あらすじ
「ふわっとしている」「既視感がある」「ピンとこない」
誰かにそう言われたら。言いたくなったら。
解像度が高い人は、どう情報を集め、なにを思考し、いかに行動しているのか。
スタートアップの現場発。2021年SpeakerDeckで最も見られたスライド、待望の書籍化!
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Posted by ブクログ
本書の読書目的:
自身の現在の解像度チェック + 解像度を上げるにはどうしたら良いのかを学ぶため。
個人的要約:
「深さ」、「広さ」、「構造」、「時間」の4つの視点において、「情報」、「思考」、「行動」の量と質を上げていくことで解像度も上がっていく。
感想:
主に起業家やこれから起業を考えている人がメインターゲットのような印象は受けたが、ビジネスに対する姿勢という観点では幅広い層にとって学びの多い内容だと感じた。
特に「深さ」と「行動」が強調されており、自身にも必要なポイントだと強く共感しました。
Posted by ブクログ
普段何気なく使う「解像度が低い」という言葉。
実際に解像度とはなんなのか?と問われると、うまく答えることができない。
課題と解決策のしてから解像度を上げる方法が学べ、解像度とは何なのか。そのイメージが掴めるようになる一冊になっています。
Posted by ブクログ
一昔前にロジカルシンキングやフレームワークの本がたくさん出版社されたが、本書は現在でのロジカルシンキング入門という印象。
昔の本にありがちな、コンサル視点で現場視点がないということは無いし、スタートアップ視点もあるのが本書ならでは。
新卒でロジカルシンキングを学びたい方は、2025年現在なら本書を最初に読むことをお勧めしたい。
Posted by ブクログ
ところどころ、スタートアップの経営者向けの事例だったり、抽象的な話は飛ばし読みしたけど、
課題と解決策の設定のしかた、それぞれに対していかに解像度を上げられるかが重要ということが改めてわかった。仕事に活かせそう
Posted by ブクログ
解像度を上げる方法が具体的に説明されている。できることからやってみたいと思った。
・行動なくして解像度は上がらない。高い解像度に達していない人は、行動力が足りていない。高い解像度は、「情報」と「思考」と「行動」の組み合わせで至る。情報や思考が粗い状態でも、とにかく最初に行動しはじめることをおすすめします。
・情報を得たらすぐに行動し、行動をして情報を得たらまた深く思考する。これを短時間で繰り返すことが解像度を上げるコツ。
・筆者の経験則。少なくとも200時間の情報と思考と行動に使わなければ、最初のそこそこの良いアイデアにたどり着くことはできません。最初のアイデアの良しあしを検証するには、200~400時間ぐらいの活動時間が必要。
・視座を高くする。おすすめは2段階上の人の視座から見ること。視座の高い人と会話する。
Posted by ブクログ
仕事の中で、タスクや成果物に対して質問が浮かんで来なかったり、質問に答えられなかったり、まさに「解像度が低い」状態が課題だったから、その状況を脱したくて購入。
途中、企業を目指すひと向けかと思ったけど、そんなことなくて、日々の仕事でも活かせる内容だった!
考えが浮かんだとき、まずは"so why"を考えることで、理由やそれに対する自身の意見を言葉で伝えられるようにしてみよう。
Posted by ブクログ
結局は、行動する事で解像度を上げるしかないわけですが。
水平方向、垂直方向、時間軸と、意識して損のないことばかり、基本の基ですが、しっかりと芯をとらえているように思いました。
ビジネスアイディアを考える前に、是非一読しておきたい本。
Posted by ブクログ
これは名本。ただ単に深く考えよう、ではなく、解像度を高める方向とその手段が明確な型になっているのが実践的。仕事での課題解決だけでなく、私生活でモヤモヤするような事も論理的に考えられそうで期待大。
いつでも書けるように、机の上だけでなくカバンにも紙とペンを常備しておこう!
