ダイアナ・ウィン・ジョーンズのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
すごくおもしろかった
はじめて読むクレストマンシーシリーズ
とにかくお姉さんのグウェンドリンがひどい
弟のキャットがかわいかった
ほんとのお姉さんなのにキャットの魔力をずっと使っていて
キャットの命までも自分の所有物にしてしまっていてほんとにひどかった
でもグウェンドリンにそっくりなジャネットが他の世界からきて
最初はキャットも苦労するけど
ジャネットがキャットのことを思ってくれてほっとした
ジャネットは両親のいる自分の世界から無理やり他の世界に飛ばされてかわいそうだけど
自分の両親のもとにやってきた別の世界の自分が
自分の両親のことを慕っているのを知ってキャットの世界に残ることを決意し -
Posted by ブクログ
久々に読んだので、『クレストマンシー』シリーズを忘れていました。
読み始めたらすぐに思い出しましたが。
ダイアナ・ウィン・ジョーンズの物語は、いつも魔法でいっぱい。
そこが、彼女の作品が大好きな理由のひとつでもあります
一筋縄ではいかない登場人物たち。
予想できない展開と結末。
だから面白くてやめられない。
今回、一番ひきつけられたのが、「風の脚」
あれはいったい何で、どこからきたのでしょうかねぇ。
次に、コンラッドとアンシア姉さんのお母さんが、最後までお母さんの理想像でなかったこと。
子どもに関心を持たなかった為、みんな去って行くけど、やっぱりお母さんは本屋の屋根 -
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Posted by ブクログ
ネタバレ(「BOOK」データベースより)
山麓の町に暮らす十二歳の少年コンラッドは、魔術師である叔父から、「高地の貴族の館にいるある人物を倒さないかぎり、おまえの命は長くない」と言われ、その人物を探すため、魔法の渦巻く館に従僕として奉公に行くことになる。同じときに従僕としてやとわれた、少し年上の少年クリストファーも、やはり別の目的を持って館に来ていた。きらびやかな館の中でともに苦労しながら働くうちに、実はクリストファーは、別世界からやってきた強大な魔法使いだということがわかる。二人は館の屋根裏で、異世界の不思議な塔に通じる扉を見つけ…?「魔法のファンタジーを書かせたら第一人者」「ファンタジーの女王」と -
Posted by ブクログ
ネタバレ(「BOOK」データベースより)
魔法の呪文作りで名高い二つの家が反目しあう、イタリアの小国カプローナ。両家の魔法の力がなぜか弱まって、他国に侵略されそうな危機の中、活路は失われた“天使の歌”をふたたび見出すことしかない。だが両家の大人たちは、互いに相手方を責め、クレストマンシーの「危機は邪悪な大魔法使いのせいだ」という忠告にも耳をかさない。そんなとき、両家の子どもたちトニーノとアンジェリカが、「呼び出しの魔法」に惑わされて行方不明に。「子どもをさらった」と非難しあい、盛大な魔法合戦をくり広げる大人たちをよそに、トニーノの兄パオロとアンジェリカの姉レナータは、力を合わせて弟妹を探し始める。一方 -
Posted by ブクログ
今回の作品には、終盤にちょっとした大団円は用意されてはいるが、大きな見せ場はありません。しかし、心配はない「ギリギリでセーフ」を繰り返す2人の少年の行動による起伏と、徐々に新しいことが分かる期待感で充分に読ませます。
この作品はきっと、後のクレストマンシーであるクリストファー・チャントの人物造型のために、その生い立ちとして少年時代を描きたかったものなのなのです。さらに幼いころを描いた「クリストファー魔法の旅」を初めとするシリーズを何作か読んでおいた方が楽しめると思います。いや「クリストファー魔法の旅」を読んだ人には是非読んでもらいたいです。彼の成長を楽しめるはずだからです。 -
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Posted by ブクログ
彼女の作品で一番好きなのは、初読のインパクトかクレストマンシーシリーズ。クレストマンシーことクリストファーにやられている。既刊4巻と外伝からずっと新作の発表がなかったので、終わったのかと思っていたら、今度はクレストマンシーが15歳ときた(初登場時は30代)。ストーリーとしては、こんなもんかぁ?と。「うちの一階には〜」の方が面白かった。
クリストファーはミリーが好きでたまらんのだな、15歳でどこか別の世界に二人で暮らそうとプロポーズする程度には、というのが解っただけで満足(これでは只のキャラクタ小説…)
クレストマンシーシリーズ1作目の初版は77年。今作ではパソコンも登場してたけど、設定としては