馬田隆明のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
・スタートアップとスモールビジネスは違う。スタートアップであるかどうかのポイントは急成長を目指しているかどうかである
・スタートアップは誰も手を付けていないアイデア、つまり「他人から見れば不合理なアイデア」や「他人からは悪く見えるアイデア」あるいは「まだ世間的なコンセンサスがとれていないアイデア」を選ぶ必要があります。
・よりよいものではなく、「異なるもの」を:コンテナを用いることで、陸上の運送から海上の運送の間で必要だった「バランスよく積み込むこと」自体をなくし、陸海の運送をシームレスにつなげることができました。その結果、既存企業の競争優位性だった、バランスよく積み込むことそのものを無効化し -
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「解像度を上げる」で知った著書による作品。
仮説行動。とのタイトルだが、「新規事業開発の要諦」を纏めたような内容。
自分自身、ただいまこの領域・課題と格闘しており、道しるべとなる、有益な一冊となりました。
- 多くの人は仮説の検証を嫌い、避けがちです。なぜなら、検証して自分の間違いに気づくとそれを失敗だと認識してイヤな気持ちになるから。
- 一方、検証によってより正しい答えに行き着くためのヒントを貰うことができれば、「将来の自分自身」をより良くすることができる。大勢の人が検証を避けるのであれば、検証を行う癖をつけるだけで、一歩先んじることができる。
- 仮説行動は一度で完結する行為で -
Posted by ブクログ
ネタバレ不確実かつ激変する環境の中では思考だけでは不十分であり行動が大切、という認識の中、仮説行動についてしるされた本。
メモ
・仮説が必要とされる場面とは、時間制約がある場面、不確実性が高い場面
効用は不果実成果で素早く探索できること、全体として調和した仮説群を作れること
・仮説行動とは学びと業績を最大化するための仮説を用いた思考と行動のプロセス
・仮説=推論×エビデンス
・仮説生成プロセス
興味関心問題意識
→疑問
→問い
→仮説
・興味関心を育むために
意識的に自分の資源の一部を投資する
誰かのためという視点で考えてみる
誰かの真似をする
何かしらのアウトプッ -
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・まずは最小限で一番大事なことにリソースを投下してFBをもらう。
・知識を持って思考しても行動しないと解像度は高まらない
・先人の知識や型を最初は徹底して、守破離していくことが成果の最短ルート
・「深さ、広さ、構造、時間」を深めることで解像度を上げる。そのプロセスには知識や行動で集めた情報をベースに思考して改善を繰り返していく
・視座や視野を広げてみる。現場は現場のことを細かく理解している。経営は高い視点から広く見て戦略を描く。それぞれ見ている視座や視野が異なる。自分の立場より2つ上、2つ下を目安に物事の見方を理解してみると良い
・試作実行の結果が将来的にどうなるかを1ヶ月先をイメージし -
Posted by ブクログ
後半を読み込めていないため、読み直す
考え方が変われる本
1.解像度が高いとはどういうことか
・1つの情報から多面的に物事を考察できる。
・意図的に省かれた部分、検討されていない視点に気づける。
・表面的な理解ではなく、構造や背景まで掘り下げて把握している状態。
2.課題の深掘り(Why so)の重要性
・課題の理解が浅いと、解決策も浅くなる。
・最低でも7段階以上掘り下げて原因を構造化すること。
・原因を人に帰属しすぎず、仕組みや環境にも目を向ける。
・抽象度の異なるレイヤーを行き来して考える必要がある。
3.良い課題(イシュー)の見極め
・解像度の高いアウトプットは、解くべき問いの質 -
Posted by ブクログ
【この本のテーマ】
ビジネスにおける「仮説」の思考法と、仮説を「思考」だけに終わらせず「行動」に移し成果を上げるためのノウハウを授ける。
【概要】
全体は4部構成で、仮説行動とは何かということと良い仮説を作るための思考法や検証方法について、仮説行動のプロセスとして著者が提唱する3つのステップ「マップ」「ループ」「リープ」を解説。
第1部「仮設行動を理解する」、第2部「仮説を強くする」、第3部「仮説を現実にする」、第4部「大胆な未来を実現する」
【印象に残ったポイント】
仮説を作るのは、自分が望む未来を現実のものにするため。
良い仮説を作るためには、良いエビデンスと良い推論の両方が必要。エビ -
Posted by ブクログ
成熟社会において、新技術の導入により、不利益を被る人も多くなったり、相対的にメリットが小さくなったりしていて、昔に比べて社会実装が難しくなっている。行政や既存業界のルールへのアプローチで対比的なUberとAirbnb の事例が参考になった。社会実装が進まない一番の原因は市場にデマンドが無かった、これに尽きる、というのは確かに当然かもしれないが耳が痛すぎる。「社会課題の有無確認の上、インパクトを定め、ガバナンス形成して、リスクを緩和しながら目的地までの向かい方を規定し、ステークホルダーとセンスメイキングする。」
やはり新しい概念の社会実装を考える場合は、受け入れてもらうための「段取り力」が必須。