syo5のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
夢の研究をする私立未来世紀大学の夢科学研究所。
通称フロイト教授と助手のヲタ森、学生のあかねが「繰り返し見る悪夢」と「悪夢に殺された」情報を解き明かすミステリ。
恐怖で眠ることさえ怖くなる悪夢が可視化され、同じ夢を見る人が現れるというのは起こりえることと思うが、
そこから原因を掘り起こして解決することは現実のこととして無いのだろうか。
辛い記憶というのは心のバランスを図るように封印したり捻じ曲げたりするが、それでもその片鱗が悪夢という形で漏れ出てくるのなら、いっそ事実を知った方がラクになるのだろうか。
それとも忘れたフリをしていた現実に絶望してしまうのだろうか。
夢科学研究所に初めて関 -
Posted by ブクログ
ネタバレ2021/4/16
今回は薄味。
ペコの進路が気になってて楽しみにしてたけど変化なし。
まだ10月らしいけど。
助手雇う話はどうなったんだ。
ペコは優しいから前作の敵、夢売り姫香も受け入れるけど、私は優しくないから邪魔やった。
姫香入学してくるからまた出てくるのね。
今のところ私はげんなりしてるけどお手並み拝見。
自分たちの研究室に放火した人をも受け入れるペコはお人好しが過ぎるよw
それにしても今回は見せ場なかったなぁ。
期待値が高すぎて申し訳ない。
間から逃げられないようにさりげなく組んだ足でガードするフロイトっていう描写は妙にかっこよかった。 -
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ネタバレ 購入済み
命を考えさせる作品
生き方ってひとつではないし、命ある限り何通りも存在する
ただ生きてるだけが幸せじゃないと深く感じました。
目が見え、耳が聞こえ、ご飯を美味しく感じられ、自分で身支度ができたり、そんな普段なら何とも感じないことが幸せなんだなあ。
ただ、誰がどのように死んでくのかそういったのが初めに分かるため、ハラハラ感が全くない -
Posted by ブクログ
前回より好みだった!
一冊のうち前半は、上巻の続きで八坂と赤松の恋の行方について。中々ドラマチックでした!
そこから後半は春日部オーナーの話になるんだけど…
最初は正直乗り気じゃなくて中々ページが進まなかったけど、ルチアとの関係がどうなるのかどんどん気になってからはサクサク読めた…。
切なさもあって良かった。
ざっくりとしている訳じゃないけど細部を書いているっていうイメージではないから、ラノベと小説の間って感じ…?エンタメ文庫っていうジャンルはこんな感じなんやろか?
しっかりしたアニメのノベルズを見ている感じ。
読みやすいし絵(映像)も浮かびやすいのでオススメしやすいかな -
Posted by ブクログ
上巻でも書いたが、「最後の医者」シリーズがとても良かった故に期待通りとはいかなかった。上巻と下巻のストーリー展開があまりにも違いすぎて、別々の話でも良かったのでは?と思ってしまった。メインキャラクターが四人いるせいか、それぞれの掘り下げが薄くてもったいない。続けられたらシリーズ化した方が面白くなりそう。
「弁当とか出前物じゃダメだよ。あれは綺麗に整えられすぎちゃってるからね。体調が悪いなら尚更だ。本当に大切なものがそこにはない。」
というワンシーン、なるほどな。と。
確かに具合が悪かったり精神的に落ち込んでいる時などに出来合いのものを食べても力が出にくい気がする。誰かに作ってもらうおかゆな -
Posted by ブクログ
「最後の医者は〜」シリーズがとても好きだったので、今回期待して待ち望んでいた。読んでいてつまらないわけではないけど「最後の〜」ほど引き込まれる吸引力はなかった…
表紙は綺麗だけれどもイメージと違うキャラクターが描かれているので、表紙と帯で食指が動かない人も多そう。もったいない。
ストーリーどうこうというよりは、あるシーンでのワンフレーズ
『誰かにとって簡単なことが、他の誰かにとってもそうだとは限らない
自分自身がやる気を出せと言われて出せなかったように
うまくできない日があったのを責められて辛かったように』
という一文がとても心に突き刺さった。自分自身が「人に厳しく、自分にも厳しく」タイ