森井しづきのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
野崎まどの短編集
個人的に、近年まれに見るバカバカしさ(褒め言葉)
たまにはこんな話を読んだ方がいいねw
「最近のラノベが酷い」という例でネットでたまに見かけるやつはこれだったんだなぁ
確かにコレだけ切り取って見せたら酷いように見えるわな
あと、将棋の初手王手が野崎まどとは知らなかった
続きもあったのね
アポロ囲いとかw
西部劇とかイラストメインのラーメン屋のやつとか、小説として認めないとかいう人もいるかも知れないけど、新しい試みというものはそんなもんだよねと思う
クセ球や変化球としてはアリだと思うよ
個人的に好きなのは遺伝子デザイナーのやつかな
デザイナーの苦労は環境が変わっても不 -
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購入済み
相変わらず美麗なコミカライズ
全編通して面白いですが、地味に狂化してないヘラクレスや生前のヘラクレスとイアソンのやり取りが見れるのでアルゴノーツファンの方には特にお勧めです。
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Posted by ブクログ
「デュラララ!!」シリーズ作者の成田良悟が書くFateシリーズの新しい偽典。解説の奈須きのこの気合いの入りようから分かるように、これは成田良悟がタイプムーンという惑星で自由自在に筆を振るって遊び尽くした物語だ。時は第五次聖杯戦争のあと、時計塔のロード・エルメロイⅡ世が弟子育てという才能を開花したのち。アメリカ西海岸の一都市で偽物の聖杯戦争が開かれる。1巻は物語のプロローグ。聖杯戦争に参加するマスターの紹介と黒幕らしきものが登場する。あのギルガメッシュとエルキドゥが共にサーヴァントとして参加するというだけでもわくわくするのに、マスターが銀狼だったり吸血主だったり、ロード・エルメロイⅡ世を悩ませる
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Posted by ブクログ
筒井康隆とかそこらへんのメタ的手法を使ったスラプスティックコメディを意識したものと思われる。その中身はまあ、読めばわかるよ。良識ある読者はガツンと殴り付けられて、気づいた頃には身ぐるみを剥がされているだろう。ちなみに、これを芸人のネタ本と考えるのは間違っていると思う。確かにある側面ではそう見えるかもしれないが、それでバスジャックをどう説明する気なのか。これは本という媒体であることを最大限に利用したコメディ短編集であり、故にいわゆるフリップ芸との共通項が発生するものの、どちらが集合として大きいかは微妙な差で野崎まど劇場なのではないか。
あとがきが最も好きかもしれない。妖精電撃作戦も生活感があって -
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Posted by ブクログ
勇者を迎え撃つ魔王や、ライオンになりたがる女子高生、リアルな森の音楽隊、陶芸家のインタビュー記事、将棋の中継まで、シュールなセンスにあふれたライトノベル短編集。
ここ最近で最も面白いと感じた本。読みながら思わず吹いてしまった。よくこれだけ多様なものが書けるなと思うくらいタイトルもテーマもバラバラ。でもどれもシュールな笑いを提供してくれる。文章の完成度が高いのに、まさに文章力の無駄づかい(笑)。
没ネタまで掲載するあたり、そでの解説のとおり「編集部の正気を疑う」。目次に載っていない作品が三つほど隠れているのも面白い。個人的に完全にツボ。続編(あるのか?)も期待したい。