矢口敦子のレビュー一覧

  • 償い

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    生きることこそが償い。
    あらすじで昔助けた子どもが連続殺人犯…と書かれているが、伏せておいてほしかった。それも含めて償いへ通じる物語の潮流なので…。

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    2015年09月01日
  • 償い

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    人の罪について。
    手にかけなくても殺すまでに人を追い詰めたならば、同じ罪同然なのではないか。むしろ、間接的な方が卑怯である。
    けど自殺扱いで終わってしまうことも稀にある。加害者がその事実を自分の中でなかったことにして生きている。そんなの許せない。
    でも、私だって生死まではいかないけど、人を精神的に追い詰めたことはないだろうか。
    人は手にかけなくてもいくらでも痛めつけることができる特殊な生き物。

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    2015年07月29日
  • 祈りの朝

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    著者の『償い』を読んでいたので、この作品もミステリーかと思いきや、平行宇宙とか多宇宙とかの言葉が飛び交い、量子力学にまでいってしまう。読み始めからの違和感が、最後解消されたのか、疑問に思いながら本を閉じる。なんとも評価が難しい。

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    2015年01月16日
  • 傷痕

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    裁判員制度勉強会で知りあった2人、2人の親は殺人事件の犯人と被害者だった。最後は矢口さんらしく悲しい終わり方。

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    2014年11月29日
  • 償い

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    ネットで大きく紹介されていたので、期待大で読み始めました。読み始めると、とにかく引き込まれます。しかし、結末がなんというか...軽い膝カックンされた感じ。ここまで物語に引き込むなら、結末がもうひとひねり欲しかったかな。でも読者を物語に引き込んでいく力は、素晴らしいです。

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    2014年10月22日
  • 証し

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    主人公を好きになれない。
    やっぱり主人公か、せめてサブ的な登場人物にでも、感情移入しやすい魅力的な人物がいてほしい。
    人を殺して自殺した恵哉が、むしろ一番人間らしく魅力的と言える気がする。

    木綿子は、終始頭のぶっ飛んだ人だった。

    自分の子供が人を殺したら…
    母親というものは、盲目に無実を信じこむのではなく、絹恵さんのように自分の育て方や間違いに思い悩むものではないだろうか。
    それくらい、子供と母親は一番近く、相手の事など知らないものだ。
    その距離が正しいと思う。

    この作品は、償い、赦しと並んで有名らしいが、他のものに比べて、あまり好みではなかった。

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    2014年08月06日
  • あれから

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    過去の事件の犯人は父なのか?過去と現在を行ったり来たりして読み手の私にも事件の真相が予想出来て来るが、いやいやもっと深い真相が。

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    2014年06月05日
  • それでも、桜は咲き

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    3月11日、地震のあった日に主婦葉子は友人の結婚式のために仙台に来ていた。みんな色んな事情があってあの日を迎える。そしてその後の話しも。さらっと読める長編小説。

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    2014年03月10日
  • あれから

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    とてもつらいお話。ある日を境に人生ってがらっと変わってしまうことがある・・・。それでも最後には希望が見えたのが救い。

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    2014年02月05日
  • それでも、桜は咲き

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    主婦の葉子が日常の中で迎えた3月11日の大震災。
    夫の動向に疑念を持ちながら友達の結婚式出席のため美咲とともに仙台に行った二人。そこで大震災に遭う。情報不足、行方不明の友達、連絡のない夫。それでも、桜は咲くと思う気持ちを持てるのは人間の強さだろう。

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    2014年01月29日
  • 傷痕

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    一色知也と桜井香子の偶然の出会いが平和な日常を一変させてしまう…昼ドラのような世界…

    驚愕の事実、展開もあり、ミステリーとしては非常に面白いのだが、序盤の登場人物を紹介する描写が余りにも説明的で、リズムも悪く、なかなか物語に入り込めなかった。

    登場人物の誰もが傷痕を背負っているという設定なのだろうが、欲張り過ぎのように思う。序盤の登場人物を紹介する描写が説明的になったのは、この辺りに理由があるのかも知れない。

