレオタイプにまつわる短編集。
    人種、ジェンダー、植民地支配の歴史、内戦、宗教/文化、移民などさまざまな観点でストーリーが描かれていてこまめに読みやすい作品。
    とても豊かな表現で海外著独特の表現があり、海外図書不慣れな私にとってはやや理解に時間がかかる部分もあったが、地域や時代、文化が異なるなかでも共感できる点があり、面白かった。

    個人的には訳者あとがきで著者の背景や活動を知ることでさらに内容を深められた

    0
    2022年03月03日
  • なにかが首のまわりに

    Posted by ブクログ

    アフリカ世界だけど(ナイジェリア)、フェミニズムな内容も含まれている。遠い世界だけど、この屈辱わかる、と共感を覚えることが多い。

    0
    2021年12月26日
  • アメリカーナ 下

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    愛の物語であるとともに、
    主人公の成長、
    すなわちアイデンティティの確立が語られる物語。

    なぜ二人は外国に行かなければならなかったのか。
    純粋に愛し合い、魂も美しいというのに。
    それは、国内にいたままでは
    自分で立つことができるほどの力はなく、
    やがてナイジェリアに飲み込まれてしまうことになっただろうから。
    それぞれが異文化の中で生きることで、
    外国の醜さを感じつつも、
    アメリカやイギリスという「個人」で生きることに触れて、彼らの魂も「自分自身」を形作っていくのだ。
    やがて彼らは母国へと帰ることになるのだが、
    それは敗北や逃避、あるいはただの郷愁ではない。
    なぜなら帰国しても違和感を覚え続け

    0
    2021年11月10日
  • 鉄の時代

    Posted by ブクログ

    アパルトヘイト時代の南アフリカを舞台にしているから、アパルトヘイトの実態を告発し批判する意図ももちろんあるのだろうが、それだけにとどまらず、受け入れられない状況の中でいかに生きるのか、いかに引き裂かれるのか、について問うているのだと思う。なぜ、ガンを告げられ余命いくばくもない主人公が祖国を捨てた娘に残した手紙は、主人公の家に住み着いたホームレスであるファーカイルに託されるのだろうか。新しい世代から拒絶される旧世代の過ち、恥をファーカイルに託しているようにも思う。

    0
    2021年10月17日
  • なにかが首のまわりに

    Posted by ブクログ

    まだ数本しか読んでいないけれどこれまでに読んだことのない感覚の本。
    文体も独特だしそこはかとない不安を漂わせたまま終わる物語も。
    この一冊だけでなく何冊か読んでみたい著者。

    0
    2020年11月23日
  • 半分のぼった黄色い太陽

    Posted by ブクログ

    まるで目の前にアフリカナイジェリアの暮らしがあるような生き生きとしたストーリーテリングの果てにたどり着く、圧倒的な戦争の虚しさと喪失感よ。

    0
    2020年08月23日
  • アメリカーナ 上

    Posted by ブクログ

    この本は今読むべき本だと思い、手にとった。

    ナイジェリア出身の主人公イフェメルがアメリカに渡り、アメリカでの黒人の階級が低い事を痛烈に体感する。

    人種差別について深く考えたことがない私は驚きやら悲しみやら初めての感覚を味わった。

    0
    2020年07月03日
  • アメリカーナ 上

    Posted by ブクログ

    上手く口には出せない思い。表に出ることのない感情。そうしたものを可視化して、たくさんの人に伝えることが出来るのが、小説や文学の強みかな、と思います。

    そして、その強みを存分に発揮している作家の一人が、このチママンダ・ンゴズィ・アディーチェ。彼女の描く”ナイジェリア人”から見たアメリカの姿は、社会や文化、そして生活に埋め込めまれ、意識されることすらなくなっているかもしれない、偏見や差別、アメリカに住むアフリカ系の人々の苦悩を映し出します。

    上巻で主に描かれるのは、イフェメルというナイジェリア出身の女性。主に彼女が留学するまで、そして留学後のアメリカでの生活が描かれます。

    希望を抱いてアメリ

    0
    2020年01月30日
  • アメリカーナ 下

    Posted by ブクログ

    ナイジェリア、イギリス、アメリカを往き来する現代の移民の性差や階級、差別に恋愛。

    圧巻800ページの旅でした。

    0
    2020年01月12日
  • マイケル・K

    Posted by ブクログ

     これがクッツェー初読みで、南アフリカの作家ってチュツオーラみたいな感じかね、と思ったら全く違った。正統派の端正な文学。
     主人公のマイケルは、いろんなものから支配を受ける。耐えられなくなると、何もかも放り出して原野に逃げていく。第三者視点で見ると、もっと上手くやれるだろう・他に逃げ方があるだろうと思う。しかし、彼に愚行を犯す権利はないのか。一方的に冷静な正しさを押し付けることは、まるで西洋国家が植民地に対して押し付けた様々な政治制度を想起させる。支配する側は自分にとって都合の良い秩序を押し付けているだけなのかも。そんなことを思った。

    0
    2018年05月02日
  • 半分のぼった黄色い太陽

    Posted by ブクログ

    赤、黒、緑の3色の真ん中に半分のぼった黄色い太陽の図柄。

    これは、1967-70年に存在したビアフラ共和国の国旗である。
    あるクーデターから端を発し、イボ人に対する虐殺などが度々起こった結果、イボ人は結束して、「ビアフラ」として、ナイジェリアからの独立を宣言した。
    しかし、彼らの持つ石油を連邦政府が手放すわけはなく、戦争へと突入していく。


    この1960年代前半〜後半にかけての物語が3人の視点で語られる。

    田舎から、スッカという大学町にハウスボーイとしてやってきた少年、ウグウ。
    彼のご主人、オデニボは若き数学者で、毎週末には同僚たちが彼の家に集まりサロンのようになる。


    オデニボの恋人

    0
    2017年06月24日