布施英利のレビュー一覧
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ダミアン・ハースト
動物の死体とスポットペインティング二つの系譜
「桜」抽象かつ具象 濃い絵の具で垂直性へのこだわり 絵画が死んだあとの絵画
ゲルハルト・リヒター
写真(=何かの複製)と
デュシャン(=レディメイド=何かそのもの)=究極のリアリズム
河原温
Today Series 午前零時からの、その「一日」のうちに完成させる
杉本博司
まず頂点にアタックしてダメならレベルを落としていった
人が初めて世界を見た時の眼差し
毎日、日常の中で眺め続けても飽きないだけの強さがあること
デュシャン
「言葉の二重性」
レーモン・ルーセルの小説に影響 音にすると同じ言葉だ -
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デュシャンから始まり、最果タヒまで。
現代アートを彩る作家群をおおまかに区分けして数人ずつまとめた比較的読みやすい本でした。
個人的にエリアソン、リヒター、河原温、AKI INOMATA、最果タヒあたりが好きなのでまとめて読める本書に引かれて購入しました。
入門編?新たな視点を切り開く編?少しどっちつかずかなという印象はありますが、手軽に読めるところは良かったなぁと思います。
とくに最果タヒの話は面白かったです。(文章にも熱が入っていたように感じます)
装丁や合間のページ作りも最果タヒ意識がすごいし、そもそも「デュシャンから最果タヒ」を結びつけている点でもかなりの推しっぷりがみられます。
た -
- カート
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試し読み
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著者は昭和35年生れ、昭和43年に連載終了の『アトム』を評論する適材とは思えない。「アニメは無視」宣言し、38年=放送開始以前の54話を解説するが、抑『全集』をテクストにして連載時の雰囲気を無視している。作意に無関係な閑談に過ぎない。中島梓など先行する評論を参照した形跡もない。アトムは“ロボットと人間の対立”という図式で、民族差別人種差別を扱ったというのが自伝『ぼくは漫画家』などにある。ロボット達はイジメ受けたり、国境越えを禁じられる差別を受け、何度も集団出国して“自分の国”を作ろうとするが、彼は無視する…
『デッドクロス殿下の巻』。「ロボットの地位はうんと低いものでした」「今や全世界はロボ -
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タイトルに惹かれて読んでみた。
『進撃の巨人』に出てくる巨人たちを美術解剖学の視点から見る。
正直なところ、『進撃の巨人』が絡むのは初めと最後だけ。それ以外はひたすら筋肉と骨格の説明になるが、その中で巨人たちが図示される。これが僧帽筋です、みたいな。こういう展開は少し新鮮に思ったが、さらっと読むだけでは美術解剖学の知識はとても頭に入らなかった。
ただ、マンガの描写はこういうことも考えて描かれているんだということを知ることができたのは収穫。実際の人体の構造に忠実だったり、表現のために敢えて実際とは違う書き方をしたり。そういった分析もされている。次に『進撃の巨人』のマンガを読むときは、違った -
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ネタバレ最初は三原色のRGBから入って
最後には人間の内臓の色に対する考察まで
作品の解説よりも色彩学が主な内容です
RGBはパソコン、補色はガーデニングで知っていたので
最初はサクサクと読み進んだけどゲーテの色彩学でつまづきました
色を文章で説明しているので読んでる人間に色に関する
知識と想像力が多少ないと読むのは難しい…
もう2、3点ほど絵画の例をあげた解説が欲しかった
欠点は参考資料として掲載されている絵画が小さくて見えづらいことです
ヴァチカンにある『アテネの学堂』という絵は6X4センチのうえ
プラトンやアリストテレスが描かれているのですがプラトンの全身は1センチに満たず…
「プラトンは