矢口敦子のレビュー一覧

  • 償い

    Posted by ブクログ

    街角のホームレスが、彼がまだ結婚もしない頃に男の子を救ったことがある。その男の子と、ホームレスになってから再会し。
    ホームレスとその男の周囲で、次々に不穏な事件が起きていき。彼はいやおうなく巻き込まれる。
    決定的な何かがないにも関わらず、この物語に何か引き込まれた。

    0
    2014年09月23日
  • 償い

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    感動小説ということで、手にとってみたがそこまでの泣きはなかったが、すごく考えさせられる内容だった。

    自分にも人に言えない暗闇がある。それは、普段気づかないようにしているけど、それでもいつも背後に迫っている。

    じゃあ自分は生きてて良いのか?
    って考えさせられる。

    0
    2015年01月17日
  • 愛が理由

    Posted by ブクログ

    初の矢口敦子作品。

    内藤みかさんの解説が、妙に納得。

    主人公は39歳の翻訳家、独身の麻子。
    親友の美佐子の突然の死。美佐子と知り合いだった美少年、泉。
    泉と二人で真相を探り始めるが…。

    謎解きの部分は、多少強引な感はあるが、素人の私には許容範囲。

    パソコンや携帯電話などを使い、ゲーム感覚な今時の犯罪になっている。

    その裏には、女同士の複雑な感情や、美しい容姿故の自己防衛術などの嘘と真実が見え隠れし、最後まで面白く読む事が出来た。

    確かに、すごく苦いけれど、私も美少年の嘘なら許してしまいそうな気がする。

    0
    2013年04月19日
  • あれから

    Posted by ブクログ

    三年ぶりに著者の本を買いました。
    相変わらず面白かったです。
    実際に今日のニュースで流れても違和感のない、それこそ自分自身が巻き込まれてもおかしくないような出来事を取り上げる書き方は、一部の人にとってはつまらなく、退屈かもしれません。
    しかも、どの人が必ずしも悪いということもなく、どの人が必ずしもいいというわけでもない。
    だから、読めば読むほど登場人物たちが、行動が好きなのか嫌いなのかもわからなくなってきます。
    どの人物にも共感を感じ、どの人物にも反感を覚える、そんな腑に落ちないのとも少し違う、不思議な感情が残ってしまう小説かもしれません。

    しかし、先で待っているものが気持ちいいものでないこ

    0
    2012年10月11日
  • あれから

    Posted by ブクログ

    「償い」「証し」からの3冊目として、読みました。
    先に先に進みたく、1日で読んでしまいました。
    もう少しどんでん返しがあるかと思って読んでましたが、
    最後はすこしはらはらしながら、
    満員電車では決してのらないで過ごしたいです。

    0
    2011年12月26日
  • あれから

    Posted by ブクログ

     面白くすぐに読んでしまった。
    主人公の人生は過酷であるが、決して
    乗り越えられないものではないと思う。

     読み終えてから、自分が彼女の立場だった
    らどう生きるだろうか、などと考えた。

    0
    2011年12月11日
  • そこにいる人

    Posted by ブクログ

    すごい短かったけど、よかった。羨みは憎しみには変わらないってのが印象に残った。めでたしな終わり方じゃないけど、好き。

    0
    2011年07月03日
  • 証し

    Posted by ブクログ

    じめっとした、どろっとした、嫌ーな感じでそのまま終わっちゃった。
    「普通」の人が1人も出てこない。みんな、どこかずれてて壊れてる。読み進めるうちに気分が悪くなってくるのに、その感じは嫌いじゃないです。

    0
    2010年07月05日
  • 証し

    Posted by ブクログ

    産みの親と遺伝子上の親と、どちらが本当の親かなんて言えない。
    二人とも母親として立派な考え方しているはずなのに、どうしてこうも真逆なんだろう。

    ストーリーとしてはまぁおもしろかったかなー。

    0
    2010年07月02日
  • 証し

    Posted by ブクログ

    『償い』の著者ということで読んでみたくなり購入。
    売買された卵子から生まれた子どもが一家四人惨殺事件を起こして
    そのまま自殺したとみられ、ショックを受ける育ての母と、無実を信じる生物学上の母が、息子の真実の気持ちを知ってゆくという話。
    なさそうでありそうな話だが、償いよりはいまいちかな....
    だけど女性の描写がとてもよく描けていて面白かった。

