平川祐弘のレビュー一覧

  • デカメロン 上

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    ネタバレ

    ペストから逃げて田舎で楽しいおしゃべり、という話。
    上の半分まで読んで、ご馳走様、とい感じ。
    (上流階級言葉と、訓話的なストーリーの繰り返しが
    単調に思われた。)

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    2020年05月24日
  • デカメロン 上

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     ペストが猖獗を極めた十四世紀フィレンツェ。恐怖が蔓延する市中から郊外に逃れた若い男女10人が、面白おかしい話で迫りくる死の影を追い払おうと、十日のあいだ変わるがわる語りあう百の物語。(裏表紙より)
    まず、「デカ」はギリシャ語で「10」、「メロン」は「日」という意味だそうだ。(この本のことは前から知っていたのだが、長い間、結構真剣に(食べ物の)メロンが関係しているのだと思っていた笑)

     さて、内容についてだが、あからさまな性的描写(とは言っても、そのものど直球に言及しているわけではないのでキツい下ネタと言ったほうがピッタリか)が多く、少し不愉快に感じたのでので評価は星3。よく言えば、生の寿ぎ

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    2019年12月10日
  • 日本人に生まれて、まあよかった

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    日本人は早く自虐的歴史観から脱却しなければならない。相手が中国、韓国関係なく、堂々と筋を通していればよい、という話。

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    2019年07月08日
  • 神曲 天国篇

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    >他者の暴力によってなぜ善い願いの功徳が減じるかについて
    >絶対的意志と相対的意志の違い →コスタンツァの例で説明
    >破られた誓願は他の善行によって補いがつくか否か

    天国篇、説教臭くなってつまらなかったらどーしよ…て思ってたけどこういう質疑応答が続くのは興味ある~!!ので楽しく読んでる
    生きることは戦いだなぁと思う時があるのですが、なるほどヨブ記にも「人の世にあるは戦闘(たたかひ)にあるがごとくならずや」とあるのですね…しみじみ…

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    2019年03月30日
  • 神曲 煉獄篇

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    >詩行が独立して読むだけでは意味が通ぜず、興趣も湧
    かず、註釈が必要とされるような部分は、詩的作品としては欠陥作品というべきであろう。残念なことにこの種の傾向は煉獄篇末尾から天国篇全体を通じて強まる傾向にある。
    >君ら生きている人々はなにかというとすぐ原因を
    天のせいにする、まるで天球が万事を
    必然性により動かしているかのような口吻だ。
    仮にそうだとすれば、
    君ら人間の中には
    自由意志は滅んだことになり、善行が至福を
    悪行が呵責を受けるのは正義にもとることとなる。
    天球は君らの行為に始動は与えるが、
    万事がそれで動くのではない。仮にそうだとしても
    善悪を知る光や自由意志が君らには与えられている

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    2019年04月05日
  • 神曲 地獄篇

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    地獄篇、煉獄篇、天国篇の3篇。壮大な構想と、綿密な構成、そして巧みな表現ということで文学史上に屹立する作品(だそうである)。

    ダンテの生きた時代への理解が不十分なので読みづらくはあったが、読み応えは確かにある。ダンテが、キリスト者として当時の世界観のなかで、あらん限りの要素をこの詩の中にぶち込んでいる所が凄みか。書いている者の思いも、読む者の受け止め方も、今日とはまた違うものであったろう。また、神の世界を描いてもあくまで世俗的なところから離れていないのも魅力だ。

    最近読んだ「ディアスポラ」にちょっと近いところを感じる。変な比較か?