Posted by ブクログ
思考はセンスではなくスキルである。イノベーションのプロセスとは、センスではなくスキルである。再現可能な“観察と構造化”の繰り返しによって、イノベーションは為される。
しかしながら一方で、市場や事業内容によって、その使い方は異なる。曖昧な状況をどう整理し、どう意味づけ、どう行動につなげるか。そういった“思考の見えないプロセス”をいかに明確化させるかはなかなか難しいところがある。
本書ではその“思考の見えないプロセス”を丁寧に言語化している。それを「解像度」と定義し、「深さ・広さ・構造・時間」の4つの軸をもとに、解像度を高めることが必要な思考のプロセスである、と。
何かに違和感を持つことがイノベーションの始まりなら、それをそのままに表層的に整理するだけではなく、「深く掘る」「幅を広げる」「構造を解きほぐす」「時間軸で追う」。
また同時に、行動の必要性も説いている。考えるために必要なのは、机の前でうなることじゃない。仮説を立てて、現場に出て動き、予想外のデータに出会い、そのズレを起点に再構造化し、問いを立て直す──そうした“試行錯誤の型”を持つことこそが、まさにスキルなのだ。
イノベーションを考えるなら、「顧客はなぜそう“言った”のか?」より「顧客はなぜそう“行動した”のか?」を見る顧客行動起点が重要だ。そこに変化の予兆を捉えて、未来を描くことこそがイノベーションだ。本書は、その行動の裏にある「顧客が無意識に選んでいる現実」を構造的に見抜き、新しい解釈を提供するためのレンズをくれる。
『解像度を上げる』は、「よく考える」だけなのが、幻想だと気づかせてくれる。思考とは、スキルであり、設計であり、構造化なのだ。
アイデアが“ひらめき”に頼りすぎていると感じている人に読んでほしい。「顧客の課題に向き合う」という小手先のテクニックに縛られている人に読ませてほしい。イノベーションとは、誰かの言葉ややり方ではなく、自分の脳で世界を見ることが重要だ。本書は“自分だけの思考のフレーム”を手に入れるための、確かな道しるべになる。
読み終えたとき、自分の思考の粗さに気づき、世界の解像度が1段階あがる。そんな一冊だ。
Posted by ブクログ
世界や社会を、そして人の心や営みを、より鮮やかに知るためのヒント
解像度の4つの視点「深さ」「広さ」「構造」「時間」
解像度を上げるための3つの基本姿勢「情報・思考・行動」「粘り強さ」「型」
高い解像度には、情報と思考と行動の組み合わせが必要。
まず行動する、粘り強く取り組む、型を意識する
型とは、先人たちの成功と失敗の積み重ねによって生まれた、ベストプラクティスの塊。守破離。型があるから型破り、型がなければ型なし。
Posted by ブクログ
解像度を高くするためには、広さ・深さ・構造・時間の4つの視点が必要。
その事を理解してから、改めて物事と対面した時には"今足りていないのはどの要素か"という視点で考えられるようになりました。
自分だけではなく、部下に考え方を指導する時にもこの視点は大切で、そのスタッフの解像度には何が足りないのかを把握する事で、今までよりも少し身のあるフィードバックができるようになった気がしています。
Posted by ブクログ
深さ・広さ・構造・時間の型を情報×思考×行動で回す。まずは知識。徹底的に調べ、その分野のマニアになる。センスは知識かははじまる。ただ、勉強・熟慮ではなく行動、フォローアップ。すぐにメモ取り。6W3H(whom/how much/how often)。書く、喋る。レイヤーを上下して深掘り。2段階上の人の視座。重要な課題は10のうち2か3。広さは日々の地道な努力。物事はグラデーション。曖昧さや複雑さに向き合う。協力者には定期的にフォローアップ。地球は先祖から受け継いだものではなく、子どもたちから借りたもの。
Posted by ブクログ
著者が出会ってきた起業家・新規事業担当者の解像度の高い思考のパターンを明文化した本。行動することが重要。論文は書いてみてから課題を明らかにして実験に移る。とにかく書くこと、の説明の時の気にすべき点はそのまま論文執筆する時に気をつける点。why so?は新しい思考を誘発するために使い、人の攻撃にならないよう注意すること。言語化の習慣化はメモを取るところから。
Posted by ブクログ
解像度が高いとは物事を深く理解している状態。
解像度には「深さ・広さ・構造・時間」がある。
深さとはロジックツリーにしたときの長さ、より詳細。
広さとはロジックツリーの幅。
構造とはそれぞれの関係性。
時間とは時間による変化。
解像度を高めるには考えるとともに行動することでしか先には進めない。
ビジネスにおいては「顧客の課題」と「競合との差」の解像度を高めることが重要。
特に顧客の課題の設定。課題の大きさがなければそれ以上の価値は生まれない。課題の解像度を高め見極め解決することが、価値あるビジネスとなる。
Posted by ブクログ
解像度を上げる
2025.08.29
深さ、広さ、構造、時間 この観点から評価する。
常に納得して受け入れるのではなく、受け取ったら吟味して疑問、不明点がないか確認。
Posted by ブクログ
・まずは最小限で一番大事なことにリソースを投下してFBをもらう。
・知識を持って思考しても行動しないと解像度は高まらない
