瀧井朝世のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ「この人のおすすめの本には外れがない」と思えるような人が何人かいる。
斎藤美奈子や 三浦しをん、桜庭一樹など。
米原万里や吉野朔実などは読書の幅が広すぎて、はずれていたって気がつかないくらい。
で、この著者の瀧井朝世も、そんな存在になることが決定だ。
紹介された169冊のうち27冊しか読んでいないのに、まるでほとんどの本を楽しく読み終わったような気がした。
気になっていた本が多く紹介されていたせいもあるが。
彼女の好きな本は、きっと私も好きになる。
だって、今まで「カレーソーセージをめぐるレーナの物語」の書評なんて読んだことない。
よくぞ書いてくれました。
高知に実在する沢田マンションにつ -
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Posted by ブクログ
すごくよかった!著者のお名前は読書会とかのツイートで目にしていて、ものすごい読書家なんだろうなあと思ってました。もちろん読書家なんだけど、「偏愛」とあるから、すごく通なものばかりのセレクトになってるのかと勝手に予想していたら、ベストセラーと本屋さんで積まれているもの、小説以外のノンフィクションなんかも入り乱れていて、詳しくない人でも読んでいて楽しいなあと思った。3冊いっぺんに紹介していて、かつそうやっていわゆる身近な本も挙げてくださっているので、読んだ本が取り上げられていると一緒に取り上げられた2冊ってめちゃくちゃ読みたくなるよね。そりゃそうだよね。笑
ブックリストとしての魅力はそういうかん -
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Posted by ブクログ
スクールとして開催された既存のマテリアルを編集した(だけの)もので、空白やら行間やら書影やらでページもスカスカなのに、この値段?さすがにちょっとアコギなのでは…。せめて、各アンケートについて、講師それぞれがコメントするとか、何らかの追加があっても良くないか?あと、目次に作品・作家の名は載っていないにも関わらず、巻末にも索引無し…。これは完全に瑕疵です。って文句ばっか言いながら、それなりに高い評価をしているのは、ブックガイド、中でもミステリのものが単純に好きだから。そして気になった作品も多く、下記のごとし。
福家警部補の挨拶
あと十五秒で死ぬ
天使のナイフ
ロストケア
坂の途中の家
希望が死ん -
Posted by ブクログ
村田沙耶香さんの言葉の選び方、
伊坂幸太郎さんのら生みの親はある意味島田荘司さんだったということ、
恥ずかしながら、谷川俊太郎さんと佐野洋子さんがご夫婦だったとは知らなかったこと、
恩田さんと辻村さんがオススメだという「その女アレックス」はずっと気になりつつ読んでなかったけど、読むきっかけをもらったこと、
小野正嗣さんと朝井リョウさんは2回ずつ出ていて、作家に人気のある方なんだと思ったこと、
そして江國さんの言葉、
“人は端から読んで端から忘れる。そして鍛えられた魂だけ残す”が素敵過ぎて核を鷲掴みにされたこと、
が、この本を読んでよかった理由。
読みたい本も増えた! -
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Posted by ブクログ
芥川賞や直木賞なんて世界の文学賞のうちに入るのだろうか?日本の作家が書いた日本語の小説しか対象になっていないのに。なんてことを思ったけれども、読んでみました。今年も話題になっているのは、もちろんノーベル文学賞。村上春樹さんがとるかどうか、メディアで騒がれました。この本を読むとわかるのですが、その根拠になっているのがカフカ賞。この賞をとった人が二人、ノーベル文学賞をダブル受賞しているんだそうで、まだ受賞してないのが村上春樹なんだそうです。カフカ賞はチェコ語の翻訳が一冊は出ていないと受賞できないそうで、村上春樹がとった2006年は『海辺のカフカ』が翻訳された年。タイトルがよかった?
そのノーベル -
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