矢口敦子のレビュー一覧

  • 証し

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    途中、読み進むスピードがアップしたところもあったけど、導入部がちょっと長い感じ。

    あとラストも救いようがないっていうか、「良かったね」と言えるところがなくて、あまりハッピーになれないのが私向きではなかったかな?

    せめて本や映画、ドラマくらいは「良かったね」と言えるエピソードがあってほしい。
    というのが私の持論だったりするので、
    そういう意味ではちょっと後味の悪い作品でした。

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    2012年09月10日
  • 傷痕

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    9月-2。3.0点。
    死刑囚の息子、一家殺人の被害者の親類が、
    偶然に出会う。
    出所した死刑囚の、共犯者が出所し、息子に接触。
    新たな殺人、好きになった女性の哀しい出自。
    あっという間に読める。短いかな。
    まあまあ面白いが、友人の恋人の、最後の行動が解せない。。。

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    2012年09月08日
  • 傷痕

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    色々な問題をはらんでいて、死刑制度なども考えさせられるなどと思って読んでいたが、一番びっくりしたのは桜井香子親子。

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    2012年09月04日
  • 証し

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    途中まではかなりおもしろかったので、
    ★★★☆☆です!
    最後は納得できませんでした!
    消化不良な終わり方で、最後は少しががっかりしました(><。)

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    2011年10月22日
  • 証し

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    涼しくなってきたから読書しようと思いました。
    夏に本読むの苦手だから。
    で、手始めに選んだ一冊。


    事件の真犯人がいると思ってたからそこは期待はずれ。
    うーん。
    なんか言いたいことがいっぱい詰まりすぎてて、結局何が言いたいのかわからないまとまりのないお話になっているように思えた。

    遺伝子上には母の木綿子、事実上もしくは法的に言うならば母の絹恵。
    不妊症とか色々あるし、どちらが母ともはっきり言えないけど、恵哉だって人間に違いない。
    最後にそんなことを思った。

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    2011年04月04日
  • 証し

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    過去に金のために卵子を売った木綿子と、不妊に悩みその卵子を買った絹恵。二人の「子供」である十六歳の恵哉が、一家四人惨殺事件の嫌疑をかけられ自殺した時に、彼女達は出会う。息子の無実を信じる木綿子は真犯人捜しに乗り出すが、絹恵は懐疑的だった…。犯人が現場に残した「VS」の謎が解けた時、二人は恵哉の心の叫びを知る。長篇ミステリ。

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    2011年02月19日
  • 証し

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    主人公は、二人の女性。

    なんていうか、
    女は、子宮でモノを考える。ってよく言われるけど
    まさに、そんな感じの小説。

    アメリカで卵子提供をして金をえた木綿子
    その後は、資産家と結婚し、とてつもないセレブな生活を送る。
    しかし、未亡人となり
    病気になってしまった木綿子は、
    卵子を提供したことを思い出す・・・・


    シーンかわって、やはりセレブな生活をしていた絹江だが
    旦那が急死したことで
    すべてを捨て、子供とアパートで、ひっそり暮らすようになる。
    そこで起きた、息子の事件。
    その息子をめぐって出会う二人の女。

    とてもスピード感があって、次々読めて、読みたくて仕方なくなるんだけど。
    最後の最後

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    2011年01月27日
  • 証し

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    子どもを授かり、生み育てること。どれほど尊いことか真剣に考えさせられる。
    子どもができず、体外受精で子どもを授かった女と、その卵子を提供した女。対照的なようで、子どもをもともと欲しかったわけではない、それほど好きではないという点では二人は共通しているように思えた。
    卵子を提供し、生まれた子どもに対する異常な愛情。育て方が悪かったと自分を責める生みの母。
    何が正しくて何が悪いというのではないけれど、「ひと」というものになりたいと死んでいった子どもが悲しすぎる。

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    2010年11月15日
  • 証し

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    再読。
    結局は誰かを愛するよりも自分本位な生き方をしている印象を受けた。
    ラストは陳腐的にも思えるし尾形の死も腑に落ちない。

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    2010年07月18日
  • 証し

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    結末が気になり、特に後半からは一気に読みました。
    もっと掘り下げて欲しい箇所が何箇所かあり、もったいなかった!
    『償い』、ぜひ読んでみたいと思います。

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    2010年07月03日
  • 愛が理由

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    主人公が自分とほぼ同じくらいの年齢で未婚。 親友が死に(自殺になっている)、それに納得できない主人公が真相を掴もうと動き出したときに出会った高校生の男の子(しかも美少年)。 関わっちゃうよね・・・美少年だもん。 真相は突き止めるんだけど、なんとなく切ない感じ。 面白かといえば・・・普通です。

