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Posted by ブクログ
すごくよかった!著者のお名前は読書会とかのツイートで目にしていて、ものすごい読書家なんだろうなあと思ってました。もちろん読書家なんだけど、「偏愛」とあるから、すごく通なものばかりのセレクトになってるのかと勝手に予想していたら、ベストセラーと本屋さんで積まれているもの、小説以外のノンフィクションなんかも入り乱れていて、詳しくない人でも読んでいて楽しいなあと思った。3冊いっぺんに紹介していて、かつそうやっていわゆる身近な本も挙げてくださっているので、読んだ本が取り上げられていると一緒に取り上げられた2冊ってめちゃくちゃ読みたくなるよね。そりゃそうだよね。笑
ブックリストとしての魅力はそういうかんじなんだけど、ここからは文章自体の魅力を語らせてもらうと、なんだろうこの無限の語彙!?と、次から次へと湧き出てくる表現の豊かさにぎょっとするくらいでした。あとは、これを読んで◯◯を思い出す、というエピソードがあちこちに散りばめられているんだけど、その発想のすごさ。ジャンルにこだわらないし、ただ知識があるだけでなく、発想を発展させていける。ご本人はおそらくご自分のことを「教養人」とはもちろん思っていないだろうけど、読書によってつく(報酬としてでなく、鍛えられるような)教養ってこういうことだな〜とつくづく思いました。
好きなものを豊かに語れる人として理想の人。ぜひいろんなところでこれからも文章を読ませていただきたいです。
Posted by ブクログ
「作家の読書道」「作家と90分」の聞き手でおなじみ、瀧井朝世さんの読書エッセイ。
好きな本だけを集めたとあって、書評というよりはまさに作品への偏愛に満ちた情熱を感じます!特に海外の短編小説が好きなんですね。
新刊一冊を紹介して、そこからイメージした2冊をさらに挙げるというコンセプトもいい。私も大概そうやって次に読む本が決まっていきます。
この中で読んでみたいなと思った本を備忘のために。
ねにもつタイプ
ほんたにちゃん
嵐が丘
舟を編む
飛行士と東京の雨の夜
冬の夜ひとりの旅人が
厭な物語
なぎさ
オーブランの少女
友罪
風と共に去りぬ
贖罪
青色讃歌
元々気になっていたけど、滝井さんのレビューでさらにおもしろそう!と思って背中を押されたようなのが多かったですね。
これを機に読んでみよう。
Posted by ブクログ
「この人のおすすめの本には外れがない」と思えるような人が何人かいる。
斎藤美奈子や 三浦しをん、桜庭一樹など。
米原万里や吉野朔実などは読書の幅が広すぎて、はずれていたって気がつかないくらい。
で、この著者の瀧井朝世も、そんな存在になることが決定だ。
紹介された169冊のうち27冊しか読んでいないのに、まるでほとんどの本を楽しく読み終わったような気がした。
気になっていた本が多く紹介されていたせいもあるが。
彼女の好きな本は、きっと私も好きになる。
だって、今まで「カレーソーセージをめぐるレーナの物語」の書評なんて読んだことない。
よくぞ書いてくれました。
高知に実在する沢田マンションについて書かれた本も、私が読んだ本とは違うけど、やはり面白そうであった。
そう、沢田マンションはすごく興味深い建物なのよ。
よくぞ紹介してくれました。
ただただ、読むことの楽しさ、喜びが伝わってくる。
たとえ本を読んで自省の念に駆られることになっても、やはり読書はなんらかの喜びを与えてくれるのだ。
この人の書く文章が、紹介する本に対する敬意に溢れていて、読んでいてとても心地よい。
読後、読書欲がむくむくと湧きおこってきた。
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