解像度を上げる――曖昧な思考を明晰にする「深さ・広さ・構造・時間」の4視点と行動法

解像度を上げる――曖昧な思考を明晰にする「深さ・広さ・構造・時間」の4視点と行動法

2,420円 (税込)

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ビジネスリーダー1万人が選ぶベストビジネス書TOP POINT大賞受賞
2024 ITエンジニア本大賞<ビジネス書部門ベスト10>受賞

「ふわっとしている」「既視感がある」「ピンとこない」
誰かにそう言われたら。言いたくなったら。


東京大学 FoundX ディレクターとして、1000名以上の起業家にアドバイス、起業家から圧倒的支持を受ける「神スライド」を多数発信してきた著者が、優れた起業家から見出した解像度が高い人の思考・行動のパターンを徹底解剖!

あなたの今の解像度を診断する穴埋めシート、解像度を上げるための「48の型」など、目の前の仕事、企画、事業にすぐいかせるTips満載。
まずは半年間、粘り強く取り組めば、ほとんどの人に負けない解像度の高さを手に入れられる。


【今の解像度を診断する視点】
●「で、それが何なの?」と聞かれるときは、ユニークな洞察がない
●顧客よりも顧客の課題のことを深く知っているカスタマーマニアになれているか
●競合製品との詳細かつ多面的な比較が言えるか
(「競合はいません」と言っていないか)
●最初の一歩として何から始めるか、具体的に言えるか
●いま設定している課題の理由を7段階以上、掘り下げられるか etc.

【48の型】
●最低100の事例を集める
●本屋に行って、端から端まで本を買う
●最低10ページはインターネットの検索結果を見る
●アンケートではなく、必ずインタビューをする
●50人にインタビューしてようやく入り口 etc.


【目次】
はじめに

1 解像度を上げる4つの視点
解像度とは何か
解像度が高い人が持っている4つの視点
深さ
広さ
構造
時間
基本的には「深さ」が足りない

2 あなたの今の解像度を診断しよう
分からないところが、分かっているか
簡潔に話せるか、ユニークな洞察があるか―「構造」をチェックする
多面的に話せるか―「広さ」をチェックする
その話はどこまで具体的か―「深さ」をチェックする
道筋は見えているか―「時間」をチェックする
ツリーで可視化してチェックする
Column 世界を鮮やかに感じるための解像度

3 まず行動する・粘り強く取り組む・型を意識する
①行動なくして、解像度は上がらない
② 粘り強く取り組む
③ 型を意識する
上げるべきは、課題と解決策の解像度
本書の方法論の全体像
Column どの程度の解像度が必要か?

4 課題の解像度を上げる――「深さ」
課題以上の価値は生まれない
良い課題の3条件
症状ではなく病因に注目する
深さのレベルを意識する
内化と外化を繰り返すことで深めていく
言語化して現状を把握する(外化)
サーベイをする(内化)
インタビューをする(内化)
現場に没入する(内化)
個に迫る(内化)
Why so? を繰り返して、事実から洞察を導く(外化)
習慣的に言語化する(外化)
言葉や概念、知識を増やす(内化と外化の精度を上げる)
コミュニティで深掘りを加速する(内化と外化の精度を上げる)
情報×行動×思考の量をこなす
Column 数字ばかりを追うリスク

5 課題の解像度を上げる――「広さ」「構造」「時間」
「広さ」の視点で、課題の解像度を上げる
「構造」の視点で、課題の解像度を上げる
「時間」の視点で、課題の解像度を上げる

6 解決策の解像度を上げる――「深さ」「広さ」 「構造」「時間」
良い解決策の3条件
「深さ」の視点で、解決策の解像度を上げる
「広さ」の視点で、解決策の解像度を上げる
「構造」の視点で、解決策の解像度を上げる
「時間」の視点で、解決策の解像度を上げる

7 実験して検証する
解像度を上げた後の課題と解決策も、あくまで仮説
MVPを作り、スケールしないことをする
身銭を切ってもらって、課題の大きさを検証する
システムに働きかけて試す
粘り強く改善し続ける
行動することで機会を生む

8 未来の解像度を上げる
課題とは理想と現状のギャップ
未来を描くために必要な「分析」と「意思」
将来世代の視座に立って「あるべき姿」を考える
宇宙の視座に立って、人類の課題を考える
誰かに取り組んでほしい大きな課題に取り組み、未来を受け継ぐ
未来に向けて行動をはじめて、粘り強く考え続ける
Column あなたやチームの未来の解像度を上げる

終わりに
付録:解像度を上げる型一覧


ーーーーー
「提案をつくってみたが、大事な何かが抜けている気がしていて、モヤモヤが晴れない」
「この人の話は地に足がついていなくて、ふわふわしている」
「言いたいことは分かるけれど、説得力が弱いように感じる」

