末國善己のレビュー一覧
-
日本のシャーロック・ホームズですなぁ。
短編集だったので、一話ごとで読み進めていたので、完読まで時間がかかってしまいました。
特に気にいっているのが、『奥女中』『向島の寮』ポーのオマージュの『半鐘の怪』です。楽しかったです(*^^*)Posted by ブクログ -
けっこう前に読み終わってたけど
登録忘れてた〜
もんちゃんが人間不信に拍車がかかり
何をやっても悲しい目にあい
関わった人たちが死んでいく(殺しちゃう)のが
もんちゃんがいいひとだから気の毒で、面白い(笑)
時代考証せいかくなのかな
関所とか任侠とか色々よくしらないけど面白かった!
時代ものとし...続きを読むPosted by ブクログ -
同文庫で銭形平次とか眠狂四郎とかパロディしか知らない捕物帖の傑作選が色々出ているようなので、探ってみたいところ。Posted by ブクログ
-
着物の描写が女も男もやっぱり細かい。江戸の庶民の芸事や娯楽の楽しみ方がよくわかる。探偵が幸福な家庭を営んでいるのがいいな。曾我佳城の先祖らしき人が魅力的。Posted by ブクログ
-
「木枯らし紋次郎ミステリー傑作選」と題してあるが、ミステリー色は薄め、サスペンスやハードボイルドの要素の方が濃いが、個人的に好みの作品ばかりで楽しめた。
紋次郎は貧しい農家に生まれ、生まれてすぐに間引きで殺されそうになったところを姉に救われるという過去を持つ。
つまり紋次郎は『生まれて来なくてもい...続きを読むPosted by ブクログ -
木枯し紋次郎シリーズの中でもミステリ度の高い作品を集めた傑作選。
時代小説としても素晴らしいし、紋次郎の意外な名探偵ぶりも楽しめた。
私は子供のころから時代劇好きだったが、中村敦夫主演の紋次郎は他の勧善懲悪な明るい時代劇に比べてあまりにも暗く、救いがない話が多かったのでほとんど見なかった。
しかし今...続きを読むPosted by ブクログ -
シャーロック・ホームズが来日して国際的事件を解決するストーリーは面白い。パロディと言おうか背景設定にニヤリとしてしまう仕掛けも楽しい。
全巻シャーロックかと思ったら、伝奇・怪奇もののオンパレード。少年文庫シリーズとして刊行されるそうなので楽しみだ。Posted by ブクログ -
泡坂妻夫は今となっては懐かしい「幻影城」でお目にかかって以来のファン。現代ものは登場人物の言い回しとか、情景描写とか、いつの時代?という古臭さを感じさせて、しかもそれが作品の魅力だったりする。
時代物は文句なく大好き!無理目な展開やトリックがあるが、それもご愛敬。江戸の言葉、季節の風物着物の柄すべて...続きを読むPosted by ブクログ -
山本周五郎といえば時代小説!
というイメージをガラッと塗り替えてくる短編集。
少年向け?の冒険譚・奇怪譚・探偵小説が盛り沢山。
中でも『シャーロック・ホームズ』は、ホームズが日本で事件を解決する、ホームズファン必見の物語。『まだらの紐』の物語などがまるっと組み込んであったり、すごい展開。
他にも、土...続きを読むPosted by ブクログ -
少年向時代小説集。戦時下の穏やかならざる時期の発表作で孝、義侠、勇気といった戦意高揚をはずさないテーマが多い。のっぺりとした内容が多いが、さまざまな制約がある上での出版という意味で割引いて読む必要がある。2023.9.23Posted by ブクログ
-
(山本周五郎ファンではなく、少年小説好きの感想です)
表題作「少年間諜X13号」に感じる寒々しさ、一種の凶気は果たして意図的な皮肉なのだろうか。
それとも「"時代の熱狂"」に流されたものなのだろうか。
「少年間諜~」では少年兵たちが自らの命を捨てて戦う。
主人公率いるのは死を厭わない少年兵だけの部...続きを読むPosted by ブクログ -
「野村胡堂」の連作時代小説『櫛の文字 銭形平次ミステリ傑作選(英題:Letters On a Comb)』を読みました。
ここのところ、時代小説が続いています。
-----story-------------
捕物帳のスーパーヒーロー、謎に立ち向かう!
なぜ、犯人はわざわざ櫛に暗号を彫ったのか?
...続きを読むPosted by ブクログ -
眠狂四郎シリーズの中からミステリチックな21編を収録した短編集。
密室殺人、消えた凶器、書類の紛失など不可能犯罪もあるが、週刊誌連載だったせいか波乱万丈なストーリーに謎解き要素を加えたという感じで、同じく創元推理文庫から出ている木枯らし紋次郎の作品集よりミステリ度は低い。
シリーズの中のセレクトなの...続きを読むPosted by ブクログ -
先日読んだ、木枯らし紋次郎シリーズのミステリー傑作選がなかなか良かったので、たまたま見つけたこちらの作品も読んでみた。
初めて読む眠狂四郎シリーズ。
円月殺法くらいしか知らなかったので、どんな男かと思っていたら、紋次郎とは真逆のキャラクター。
編者あとがきによると、作家さんが当時流行っていた正統派...続きを読むPosted by ブクログ -
周五郎が「稼ぎ原稿」として意に沿わぬながら少年少女向けに執筆をした作品。確かに少年向けの文体で、著者が別人かと思うほど見まごうたが、昭和の活劇の匂いがプンプンして結構楽しめた。なぜ中学2年生が車を乗り回すのだ。2018.11.15Posted by ブクログ