・先人の知識や型を最初は徹底して、守破離していくことが成果の最短ルート
・「深さ、広さ、構造、時間」を深めることで解像度を上げる。そのプロセスには知識や行動で集めた情報をベースに思考して改善を繰り返していく
・視座や視野を広げてみる。現場は現場のことを細かく理解している。経営は高い視点から広く見て戦略を描く。それぞれ見ている視座や視野が異なる。自分の立場より2つ上、2つ下を目安に物事の見方を理解してみると良い
・試作実行の結果が将来的にどうなるかを1ヶ月先をイメージしてみる。
・ビジネスにおいて高めるべき解像度は「課題」と「解決策」。必要以上に解像度を上げすぎない
・だからこそ、高い価値を生み出したいなら大きな課題を捉えることが大切
・課題以上の価値は生まれない。つまりは、やったほうが良いことは沢山あるが、課題の大きさに対して効果的な施策を一つ一つ打っていくことが高効率
・数字だけ見ることは全てを図れない。サッカーでも数値は低くても貢献性の高い人はいる。それと同様に数字の裏にあるストーリーを解像度高く知る必要がある
・対象(目標)を設定し、構造の細分化(仮説)を進める。その後、実態に対して現場からの情報・書籍などの情報をもとに適切で沢山の情報収集をし、グルーピングなどをして整理。仮説と実態を照らし合わせ、ボトルネックを特定し、沢山のアイデア出しを行う。今実現できるもの、今は無理だが今後知見をつけるとできる施策、そもそも難しい施策に分けて、適切な手段を選択。その際に、それぞれの施策を選択した時の10日後、1ヶ月後、3ヶ月後などの未来がどうなるか想像してみるとより適切な選択がおこないやすくなる。
Posted by ブクログ
後半を読み込めていないため、読み直す
考え方が変われる本
1.解像度が高いとはどういうことか
・1つの情報から多面的に物事を考察できる。
・意図的に省かれた部分、検討されていない視点に気づける。
・表面的な理解ではなく、構造や背景まで掘り下げて把握している状態。
2.課題の深掘り(Why so)の重要性
・課題の理解が浅いと、解決策も浅くなる。
・最低でも7段階以上掘り下げて原因を構造化すること。
・原因を人に帰属しすぎず、仕組みや環境にも目を向ける。
・抽象度の異なるレイヤーを行き来して考える必要がある。
3.良い課題(イシュー)の見極め
・解像度の高いアウトプットは、解くべき問いの質でほぼ決まる。
・本質的な課題にアプローチするためには、適切なイシュー設定が必要。
・「既存アプリが使いにくいから、新しく作る」という浅い発想に注意。
4.具体化してから考察を始める
・抽象的な課題から始めると、一般的な答えしか出てこない。
・ターゲットを特定し、状況を具体化することで、有効な理由が見えてくる。
5.原因分析のテクニック
・原因をツリー構造で書き出す。7~10階層程度まで深掘るのが目安。
・業界構造や慣習が原因になっている場合もあるため、広い視野で見る。
6.記録の習慣
・アイデアや違和感をすぐにメモすることで、思考の精度が上がる。
・言語化の力は、書くことによって鍛えられる。
7.対話の活用
・対話によって自分の思考の浅さに気づくことができる。
・質問を受けると、自然と言語化の精度が上がる。
・壁打ち(自分が主に話し、相手がリアクションを返す)も有効。
8.教えることで学ぶ
・他人に教える過程で、自分の理解の浅い部分が浮き彫りになる。
・「説明できないこと」は、自分の中で解像度が低い証拠。
9.語彙力と思考の解像度
・語彙が増えると、より繊細な区別ができるようになる。
・言葉の共起語・類義語・使用場面もあわせて学ぶとよい。
・一般語では気づけない違いに、専門語・具体語で迫る。
10.情報の選び方
・ニュースのような表層的な情報だけでなく、分析記事や論文など深い情報を読む。
・概念を深く理解するには、時間をかけた読書が不可欠。
11.ゼロベース思考
・「そもそもこの前提は正しいか?」を疑う習慣を持つ。
・常識や業界慣行に縛られない発想を持つことで、選択肢が広がる。
12.視座を高く持つ
・今の自分の立場より上位の視点(経営・顧客・社会)で考えてみる。
・自分の仕事の意味や価値を再定義するきっかけにもなる。
13.感情への共感と認知的共感
・顧客の不満や面倒さに感情的に共感しつつ、「なぜそう感じるのか?」と認知的に考える。
・自分が顧客の立場だったらどう思うかを常に考える姿勢が重要。
14.質問力=解像度の証明
・適切な質問ができる人は、物事の構造をある程度理解している。
・逆に質問ができない場合は、思考のピントが合っていないことが多い。
15.(補足)思考体力と持続力の必要性
・解像度を上げるには、一気に理解するのではなく、時間をかけて思考を反復する必要がある。
・長期的な学びの姿勢と、継続して考え続ける根気も求められる。
Posted by ブクログ
情報×行動×思考
荒い状態で壁打ちをしながらブラッシュアップする事の重要性は仕事でも活かせそう。行動量を増やさなければ。高い視座とは未来だけではなく、宇宙からの視点も大事。
Posted by ブクログ
解像度を上げるという視点の大事さと方法が述べられている。現場に身を投じている自分は、自分は深さがあるが広さや構造が捉えられていないなと、思った。また、必要になったら読み返し参考にしたい。
Posted by ブクログ
◆解像度の高さとは?
