山口創のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレフォトリーディング。スキンシップがオキシトシン(幸せホルモン)を分泌するという内容の本は以前読んだが、この本はそれに加えて、皮膚と筋肉、そして内蔵が脳と連携して人を動かすと述べている。著者によると皮膚感覚は内臓を刺激し、脳に伝達されるので、現場感覚はとても大切との事。情報だけで判断せずに何でもその場に自分を置いて感じてみる事が大切という事。
高速リーディングを交えて熟読。
腸や筋肉(運動)に関しては特に新しい話では無かったが、スキンシップやマッサージなどや皮膚感覚の話しは面白かった。全体的に興味深くて良い本であった。星四つ。
面白かった点を以下に挙げる:
Heat Shock Prote -
Posted by ブクログ
マインドフルネスのトレーニングは以下の2つから構成されている。
①五感、自動思考、感情などの心で起こる事柄に対して 今ここで注意を向けること
②注意を向ける事柄に対して排除しようとしたり 同一化したりすることなく そのままにしておくこと。
・瞑想といえば 呼吸法のイメージがあったが食べる瞑想であるとか歩行 迷彩 法であるとか日常 瞑想訓練というものがあることを知った
・今ここにあるものに集中することの重要性を学べた
・悩みや不安に対して曖昧な内容だけではなく できるだけ具体的に作ることが必要だと分かった
・身体感覚に焦点付けた子供へのアプローチへの例が参考になった -
Posted by ブクログ
総評すると、
前半はスキンシップが如何に子どもへ良い影響を与えるか、
後半は心の成長以外にも体の成長も大事
という話。前半のスキンシップで、たくさんの研究を紹介しているが、少々くどいほど量が多く感じたため、辛めの評価にしています。全体を通してはなるほどねー、と楽しめる内容だと思います。
以下は細かい内容で、個人的に印象に残ったところを抜粋しています。お時間があれば、読んでもらえればと思います。
・母親からのスキンシップだと情緒安定し、他人への共感や自分に自信を持ちやすい。父親からのスキンシップだと社会性が向上しやすいとのこと。
抱っこ癖がつくなど、スキンシップのしすぎを否定するものがあるが -
Posted by ブクログ
抱っこ(スキンシップ)がいかに大切かが色々な例をあげて紹介されています。
幸せホルモンのオキシトシンが沢山出て優しい子、落ち着きのある子、になるそう。
抱きぐせがつくから良くないと言われた時代もあったけれど、色々な研究から、やはり沢山スキンシップしてあげるに越したことはない。
落ち着きのない子に抱っこ、スキンシップを増やす実験をしたところ、次第に落ち着いた行動を取るようになったそう。
発達障害はこれに限らない、とただし書きもありましたが、落ち着きのない子はスキンシップ不足も指摘されているようで、何だかなぁ、とスッキリしない部分もあったことも事実。。
でもどちらにしても相手に喜んで受け入れられる -
Posted by ブクログ
山口創(1967年~)氏は、早大人間科学部卒、早大大学院人間科学研究科博士課程修了、聖徳大学人文学部専任講師等を経て、桜美林大学リベラルアーツ群教授。臨床発達心理士。専門は健康心理学、身体心理学。
本書は、「心は皮膚にある」という持論を基に、皮膚の身体的なメカニズムと、子育てや医療・介護を中心とした人間関係の場における「触れる」ことの大切さを説明したものである。
目次は以下の通り。
第1章:皮膚は「第二の脳」だった!!~肌に触れることは、心に触れること~皮膚という「露出した脳」/皮膚はもっとも原始的な感覚器/皮膚は“音”を聞いている/光や色も感知している皮膚/赤色のユニフォームで勝率が上がる!