雁屋哲のレビュー一覧
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日本人は、なぜラーメンが好きなのか?
自動車会社の御曹司が、会社で成績を上げて、
リタイアー。そして、ラーメン屋を始める。
しかし、ほとんど流行らない。
その理由は どこにあるのか?
山岡、栗田コンビは サポートする。
ラーメンは地球を救う という
日本ラーメン総合開発研究所 の所長にも
援助を仰ぐ。
ラーメンのデータベースがあり、
味の評価もされている。
そこには、メン、スープ、具のプロフェッショナルがいた。
ラーメン党が ラーメンは地球を救う と言っていたが
その流れが、この 物語には 貫かれる。
まぁ。雁屋哲の美味しんぼは まさに 食が人類を救う
という ポリシーがありそうだ。
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▼第1話/低塩の害!?(梅干し)
暑いさなか。お弁当に梅干しを入れていたら、
なんと 梅干しに カビが生えていた。
原因は、低塩の調味梅干しだった。
『真昼のお化けみたいにまぬけな味』
梅干しを、水にさらして 低塩化して調味料を加える。
醋酸、アルコールを加える。
→防腐剤を使ってなかったのかな?
→問題提起で終わり。
▼第2話/豊饒なる大地
サウスオーストラリア バロッサヴァレイ。
海原雄山が、ワイン農場で 土を掘り起こして、
土を食べて、ブドウの評価をする。
品種は ピノノワール。
フランス ブルゴーニュ地方の赤ワイン。
→力の強い赤ワインができる。
ボルドーは、カルベネソヴィニョン -
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海原雄山は聞く
『これは本物のカレーか』
マイダス王の店主は言う
『はい。混じりッけなしの本物のカレーです』
雄山はいう
『ほほう。では聞く。本物のカレーとはなんなのだ』
店主は言う
『え。うちのカレー粉は私が自分でスパイスを調合したものです』
雄山はいう
『ふうむ。カレー粉か。では、そもそもカレー粉とは何なのだ。
インドでもカレー粉はあるのか。
この店のカレーが本物と言ったからには答えて貰うぞ。
まず第一にカレーとは何か』
店主は言う
『えっ』
雄山はいう
『カレーの定義だ。
辛ければカレーなのか。
色が黄色であればカレーなのか。
スパイスを調合したと言ったが、
これを欠いたらカ -
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『福島の真実』の前編。
東西新聞社と帝都新聞社は共同で福島の真実を取材し、福島第一原発事故により普通の生活はおろか食文化をも喪った福島の人びとの苦悩とたゆまぬ努力を知る。
海原雄山の根とは…山岡士郎の根とは…
当時の政府と東京電力の無知、無能、無責任な行動により未曾有の大事故を起こした原発。原発が爆発した直後には福島市内でも空間線量は20マイクロシーベルトを超えたと言う。各地のモニタリングポストもコンクリートの土台に設置されており、空間線量は正しい値とは言えないようだ。
福島だけでなく、東北の各地が汚染され、山菜やキノコを食べられなくなり、牧草地もいくら天地返しをやろうが線量が下がらな -
購入済み
自分の土地を奪われた
自分の生きる場所を奪われた、福島の現実。
山岡の言葉が響く。
困難は重々承知していますが、是非、賛否両論を呼んだ、続刊の発行を期待します。