山口創のレビュー一覧
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ネタバレ子どもの「心」を育てるには、脳に近い「肌」に触れることが大切であり、子どもの頃の親とのスキンシップは、成人後の人格形成にまで大きく影響しているという。キレる子どもはスキンシップ不足によるところが多いそう。
母子のスキンシップと父子のスキンシップは、それぞれ効果が異なるという主張がとても興味深い。母親とのスキンシップは、自分が受け入れられ大切にされているのだという自信を強め、人との信頼関係を構築する力が育つ。一方、父親とのスキンシップは、人と協調して何かをする力(社会性)を伸ばすという。
確かに子どもとのスキンシップは、子どもの性格に大きな影響を与えるように思う。この本を読んで、より一層、子 -
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[ 内容 ]
「思いやりのある子に育って欲しい」-多くの親が子どもの「心」の成長を願っている。
しかし「心」は大事だと思っても、じっさいに「心」を育てるには何をどうしたらよいのか、わかりにくい。
身体心理学者である著者は、「心」を育てるには、まず、目の前にある子どもの「肌」に触れ、「身体」の感覚を養うことが大切だと説く。
なぜなら、「肌」は「心」をつかさどる「脳」に、もっとも近いからである。
最新の皮膚論を駆使して、「肌」と「心」「体」「頭」の発達の関係を探る。
[ 目次 ]
プロローグ 頭そだて、体そだて、心そだて(早期教育が「心」に与える影響 知的活動を支える「体」 ほか)
第1章 子ど -
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鍼灸治療には四診法という診察方法があります。これは、望診(外から目で見て察する診察)、聞診(匂いや声などから察する診察)、問診(患者さんに病情などを直接問いかける診察)、切診(脈診、腹診、尺膚診など)の4つの診察方法をまとめた言い方です。どれもが総合的な診察には欠くことが出来ないものなのですが、中でも重要視されるのは、切診かもしれません。脈診、腹診など、施術者は患者様の身体に直接触れて診察を進めていきます。
また、鍼灸治療をするときには、術者はやはり“手”を使って経穴(ツボ)を探していきます。そして鍼をするとき、お灸をするときは、もちろん直接患者様の肌に触れて治療をしていきます。
このよう -
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マインドフルネスのトレーニングは以下の2つから構成されている。
①五感、自動思考、感情などの心で起こる事柄に対して 今ここで注意を向けること
②注意を向ける事柄に対して排除しようとしたり 同一化したりすることなく そのままにしておくこと。
・瞑想といえば 呼吸法のイメージがあったが食べる瞑想であるとか歩行 迷彩 法であるとか日常 瞑想訓練というものがあることを知った
・今ここにあるものに集中することの重要性を学べた
・悩みや不安に対して曖昧な内容だけではなく できるだけ具体的に作ることが必要だと分かった
・身体感覚に焦点付けた子供へのアプローチへの例が参考になった -
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総評すると、
前半はスキンシップが如何に子どもへ良い影響を与えるか、
後半は心の成長以外にも体の成長も大事
という話。前半のスキンシップで、たくさんの研究を紹介しているが、少々くどいほど量が多く感じたため、辛めの評価にしています。全体を通してはなるほどねー、と楽しめる内容だと思います。
以下は細かい内容で、個人的に印象に残ったところを抜粋しています。お時間があれば、読んでもらえればと思います。
・母親からのスキンシップだと情緒安定し、他人への共感や自分に自信を持ちやすい。父親からのスキンシップだと社会性が向上しやすいとのこと。
抱っこ癖がつくなど、スキンシップのしすぎを否定するものがあるが -
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抱っこ(スキンシップ)がいかに大切かが色々な例をあげて紹介されています。
幸せホルモンのオキシトシンが沢山出て優しい子、落ち着きのある子、になるそう。
抱きぐせがつくから良くないと言われた時代もあったけれど、色々な研究から、やはり沢山スキンシップしてあげるに越したことはない。
落ち着きのない子に抱っこ、スキンシップを増やす実験をしたところ、次第に落ち着いた行動を取るようになったそう。
発達障害はこれに限らない、とただし書きもありましたが、落ち着きのない子はスキンシップ不足も指摘されているようで、何だかなぁ、とスッキリしない部分もあったことも事実。。
でもどちらにしても相手に喜んで受け入れられる