感情タグBEST3
Posted by ブクログ
ダミアン・ハースト
動物の死体とスポットペインティング二つの系譜
「桜」抽象かつ具象 濃い絵の具で垂直性へのこだわり 絵画が死んだあとの絵画
ゲルハルト・リヒター
写真(=何かの複製)と
デュシャン(=レディメイド=何かそのもの)=究極のリアリズム
河原温
Today Series 午前零時からの、その「一日」のうちに完成させる
杉本博司
まず頂点にアタックしてダメならレベルを落としていった
人が初めて世界を見た時の眼差し
毎日、日常の中で眺め続けても飽きないだけの強さがあること
デュシャン
「言葉の二重性」
レーモン・ルーセルの小説に影響 音にすると同じ言葉だが別の意味
Posted by ブクログ
デュシャンから始まり、最果タヒまで。
現代アートを彩る作家群をおおまかに区分けして数人ずつまとめた比較的読みやすい本でした。
個人的にエリアソン、リヒター、河原温、AKI INOMATA、最果タヒあたりが好きなのでまとめて読める本書に引かれて購入しました。
入門編?新たな視点を切り開く編?少しどっちつかずかなという印象はありますが、手軽に読めるところは良かったなぁと思います。
とくに最果タヒの話は面白かったです。(文章にも熱が入っていたように感じます)
装丁や合間のページ作りも最果タヒ意識がすごいし、そもそも「デュシャンから最果タヒ」を結びつけている点でもかなりの推しっぷりがみられます。
たしかに言葉は多くの現代アートにとってもかなり大切な要素ではあるのですが、少し強引かな、とも。
小学生でもわかる現代アート…まずは難しく考えすぎなくても良いというところで「現代アートはすごい」なんてちょっと拙い印象のある題名になっているのかな、とは思うのですが、結局のところ現代アートをしっかり楽しもうと思ったら、各種文脈や作家の個性、作家自身の「言葉」をしっかりと知る必要があるという点ではちょっと物足りない一冊ではあります。