馬田隆明のレビュー一覧
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基本的には起業家向けの思考法のフレームワークなのだが発想方法は応用が効く。ざっくりと足を使って調べて知識を広げて、ツリー構造などを使って思考を深めて、ある程度で手を動かして経験から学ぶのが大切だと理解した。
未来の視点から今の自分のやるべきことを考えると、足がすくむような気がしてしまう。理想と今は程遠く、課題ばかりで、あれもこれもやらなきゃ行けないと思ったりする。課題設定が間違っている可能性だってあるし、捨てないといけないものもあるのかもしれない。この本に書いてあったように、しっかり地に足をつけて、本当にやるべきことに粘り強く取り組みたいと思う。 -
Posted by ブクログ
スタートアップのおもしろさと厳しさが詰まっている一冊。産学連携のスタートアップ支援業界では有名な方が書いています。本書ではすぐ行動しろといいつつ、会社にする前に試せとも言ったり、悪いアイデアが実はよいアイデアになるけど、ほとんどがただの悪いアイデアと言ったり、逆説が満載です。具体的な日本におけるスタートアップの話はほぼありませんが、驚くような成長をするスタートアップの行動や考え方は世界共通のようです。なお、勘違いしやすいポイントですが、スタートアップとはただ起業するのではなく、革新的アイデアや技術で短期間で急成長する組織のことです。前半と後半は面白かったのですが中盤が冗長だったので☆3。
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Posted by ブクログ
タイトルに込めたメッセージがよい。
>仮説思考としてしまうと、思考に重点がいき、行動が軽視される。仮説で重要なのは行動。
>正しい仮説は1回でたてるのは難しく、考えることに集中するのはパフォーマンスが悪い。あくまでも行動が求められているために、仮説行動というタイトルにした。
・仮説で重要なのは、仮説を立てたあとに行動して仮説の是非を確かめ、誤っていた場合に早急に別の仮説を立てることである。
・最上位にあるのが仮説である。仮説に対してwhy so やso what→戦略を立ててwhy so やso what→行動。
・仮説は行動によってこそ成長し、具体的な成果をもたらす。つまり大切なのは仮説か -
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「私は、私と私の環境である。そしてもしこの環境救わないなら、私をも救えない」オルテガ
仕事で関係するので読見始めた本。
起業家(を目指す人)のためというようなタイトルだが、勤め人にも参考となる本。
#成功する起業家は居場所を選ぶ #馬田隆明 #読書記録
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良い選択をするための8つの知恵
1.リフレーミングする
2.「探究」と「深化」の違いを知る
深化がマネジメントの問題だとすれば、探索は基本的にリーダーシップの問題。自分自身のキャリアの「マネジメント」はうまくいっていても、自分のキャリアに対して「リーダーシップ」は取れていなかったのかもしれません -
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<目次>
第1章 総論~テクノロジーで未来を実装する
第2章 社会実相とは何か
第3章 成功する社会実装 4つの原則
第4章 インパクト~理想と道筋を示す
第5章 リスク~不確実性を飼いならす
第6章 ガバナンス~秩序を作る
第7章 センスメイキング~納得感を醸成する
附章 社会実装のツールセット
<内容>
何か社会的に新しいことを始める際に(新しい技術を広める、新製品を売る、政策を実現する、など)、如何に社会的に認知してもらい、実際に普及させるための、さまざまなテクニックの教科書。まさに「教科書」である。問題点は、専門用語が、ほとんどカタカナであること。拒否反応が強い。意 -
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* 起業の準備というのは大体本業のサイドプロジェクトから始まり、往往にしてモチベーションを保つのが難しい。この本はそんな弱い人間の精神力を居場所というツールを使って保っていけるようなノウハウを紹介してくれている。起業に関わらず資格の勉強とか、ダイエットとか、強い意志が必要なケースでは色々と参考になると思う。
* 一緒に時間を過ごす人間がその人を形成するという話。これまではオフの時間の友人関係を意識的に選択してきた自覚はなかった(会いたくない人と会わないというのは無意識でやってきているんだろうけど)が、今後ある程度時間が限られてきたり、行き詰まったりした時には、メンターポートフォリオをつくって意 -
Posted by ブクログ
・世の中に「新しい価値を作ること」と「その価値のどれだけの割合を獲得するか」はそれぞれが独立しているとうこと
・戦略の本質は「何をしないかを選択すること」
・マジックモーメントは一刻も早く
・KPIが従うのはビジョン
・Dropboxは一時、道行く人たちへスタートアップのコーヒーをご馳走する代わりに顧客インタビューをしていた
・社会的に重要で困難だと人が集まりやすい(みんな課題感を抱えているので、共感されやすいから)
・VCから投資を受けるには、逆張り的なアイデアである必要がある
・最初からスケールを狙うのではなく、まず自分たちで動いてみることでどこにボトルネックがあるのかを見る
・サポートを