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    2018年11月05日
  • 神曲 天国篇

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    "神曲の最終巻。天国編。キリスト教の世界観。
    地獄、煉獄、天国の三冊の中では、地獄編が一番おもしろいと感じた。
    世界の三大宗教の一つキリスト教、聖書を読み学ぶことで、西洋の思想のベースを理解したいと思った。
    もちろん、コーランやスッタニパータも読まないと世界を俯瞰できないかな。"

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    2018年10月19日
  • 日本人に生まれて、まあよかった

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    大学時代に出来ればこんな先生の授業を受けたかった、と思わせる好著です。
    自己卑下的な思考からの脱却とその処方箋。
    もちろん、「まあよかった」というのはある種の謙遜で、「本当に良かった」が本音です。

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    2017年11月19日
  • 日本人に生まれて、まあよかった

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    結局、日本人よ自国に自信を持て!(でも、英語はしっかり勉強しなさいよ!)ということ?

    中国に対して(だけでもないけど)ハッキリ態度を示さないから、あーだこーだ言われたことが、日本像となって世界には「そのように」見られている。
    アメリカのような戦勝国は、非人道的なことが為されていても、それはバッシングされない。
    しかし、明治期からの日本の革新には目覚しいものがあり、我々は古典を読んで、その精神的自信を得ると良い。
    あ、あとエリート教育促進すべし。
    ……という要約が上手く勘所を捉えられていなかったら、すいません。

    そうですね、まあ、仰有る通りかもしれませんが、何がそんなにカリカリさせるのか不明

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    2017年09月17日
  • 神曲 天国篇

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    ネタバレ

    目次より
    ・天国篇
    ・詩篇

    天国篇はほぼ宗教論に終始していて、今までの映像的な描写は格段に少なくなり(挿絵も激減)、小難しいやり取りが続きます。
    “君たちはおそらく
    私を見失い、途方に暮れるにちがいない”

    さて、地獄篇からの懸案事項、「キリスト以前に死んだ善人が地獄にいることの是非について」にとうとう回答が!

    “その男の考えること、為す事はすべて
    人間理性の及ぶかぎりでは優れている。
    その生涯を通じ言説にも言動にも罪を犯したことがない。
    その男が洗礼を受けず信仰もなくて死んだとする。
    その彼を地獄に堕とすような正義はどこにあるのだ?
    彼に信仰がないとしてもそのどこに罪があるのだ?”

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    2017年02月12日
  • 芸術家列伝1 ジョット、マザッチョほか

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    資料として情報量が実に多いので、自分くらいの浅いファンには、杉全美帆子「イラストで読む」シリーズを読む方が頭には入りやすいかも。

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    2015年09月12日
  • 神曲 地獄篇

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    ネタバレ

    左手の堤へ鬼たちは向かったが
     出かける前にみな自分たちの隊長に向かって
     合図にしたでべえをして見せた。
    すると隊長の方は尻からラッパをぷっと鳴らした。

    時代を超えて読まれる名著中の名著。お堅いのかと思いきや、放屁場面が出てきた…。ルネッサンスの時期に、キリスト教の世界がどのように思われていたかがよくわかる本。口語訳である上に、背景が注に書かれているので分かりやすい。地獄、煉獄、天国編があるのだが、登場人物が実話や神話に基づいているのに驚いた。つまり、ダンテが地獄に落としたいと思っていた人は見事に地獄でお会いすることになる。マホメットはキリスト教を信じていたが、そこから分裂してイスラム教を

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    2015年07月17日
  • 日本の正論

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    比較文化論の平川氏の随筆集
    昔ときどきテレビにも出演されていた
    のを見たことがあったと思いますが。
    最近見ないなあと思ったりします。
    内容的には、日本・日本人の素晴らしさや
    それを表現・推進するために外国語の能力を
    如何に高めていくかという話ですが。
    少し、老人的なうっとおしさが感じられます。
    他への攻撃。他国(中韓?)への攻撃がみられて
    自分では右翼ではない・。。。ということも
    書かれていますが。右翼というよりは。。。
    老いを感じられて少しはしたない内容のような
    感じがしました。。。、。

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    2015年01月04日
  • 日本語で生きる幸福

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    近代史的な意味合いではおもしろかった部分もあったたけど、言語として目新しいことはなかった。自分の体験による思考が出来てることもあったからかな。