    0
    2010年02月24日
  • 証し

    Posted by ブクログ

    生活のために卵子を売った木綿子はその後巨万の富を得たが、癌に侵され、自分のDNAを受け継いでいる子供を捜し出す。しかし出会う直前に売買された卵子から生まれた恵哉は殺人を犯し自ら飛び降り自殺をしてしまう。悲嘆にくれている生みの親の絹恵に木綿子は犯人は別にいるはずだから冤罪に陥れた犯人を探し始める。
    有り得ないような無理のあるストーリーだが、恵哉の繊細な心・純粋でやさしい性格、それゆえに起こした犯罪である。
    最後に犯行に至る原因が出生の秘密にあったことが描かれていく。

    0
    2009年10月04日
  • 証し

    Posted by ブクログ

    過去に金の為に卵子を売った木綿子と不妊でその卵子を買った絹江。2人の子供が殺人の容疑をかけられ自殺。
    信じる木綿子と絹江は真実捜しに。探偵の根岸が二人の子 恵哉にインタビューしたために心を病んだ恵哉の犯行。
    木綿子が根岸に打たれ木綿子が根岸に包丁を立てる。

    0
    2009年10月04日
  • 最後の手紙

    Posted by ブクログ

    内容(ブックデータベースより)

    中学一年の史子は、生まれる前の記憶があると語る
    不思議な女の子「シーちゃん」と友達になる。
    彼女に恋をしたが、何も言えないまま転校。
    遠く離れたふたりが、十数年後、再び巡り合った時、
    史子は思いもよらぬ行動に出る・・・。
    昭和から平成を生きた女性を通して、
    同性、夫婦、親子の様々な愛を問う。
    愛のために全てを捨てた女が最後に選んだ道は、
    私憤か反権力か!
    驚愕の復讐劇。
    書き下ろし長編ミステリー。

    令和7年11月28日~12月2日

    0
    2025年12月02日
  • 海より深く

    Posted by ブクログ

    華麗屋の前に男の子が一人立っている。真冬にもう30分以上経つ。
    アルバイトの真志歩は店内に招き入れる。
    明と名乗る男の子は恵璃子を待っていると言う。
    明は耳が聞こえないようだ。
    華麗屋の主人の麗華と美咲姉妹と尾崎とが明を恵璃子のもとへ帰すよう奮闘が始まる。
    又、明の身体には無数の痣が。
    結末は如何に、奥深い愛情を感じる作品であった。

    0
    2025年07月21日
  • あれから

    Posted by ブクログ

    断捨離のために二回目の読書。設定はすごく興味をそそるテーマで痴漢冤罪を受けた家族と相手側が数年後に出会う話。その割には書き急いでいる感もあるようで薄くなぞるように展開が進んでいく。もっと起伏をつけられるように思ったが敢えてしていないのでしょう。多分。

    0
    2025年02月16日
  • 償い

    Posted by ブクログ

    5年程前に読んだ本、気になって再読。
    無理矢理な設定感やドタバタ感もあるけど、全体的に読みやすく、久々の読書にピッタリだった☺

    0
    2024年06月23日
  • 叫び

    Posted by ブクログ

    いまいちスッキリしない。
    オンライン塾講師、ストーカー被害、行方不明
    この3つの単語だけ見たら面白そうなのに…

    0
    2024年04月15日
  • 償い

    Posted by ブクログ

    色々先読みして面白かった。主人公の設定も変わっていてホンマかいな?感はあるけれど、なかなか興味深い。後半は気になって一気読みしました!

    0
    2024年02月03日
  • 償い

    Posted by ブクログ

    どうなるのか、先が気になり一気読み。ミステリーというよりヒューマン系って感じで、私は好きだなぁ。ただ偶然が重なりすぎてる気はするけど^^; 感想を書くと、ネタバレになっちゃいそうなので、この辺で。

    0
    2023年02月16日
  • 海より深く

    Posted by ブクログ

    保護者とはぐれた少年を家に泊めてやり、保護者をさがすうち事件に巻き込まれるお話。私だったら少年がかわいそうでも警察や児童相談所などの行政にまかせてしまうだろうなあと思った。矢口さんの小説は「家族のつながり」のようなテーマが多いように感じる。殺伐とした世の中だからこそ、うっとうしいぐらいの家族愛(またはそれに近い愛情)が逆に新鮮で、求められているのかなあ、と思った。

    0
    2022年11月18日