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    2010年03月27日
  • 愛が理由

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    予備知識なくタイトル買いをしてみたが、
    恋愛モノではなくてサスペンスだった。
    中年女が美しい若者に惹かれる心理はわかるが(苦笑)、
    さすがにその対象が高校生となると見方は変わる。
    物語の中で美少年に翻弄されるのは、
    独身女と、既婚だが子供のいない女。
    私には高校生以上の子供が二人いるので、
    その点ではあまり共感できなかった。
    美少年の最終的心理と結末は、少し甘いと思ったが、
    誰が犯人でその理由は何かなど、興味はそそられる。

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    2010年03月01日
  • 愛が理由

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    先が読めるようで読めないような、そんな恋愛サスペンスです。
    明らかに泉が犯人だと読者が分かっていても、主人公の麻子はそこを見ようとしない。それがたまに苛立ってきました。
    だけどオチは半分正しくて、また半分は予想外でした。考えれば「そりゃあそうだ」と納得の行く動機だったのにも関わらず。
    それにしても一晃はちょっと便利すぎないか?と思いました。そんな友人(元彼?)がいれば最初から組んで推理をすれば良かったのに、とも思ってしまいました。
    でもそしたらストーリーに味が出ませんよね;;

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    2009年10月04日
  • 証し

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    一人の男の子をめぐって、普通のおばさんとセレブなおばさんの一騎打ち。
    前半セレブおばさんのエキセントリックさが、ちょっと鼻につきましたが、後半は怒涛の展開。
    そこに不思議な登場人物が複数現れて、話をかく乱させる上手い持っていきかたでした。
    謎が次々暴かれるスピード感はなかなかよかったです。
    「償い」の時のしっとりした雰囲気とは全く違って、面白かったです。

    終わり方がちょっと短絡的だったかなという感じはしました。

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    2009年10月07日
  • 愛が理由

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    麻子が伸彦を攻めていき、謎を解き明かすのが唐突すぎる気がした。トリックを一つ一つ解いていくのではなく、いきなり結論に達したので、少しムリがあるのでは・・・。伸彦が麻子を殺したい理由も少し弱いような。だけど、全体的には読みやすかったし、最後のどんでん返しにはそこそこ驚いた。

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    2009年10月04日
  • 愛が理由

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    39歳の翻訳家、麻子。ある日親友である同級生が自殺する。
    彼女は年上の女性を誑かし死に追いやる「心中ゲーム」で殺された・・・?
    こうなるなよ〜あまりにもベタだぞ〜〜と心配してたのとはちょっと違ってホッ。
    でも結局は似たようなものだったか?
    年下の美少年にヨロヨロしちゃうくだりはイライラしますね(笑)
     

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    2009年10月04日
  • そこにいる人

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    ネタバレ

    2009/2/13 7&yから届く。
    2016/3/14〜3/15

    7年ものの積読本にして2年半ぶりの矢口作品。
    家族の関係について鋭いメスを入れる矢口作品。今回は肝臓移植を待つ姉と健康体に産まれた妹。お互いの孤独を描く。切ないながらも、最後のシーンに一抹の希望。

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    2016年03月17日
  • 愛が理由

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    この作者の書く女性主人公は、何か病んでいる…。独特です。それが逆に新鮮で面白いのですが、本作は一番好きでした。でも様々な判断をするときの根拠があまり共感できず、ちょっと置いていかれ気味でしたが。最後まで気になって一気に読めました。

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    2009年10月04日
  • 証し

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    2008/4/13 アシーネダイエー甲南店にて購入
    2010/10/7~10/9

    1年半ぶりの矢口作品であったが、いつもながら家族関係を主題にした心理描写が見事な作品。アメリカ時代に貧困から卵子を売った木綿子とその卵子をもらって子供を産んだ絹恵。木綿子は自分の子供が産めなくなったとき、実の子供である「恵哉」を探し始めるが、ようやく見つけたとき、恵哉は殺人犯として自殺してしまう。一度も会えなかったわが子「恵哉」の無実を信じる木綿子は真相に迫ろうとするが。犯人が現場に残した「VS」とは何か?それが明かされたとき、事件の真相が明らかになる。
     先日、同じく卵子売買などを取り扱った「マリアプロジェク

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    2010年10月09日
  • 償い

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    書店ですごくフィーチャーされていたから気になっていた1冊。
    期待していただけになんか残念。

    だってだってまず犯人が中盤から明らか。
    そしてしっくりこなかったのが、章のつけかた。
    エッセンスをどんぴしゃり入れちゃっていて、なんかなぁという感じ。

    一度死んだ心は生き返ることができるのか、というのがテーマ。
    キャリアの道を歩んでいては決してみることや味わうことの
    できなかった人の寂しさや虚しさ、社会に潜む悪が描かれている。

    けど小説に出てくる言葉は印象に残っている。
    「心だって、致命傷を受ければ、死にます。
    死んでしまったら、決して蘇りません。」

    山岸の行方はどうなったのか。
    第二弾があった

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    2015年11月12日