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    2013年09月03日
  • 証し

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    謎の一家殺人事件。疑いをかけられたのは,代理出産の恵也。殺人犯としての育ての親と犯人と信じたくない実の母親の話。探偵と聞き込みや犯人探しをするのだが、最後の30ページ位まで誰が犯人かわからず、楽しく読めたが結末が少し残念だったかな。最初と最後の読めばいいじゃんみたいな感じだった。これは、ミステリーではないな。いろいろあった、途中の下りが少し中途半端な感じだった。まあまあの作品か。

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    2013年08月30日
  • 赦し

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    十年前に逝った妻子への贖罪の想いを抱え、日高は日雇い労働者としてひっそり生きていた。しかし、元医師である彼は、気持ちとは裏腹に老女の院内感染、母親による幼児虐待という二つの「死」の疑惑を追うことになり、人生が動き始める――。62万部突破のベストセラー『償い』の“ホームレス探偵"が、哀しき人々を取り巻く謎に迫る、感涙のミステリ。

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    2013年07月12日
  • そこにいる人

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    肝臓に欠陥がある姉、幸恵。その妹の直子。両親の愛情は幸恵へ、でも自由もなければ青春も謳歌できない。肝臓移植の必要に迫られ自分のを提供すべきか悩む直子。それぞれがそれぞれの立場なりに歯痒い…

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    2013年07月04日
  • あれから

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    口コミがあまり良くなかったので
    期待しないで読んでました。
    途中、姉妹の行動言動が?な
    箇所があったがその後の大人になってからの
    展開がおもしろく一気に読み終わった。
    父親の痴漢疑惑を姉妹その他大学生と
    追って行く。
    最後は心にジーンと来ました。

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    2013年04月21日
  • 証し

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    少年が一家を殺す理由も
    自殺することも
    探偵の死も
    理解できない。

    タイトルが『VS』だったら
    読んでなかっただろうな。。

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    2013年02月27日
  • 赦し

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    主人公が直面する2つの出来事。

    いつ繋がるのかな?そろそろ繋がるかな?残ページ少ないけど間に合うかな?
    って思っているうちに何となく終わってしまいました。

    出来事自体は繋がらないものの、主人公の心情や思考に共通した影響を与えてるのはわかります。
    ただそこはやっぱり出来事同士を繋げてほしかったです。

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    2013年02月20日
  • あれから

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    2月-7。3.0点。
    父親が、痴漢した上、咎めた青年を突き飛ばして、青年は電車に轢かれ死亡。
    主人公の娘は、その後転落人生。10年後に新事実が。
    あっという間に読める。まあまあ。
    偶然が重なり過ぎの気が。

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    2013年02月19日
  • 証し

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    Ⅱの冒頭は尾崎の遺書、Ⅲは根岸の最期の言葉ということでいいんでしょうか。

    文章全体には不快ともいえるほど張り詰めた空気が流れており、物語も胸くそ悪くなるようなもの。まして主人公のうち一人はぶっ飛んだ性格で、読者が追いつけないような思考や行動にいきつくのもしばしば。「良い本」とは中々言えない内容だと思います。

    しかしながら独特の空気感、文章力、先が見えるようで見えない展開など、不思議な魅力があるのではないでしょうか。手放しで褒めるほどではなかったのすが、引き込まれるものはありました。

    裏表紙にはミステリ、とありますが謎解きがメインではなかったですね。人間関係(特に絹恵と実家関連)が魅せどこ

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    2013年02月17日
  • そこにいる人

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    ネタバレ

    内容は主人公である直子は家事にうんざりしていた。それは病気を患っている姉を母が世話をしていたからである。両親ともに姉を溺愛していたため直子は嫉妬していた。しかし突然、姉の容態は悪化し移植を考えなければいけなくなった。という感じです。人間の主観の相違というのは怖いですね。私には兄も姉もいます。少しは家族として性格などを理解しているつもりでしたが、自分を理解しているのは自分なんだと思いました。家族との在り方を学んだ気がします。ちょっと私には辛いお話でした。

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    2012年10月05日