Posted by ブクログ
2017年05月14日
・スタートアップとスモールビジネスは違う。スタートアップであるかどうかのポイントは急成長を目指しているかどうかである
・スタートアップは誰も手を付けていないアイデア、つまり「他人から見れば不合理なアイデア」や「他人からは悪く見えるアイデア」あるいは「まだ世間的なコンセンサスがとれていないアイデア」を...続きを読む選ぶ必要があります。
・よりよいものではなく、「異なるもの」を:コンテナを用いることで、陸上の運送から海上の運送の間で必要だった「バランスよく積み込むこと」自体をなくし、陸海の運送をシームレスにつなげることができました。その結果、既存企業の競争優位性だった、バランスよく積み込むことそのものを無効化したのです。
・経験価値と記憶価値はモノとコミュニティ(SNSなど)を通じていっそう強いループになる
・一部のイノベーションは、技術という答えが先にあって、その技術で解決できる問いに「気づく」ことでその価値を発揮することがあります。
・ベンチャーキャピタルの「ベイブ・ルース効果」:スタートアップは、頻度よくヒットを打つことではなく、ホームランを打つことだけが大事
・未来に生きて、欠けているものを作れ
・今から10年から20年先に世界はどうなっていて、自分のビジネスはその世界にどう適応しているだろうか
・「私はどんな問題を解決すべきなのか」を考える代わりに、「誰かが解決してくれるなら、どんな問題を片付けてほしい?」と考えてみましたか(ポール・グレアム)
・歯ブラシテスト(1日に2回以上訪問する価値があるようなサービスかどうか)をクリアしますか
・競争に勝つには、どうやって競争から抜け出すかを考えることが重要
・小さな市場・ニーズを独占することで、大企業は合理的に無視し続ける
・今は小さくても短期間で急成長するような市場を見つけて、そこに賭ける
・長く独占するために必要なこと
①専売的な技術(proprietary technology)
②ネットワーク効果
③規模の経済
④ブランド
・一般的に多くの企業は80%のシェアをとれるはずなのに、50%のシェアで満足してしまう傾向にあるとマイケル・ポーターは指摘しています。しかし、まず小さな市場を素早く独占するところから成功しなければ、長期間にわたって独占を続けることはできません。中途半端な独占では、競合がその地位を奪いかねません。
・自社の戦略を作るうえで最も犯しやすい間違いは、「最高を目指す競争をしてしまうこと」。最高を目指す競争では、次第に価格競争か長時間労働に陥り、利益がどんどん目減りしていく。限られたリソースを活かすため、しないことをはっきり決める
・スタートアップの最初期は多数の人から好かれる製品よりも、少数の顧客が愛する製品を作った方がよい
・マジックモーメント(自分たちの製品がもたらす最も価値ある体験)を早い段階で顧客に提供する(顧客が求めているものを一番に提供するUX)
・メトリクスを設定する際には、メトリクスの変化を見たときに従業員がおのおのの判断で行動可能(actionable)名メトリクスにしておくとよいでしょう。また、追跡するメトリクスとしては、遅行指標よりも先行指標を設定することが重要です。
・メトリクスが従うのは「ビジョン」
・メトリクスの追跡において、開示した数字に対していいわけをしてはならない(今は開発に集中している、今週はイベントだ、など)
・満足度は最高でないと意味がない
・セールスは聞くこと。セールスはスピードが大事。顧客の35〜50%は最初に反応したベンダーを選ぶともいわれている
・製品「以外」もプロダクト体験として認識することで、打てる手は大きく広がります。
・最も大きなリスクを抱える仮説から検証を始めてください(知りたくない事実から検証をはじめる)
・バーベル戦略:客単に保守的な投資と、極端に投機性の高い投資を組み合わせ、中ぐらいのリスクは一切とらない
・予測可能なコストの範囲内で、よい方の未知が起きることに賭ける
・損失回避性:利得に対し、損失に伴う感情的なインパクトは1.5倍から2.5倍程度ある
・スタートアップはゼロサムゲームではなく、新しい価値を創出し、新しい市場を生み出すもの
・行動して初めて情熱が生まれるのであって、情熱があるから行動するわけではない。情熱ははじめからあるわけではなく、経験から育っていくものです