布施英利のレビュー一覧

  • 構図がわかれば絵画がわかる

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    step2の遠近法や次元の話はおもしろかった。step4の仏像や骨格の話は、本のタイトルから考えても、それまでの話の流れから考えても、(著者自身が文中で語っている通り、)一冊の本としてのまとまりをなくしてしまっている。そんな「破綻」も悪くないというようなことを著者は書いているが、どう読んでも、良い「破綻」ではなく、ただの「破綻」である。著者の余分な話に付き合わされた気分になる。

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    2014年03月16日
  • 構図がわかれば絵画がわかる

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    ダビンチ「最後の晩餐」の1点遠近法は凹んでいる感覚、ゴッホ「オーヴェールの教会」の2点遠近法は3Dのように立体的な存在感、そして大徳寺の枯山水の高さ、深さを強調して感じさせる3点遠近法など興味深い。そして3次元の構図から、なんと4次元の構図。モネの「積わら」など連作の時間と光の表現。長谷川等伯の「松林図屏風」の凹凸展示の際の美しさなど、絵画の世界は深い。フェルメールの絵、また写真における人物の有無が全体のバランスに大きな影響を与えていることは、私も写真を撮る際には注意したいと思います。色彩学にとどまらず、宇宙論、宗教学、そして何と人体解剖学など、絵を学ぶことの奥深さを痛感する。

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    2013年08月15日
  • 構図がわかれば絵画がわかる

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    構図を形から空間、光、色まで広げて説明している。最初の方は理解できたが、補色も構図となるとついていけない。最後のインドの仏跡探訪と美術解剖学は、面白かった。十分に理解できなかったが、読後感は悪くない。

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    2013年10月13日
  • 構図がわかれば絵画がわかる

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    垂直、遠近法が作る三角、笑顔は一瞬をあらわす、自然を生かす庭園、の話が興味深い。仏教の話は高校で習ったのでちょっと長く感じた

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    2013年03月01日
  • 構図がわかれば絵画がわかる

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    何気なく読みはじめた本ですが、これまでの世界観が少し変わりました。構図とは、点と線、形、空間、次元、光、色によってつくられ、結局構図は宇宙を要約したものだということです。
    また構図のもう一つの要素として人体がありますが、これも結局内なる宇宙であります。
    僕らは、宇宙(地球、光、地平線、時間、人体など)が適切な構図で表現されているものを美しいと感じているにすぎないと感じました。
    構図には理論があり、論理的に美しいものを導き出すことができるということですが、さらにそこに感性や感覚を表現できるのが真の芸術家であるということでしょう。確かに、ゴッホやピカソ、ダ・ヴィンチ、フェルメール、セザンヌなどの絵

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    2013年01月16日
  • 構図がわかれば絵画がわかる

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    単純に構図の話だけの書籍に徹していればよかったのではないかと思う。しっかりと確認はしていないが、半分近くは構図とは直接関係のない話のように感じた。
    特に何故か段組になっている釈迦の生涯あたりの記述は余計ではないか。特に、これについて敢えて記述するのだ、「破れ」なのだと自ら解説しているのは少々興ざめであった。
    前半の構図に関する内容は面白い。

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    2013年01月06日
  • 鉄腕アトム55の謎 生活人新書セレクション

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    たまにはこういった全然関係ない本もいいでしょう。鉄腕アトムの誕生日である2003年4月7日にほぼ近い2003年2月に発行された本。
    55の謎というタイトルで、54のお話・謎が、記載されており、55番目の謎は、読者ご自身で考えてほしい、と。鉄腕アトムのマンガが書かれたのが1950年代、本書が書かれたのが2003年、二つの時代のタイムトラベル感もあり、なかなか楽しめました。

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    2012年07月12日
  • 鉄腕アトム55の謎 生活人新書セレクション

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    [ 内容 ]
    空想未来マンガとして50年前に連載が始まり、一世を風靡した『鉄腕アトム』。
    2003年4月7日は主人公のロボット、アトムの誕生日である。
    手塚治虫が描いた「未来」に、はたして時代は追いついたのか。
    原作マンガを丹念に読み解きながら、ロボット技術をはじめとする科学文明の現状を検証、手塚治虫が遺した現代社会へのメッセージを考える。

    [ 目次 ]
    アトムは、地球人でも宇宙人でもない?―「アトム大使の巻」
    アトムの「親」は、いったい誰?―「気体人間の巻」
    ロボットと人間、悪いのはどっち?―「フランケンシュタインの巻」
    アトムのパワーは原爆クラス?―「赤いネコの巻」
    アトムは一晩で三千キ

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    2011年06月02日