くぼたのぞみのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ブロガーさんが勧めていて興味を持ち購入。
私はフェミニストなのだと思うけど、きちんと調べたこともないし勉強もしてない、世の動きやニュースを見てそうなのかなと思っていたので、知るところからはじめようと手を出しました。
TEDトークを文に起こしたものなので、大変読みやすく、著者の実体験に基づいたエピソードも多く理解しやすかった気がします。
気がするのは、すんなり読んだだけなので、自分から同じようにアウトプットできるかというとそこまではまだ到達出来ません。
日本のSNSのフェミニズムムーブを見ると、
フェミニストを侮辱する人、フェミニズムを誤解してフェミニズムを推そうとする自称フェミニスト、フェ -
Posted by ブクログ
ナイジェリア出身のグローバルレベルの超エリート著者が書いた短編小説集。たくさんの「違い」や「断絶」が多層的に展開される。それぞれの主人公は、染まる方が、もしくは染まっているふりをする方が社会的に有利で楽だろうと思われる価値観に馴染むことのできないがんこさを持っている。もしくはその価値観が自分たちのものと、どれだけどのように違うかを感じる繊細さを持っている。そこに共感するし、魅力を感じる。二項対立とかじゃなくて多様性(ダイバーシティ)の世界の文学。今はみな多様性の中に生きてるので、誰でも何かに引っかかりそう。ナイジェリアとアメリカ、男女とかだけじゃなく、「違い」は多層的。ナイジェリア国内の貧富、
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Posted by ブクログ
去年『なにかが首のまわりに』で初めてアディーチェという作家を知り、この『アメリカーナ』で彼女の著作を二作読んだことになります。
そして思うのは、この人の視点とそれを表現する感性はとても瑞々しくて、読めば読むほど自分の中に新しい風を吹き込んでくれるということです。
『なにかが首のまわりに』『アメリカーナ』ともに、黒人差別が物語の大きなテーマとなります。黒人差別を描いた小説や映画は、自分も今までいくつか触れてきました。
そして思うのは、それらの作品は人種差別の悲劇や苦しみや怒り、あるいはそれを乗り越える人間の強さというものを、表現していたということです。
そうした作品ももちろん素晴らしいの -
Posted by ブクログ
ずっと読みたいとは思ってたけど見たことがなくて。実際に見てみたら予想の数倍小さくて読み易くて、よかった!!
冒頭の、周りがフェミニストとは〇〇の意味だ」というマイナスイメージを彼女に突きつけていくたびに、「わたしは『男嫌いでなく、男性のためではなくて自分のためにリップグロスを塗ってハイヒールを履く、ハッピーなフェミニスト』」ということになっていくくだりが面白くて、笑ってしまった。
フェミニズム本は時として難しい言葉遣いで性被害の体験を語ったりするものもあって読みにくい物もあるが、これは量も少なく分かり易い言葉で、また被害体験を想起させるような描写も無かったためストレスなく読めた。
ものすごく初 -
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Posted by ブクログ
ネタバレ本書が書かれた80年代の南アといえば、アパルトヘイト政策に対する非難による国際的な孤立と内戦という、国民にとっては大変厳しい時代だったのだろうと想像する。本書にも随所に戦争が色濃く表現されているけれども、主人公が直接戦争に関わっているという訳ではない。主人公は兵士でなく通常の市民だが、そこに描かれているのは主人公の闘いであり、主人公が求めているのはごく普通の自由なのだ。しかしどうしても自由を得ることができない主人公は衰弱していく。それでも、死ぬ自由さえ得ることができないのだ。このような主人公の姿が気高く、美しく感じられるのは何故なのだろうか。
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Posted by ブクログ
斎藤真理子さん曰く「編集は世界を作ること、翻訳は世界を歩くこと」。他人の世界を丁寧に歩いてこられたお二人だからこそ、言葉の扱い方/拾い上げ方、お互いの書簡の読み取り方が、とんでもなく細やかで心地よい。
「塩食いの会」「ヴィーヴァ!藤本和子ルネサンス、ヴィーヴァ!」などのパワーワードが頻出する、藤本和子とリチャード・ブローティガン(わたしは文字のタトゥーを入れるとしたら、『アメリカの鱒釣り』の一節にしようと思っているので)の話を筆頭に、各々が担当された作家やお二人の育児話など、読み応えがありすぎる。
あと、わかってはいたけれど、読みたくなる本の話題がドカドカ出てきて、リストがパンクしそう。