「深さ」「広さ」「構造」「時間」の4つの視点
・深さ : 原因や要因、方法を細かく具体的に掘り下げること
・広さ : 考慮する原因や要因、アプローチの多様性を確保すること
・構造 : 「深さ」や「広さ」の視点で見えてきた要素を、意味のある形で分け、要素間の関係性やそれぞれの相対的な重要性を把握すること
・時間 : 経時変化や因果関係、物事のプロセスや流れを捉えること
◆ 解像度を上げるための基本姿勢
「まず行動する」「粘り強く取り組む」「型を意識する」
◆ 解決策が課題を完璧以上に解決していたとしても、課題の大きさ以上の価値は生まれないのです。
◆良い課題の3条件
①大きな課題である
②合理的なコストで、現在解決しうる課題である
③実績をつくれる小さな課題に分けられる
◆課題の大きさ=
課題の強度(例 : バーニングニーズ)✖️課題の頻度(例 : 歯ブラシテスト)
Posted by ブクログ
解像度の低い状態であることを痛感し刺さりまくった。実践できるかは別として笑
個人的な課題もそうだけど、起業家などに向けて、自分の利益を超えて社会として、将来的に目を向けるとどうか、など広く考察をしていく流れで解説していたりと、様々な対象者に当てはまる本だろうなと思った。
Posted by ブクログ
賢い人が書いた本なのだろう、という印象を受けた。
「解像度」という言葉を使った、
ロジカルシンキングの新しいフレーミング。
本の趣旨ではないかもしれないが、
「解像度を上げること」と「人を動かすこと」は、やはり別の話だと思う。
とりわけ心に残ったのは、会議で席を一つ空け、
そこに未来の子どもたちが座っていると想像するという視点。
この観点には、深く共感できた。
Posted by ブクログ
基本的には起業家向けの思考法のフレームワークなのだが発想方法は応用が効く。ざっくりと足を使って調べて知識を広げて、ツリー構造などを使って思考を深めて、ある程度で手を動かして経験から学ぶのが大切だと理解した。
未来の視点から今の自分のやるべきことを考えると、足がすくむような気がしてしまう。理想と今は程遠く、課題ばかりで、あれもこれもやらなきゃ行けないと思ったりする。課題設定が間違っている可能性だってあるし、捨てないといけないものもあるのかもしれない。この本に書いてあったように、しっかり地に足をつけて、本当にやるべきことに粘り強く取り組みたいと思う。
Posted by ブクログ
行動することって何よりも大切だけど、
何を考えて行動するかがさらに大切だと思った
深さ、広さ、構造、時間という視点をもって
やみくもに行動するのではなく
意識的に行動できるようにすることが
大事だと思った
Posted by ブクログ
要点は以下。教科書的なもので、実践しながら整理のために使うくらいがちょうどいいと思いました。
理論を有り難って学びに時間費やすより、実践しながら参考にしてみます。
・まず良い課題及び良い解決策には以下の条件がある
良い課題の条件
①大きな課題、
②合理的なコストで解決しうる課題、
③実績を作れる小さな課題に分けられる
良い解決策の条件
①課題を十分に解決できる
②合理的なコストで実現しうる
③他の解決策より優れてる
・課題、解決策ともに、深さ/広さ/構造/時間の視点で情報を体系化する。特に深さが重要。
Posted by ブクログ
取り組むに値する課題を見極めるための具体的な手法が多くあり良かった。しかし、本質はイシュードリブンの本と同じ内容であり、あちらの方が簡潔で読みやすかった。