仕事をする中で、こんな経験をしたことはないでしょうか。
議論の見通しが悪いときや、言説の内容が曖昧なとき、論点がはっきりとしないとき、物事を十
分に理解できていないと感じたとき……。カメラのピントがあっていなかったり、視力の悪い人が
眼鏡なしであたりを見ようとして、世界がぼやけて見えたりするような感覚、とも表現できるでしょ
うか。
しばしばこうした思考の状態のことを「解像度が低い」と言います。逆に、明晰な思考ができて
いる状態のことを「解像度が高い」と表現します。

筆者は10年近く起業家支援を行ってきましたが、これまで接してきた中で優秀だと思える起業家
はまさに「解像度が高い」人たちでした。彼ら彼女らに取り組んでいる領域のことを聞くと、明確
かつ簡潔で分かりやすい答えが返ってきます。

顧客が今困っていることを深く知っていて、顧客は週に何度その課題を体験し、解決のためにどんな競合製品を活用しており、どんな工夫や裏技をほどこして効果的に使っているか、そのときの顧客の感情はどういったものかといった細かいところまで話してくれます。話を聞くうちに一人の顧客像がはっきりと見えてくるかのようです。
(はじめにより)
ーーーーー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    本書の読書目的:
    自身の現在の解像度チェック + 解像度を上げるにはどうしたら良いのかを学ぶため。

    個人的要約:
    「深さ」、「広さ」、「構造」、「時間」の4つの視点において、「情報」、「思考」、「行動」の量と質を上げていくことで解像度も上がっていく。

    感想:
    主に起業家やこれから起業を考えてい

    0
    2025年11月30日

    Posted by ブクログ

    普段何気なく使う「解像度が低い」という言葉。
    実際に解像度とはなんなのか?と問われると、うまく答えることができない。
    課題と解決策のしてから解像度を上げる方法が学べ、解像度とは何なのか。そのイメージが掴めるようになる一冊になっています。

    0
    2025年11月09日

    Posted by ブクログ

    一昔前にロジカルシンキングやフレームワークの本がたくさん出版社されたが、本書は現在でのロジカルシンキング入門という印象。

    昔の本にありがちな、コンサル視点で現場視点がないということは無いし、スタートアップ視点もあるのが本書ならでは。

    新卒でロジカルシンキングを学びたい方は、2025年現在なら本書

    0
    2025年10月25日

    Posted by ブクログ

    ところどころ、スタートアップの経営者向けの事例だったり、抽象的な話は飛ばし読みしたけど、

    課題と解決策の設定のしかた、それぞれに対していかに解像度を上げられるかが重要ということが改めてわかった。仕事に活かせそう

    0
    2025年10月19日

    Posted by ブクログ

    仕事の中で、タスクや成果物に対して質問が浮かんで来なかったり、質問に答えられなかったり、まさに「解像度が低い」状態が課題だったから、その状況を脱したくて購入。

    途中、企業を目指すひと向けかと思ったけど、そんなことなくて、日々の仕事でも活かせる内容だった!

    考えが浮かんだとき、まずは"s

    0
    2025年09月02日

    Posted by ブクログ

    結局は、行動する事で解像度を上げるしかないわけですが。

    水平方向、垂直方向、時間軸と、意識して損のないことばかり、基本の基ですが、しっかりと芯をとらえているように思いました。

    ビジネスアイディアを考える前に、是非一読しておきたい本。

    0
    2025年08月05日

    Posted by ブクログ

    これは名本。ただ単に深く考えよう、ではなく、解像度を高める方向とその手段が明確な型になっているのが実践的。仕事での課題解決だけでなく、私生活でモヤモヤするような事も論理的に考えられそうで期待大。
    いつでも書けるように、机の上だけでなくカバンにも紙とペンを常備しておこう!

    0
    2025年07月27日

    Posted by ブクログ

    思考はセンスではなくスキルである。イノベーションのプロセスとは、センスではなくスキルである。再現可能な“観察と構造化”の繰り返しによって、イノベーションは為される。

    しかしながら一方で、市場や事業内容によって、その使い方は異なる。曖昧な状況をどう整理し、どう意味づけ、どう行動につなげるか。そういっ

    0
    2025年07月26日

    Posted by ブクログ

    研究室生活で学んだことや自分に足りないと考えていたことが分かりやすく書かれていて、非常に学びの多い書籍であった。

    0
    2025年04月21日

    Posted by ブクログ

    包括的に課題の整理の仕方とその解決策の考え方について、わかりやすく説明してくれている。主として、ビジネス関係だかそれにかかわらず応用できそう。

    0
    2025年12月19日

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