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    2014年12月21日
  • 神曲 煉獄篇

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    ネタバレ

    ダンテはウェルギリウスに導かれ、最上部の地上の楽園(エデンの園)を目指して七つの圏(わ)を登っていく。そのそれぞれの圏(わ)では、キリスト教の七つの大罪(高慢、嫉妬、怒り、怠惰、貪欲、大食らい、色欲)を犯した魂たちがその罪を浄められている。
    その浄められ方がなるほどそうなのだろうという感じ。
    地獄編もそうだったが、ダンテさんの想像力、描写力はやはり凄い!

    Mahalo

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    2014年06月26日
  • 神曲 地獄篇

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    有名な作品なので、一度は読んでおこうと思い読んでいる。
    歴史的背景や、宗教的背景もあまり知識がないので理解がなかなか難しい。
    詩の訳というのは原文のニュアンスとかを正しく伝えるのは難しそうであるが、表現が独特で面白い。
    視覚的なイメージはゲーム「デモンズソウル」が近いのではないかと思う。

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    2013年11月23日
  • 神曲 天国篇

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    天国篇では当時のスコラ哲学の神学議論を前提としたダンテの宗教観が最も直接的に表れている分、やはり読み進めるのに苦労するのは否めない。それにしても全篇に渡って挿入されているギュスターヴ・ドレの荘厳な挿絵と平川祐弘による読みやすくリズム感のある素晴らしい日本語訳、そして各歌ごとの丁寧な前文と詳細な解説がなければ、この全3篇100歌14233行からなる叙事詩を読み切ることはとても叶わなかっただろう。3の数字を基底とする、幾何学的に構築されて無限へと向かおうとするこの世界観にボルヘスが夢中になるのも無理はない。

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    2013年03月19日
  • 神曲 煉獄篇

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    地獄や天国と違って煉獄というのは日本人になかなか馴染みがないのだけど、そもそもキリスト教内でもプロテスタントや正教会は煉獄の存在を認めてないのだから仕方がない。地獄が信心を持たない者がその罪によって裁かれる場所なのに対して、煉獄は信者として救済を約束されていながらも生前の罪を浄化するために設けられた苦しみの場であるというのも始めて知って興味深かった。内容は一層混み入ったテーマやさほど有名でない人物議論に入っていくが、ウェルギリウス先生と共に行く煉獄山の登山光景は地獄の重苦しい雰囲気と違ってどこか爽やか。

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    2013年03月18日
  • 神曲 地獄篇

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    難解として知られるダンテの『神曲』だが、地獄篇は様々な作品の引用元として使われているためか多少冗長に感じつつも楽しむことができた。興味深いのは『ニコマコス倫理学』からの引用がさらりと出てくること。アリストテレス哲学は十字軍遠征時にイスラム圏から逆輸入された思想であり、『神学大全』でそれがキリスト教内に体系化されてからまだ数十年しか経っていないはず。またギリシャ・ローマ時代の偉人達がイエス以前に生まれていたという理由だけで地獄の第一層に落とされている描写は、中世におけるキリスト教の絶対性を物語っている。

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    2013年03月17日
  • 神曲 天国篇

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    地獄篇・煉獄篇を経て終局たる天国篇(Paradiso)へ。

    ダンテは遂に、至高天にて、"天上の薔薇"とも呼ばれる光の中心に「いっさいの望みの究極(はて)」である神を観るに到る。

    「ただそれだけが真実な、崇高な光輝の/光線の奥へ、さらに深く、はいっていった」 「その光の深みには/宇宙に散らばったもろもろのものが/愛によって一巻の書にまとめられているのが見えた」(以上、第三十三歌)

    全三篇、粘着的なまでに体系的な、宗教という強迫観念の大伽藍を見せつけられた。



    ダンテ自身が冒頭で述べているように、天国篇は地獄篇・煉獄篇に比して難解であり退屈でもある。神的宇

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    2012年08月21日