白石一郎のレビュー一覧

  • 戦国を斬る

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    戦国~江戸時代を扱った短編集。
    ●墓を見た男
    ●改易
    ●妖医譚
    ●戦国を斬る
    ●謀殺
    ●城下の月
    ●長崎まんだら
    ●やってきた男
    …の全8作短編集。
    「謀殺」「長崎まんだら」と「やってきた男」がお勧め^^

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    2011年01月30日
  • 鷹ノ羽の城

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    和仁親続とスペイン人の母との間に生まれた、人鬼こと和仁親宗の物語。
    白石先生は「肥後国誌」に記されているこの人鬼に惹かれ、連載当時(今でも…)珍しいハーフの戦国武将+忍者という作品に仕上がっています。
    哀しい逸話の多い親宗も、この本ではわりと爽やかなエンディングに収められています。

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    2011年01月29日
  • 海将(上)

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    小西行長という人が主人公で、戦国時代ものです。
    小西行長を扱った本の中ではわりとライトで重くない方の本だと思います。なので、小西行長について興味があるよという方にとりあえずお勧めしたいです。上下巻ですが結構読みやすいですよ。もう少し重い本であれば「宿敵」あたりでしょうか、こちらは加藤清正絡みで結構ドロドロとしています。物語以外で小西行長に興味があれば「鉄の首枷」、「剣酢漿草の乱舞(諸史料の問題点についての考証」等もお勧めです。

    堺の薬問屋・小西隆佐は、まだ信長の家臣の1人にすぎない羽柴秀吉に己と一族の将来を賭ける。時は天正、西国の毛利家に対抗するための要となる備前・宇喜多家へ、隆佐は手塩にか

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    2010年09月11日
  • 海のサムライたち

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    カヤック知り合いのBLOGで知った「白石一郎」の本を読んでみました。手始めに軽めのエッセイの1冊『海のサムライたち』を選びました。

    私は「海賊」好き、帆船小説大好きなのですが、日本のお話というのは全くといってイイほど知らない。(もともと日本史は大の苦手)今回、この本を読んで、「村上水軍」とか名前を聞いたことはあるぐらいだったことなどが、おおよそ頭の中で理解できてきました。歴史上の海のサムライたちがどんな生き様をしてきたのか史実は多くを伝えてはいないようでするが、さすが第一人者の白石一郎です。史実を淡々と解説しながらも、海に向かうものとしての心意気のようなものを想像する愉しみを投げかけてくれて

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    2010年05月05日
  • 海のサムライたち

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    海と船が大好き・白石氏のオススメな男たちを一冊にまとめてあります。
    小西以外にも、藤原純友・村上武吉・松浦家・九鬼嘉隆・三浦按針・山田長政・荒木宗太郎・鄭成功などがヒューチャリングされています。

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    2011年01月30日
  • 海王伝

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    全1巻。
    でもシリーズ物で2作目。
    初っぱな別人から始まるので
    本当に前回の続きかとまどう。

    主人公は前回より成長してるので、
    成長というより活躍という感じ。
    中盤からは舞台も外国へ。
    コップンカー。

    昔の西の方の話読むと、
    外国と日本が今よりずっと身近だったことに
    毎度感慨を受ける。

    親父登場でかなりワクワクする。
    でも次回に持ち越されるみたい。
    ワクワクする。

    著者、続編を書かずに亡くなってる。
    うそん。

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    2010年04月14日
  • 海狼伝

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    全1巻。
    船乗りの話。
    この人の時代物はサムライの海以来。
    忘れてるけど。

    普通の青年が成長してく。
    実はすごい的な。
    今で言う中二病的な?
    この人はこういう主人公上手い。
    好き。

    信長とかがチラっと出てくるけど、
    基本関係ない。
    村上海賊とかあそこらへんが舞台。
    ワクワクする。

    1巻完結だけどシリーズとして続編へ。
    ワクワクする。

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    2010年04月14日
  • 海将(上)

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    爽やか青年な小西が主人公にも関わらず、宇喜多親子がステキ。
    小西のロザリオに興味示す八郎坊ちゃんがかわいい。
    「俺たちの旅はまだまだ続く!」な終わり方なのは、ちょっと消化不良。

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    2009年11月03日
  • 海将(上)

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    全2巻。
    地味でこすい商人上がり。
    そんな印象の小西行長。
    の前半生。

    や。
    面白い。
    かなりさわやか。
    小西さん。
    超好青年。
    ぜんぜんこすくない。
    もちろん小説だけど。
    ほとんど知らなかった宇喜田家とか中国の話もしっかり。
    終わりかたもここで良いのかも。
    後半悲しくなりそうだし。

    面白かった。

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    2009年10月09日
  • 海狼伝

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    直木賞受賞作。
    村上水軍に捕らえられそこで成長し、頭角を表す
    冒険小説。続きに『海王伝』があるが
    僕はおなかいっぱいになった。

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    2009年10月04日
  • 海将(上)

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    小西行長というとなんとなく「冴えない外交官」のようなイメージがあったのですが、このお話の行長はさわやかで利発で好感が持てました。

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    2009年10月04日
  • 生きのびる 横浜異人街事件帖

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    横浜異人街シリーズの続き。作者が亡くなる前に話は終結して、めでたし。絶筆されるとすっきりしないもんな。

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    2009年10月04日
  • 海将(上)

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    小西行長の半生を描いた作品で、物語は肥後半国の大名になることまでで終わっている。実はこの期間の行長の行動は記録がほとんど残っていない。その期間のその隠された生涯を、想像で掘り起こした作品だ。

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    2009年10月04日
  • 海王伝

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    タイトルだけでジャケ買いした一冊。
    背表紙も読まずに買ったが、まあ海賊モノだろうと。

    冒頭から読み進めると、海すら出て来ずむしろ山中の描写ばかりで、また時代背景が現代なのか何時代なのかが分からず。

    しかし、中盤あたりまで読み進めると見覚えのある単語が目に飛び込んでくる。

    村上海賊か。
    とは言え、村上海賊でもやや後期の話。

    村上海賊ものだと、『秀吉と武吉』城山三郎著、『村上海賊の娘』和田竜著が素晴らしく面白い秀逸な作品だったのでこちらはと言うと、それらと毛並みは大分異なる。

    本作は『海狼伝』という作品の続編らしく、前作を読んでいなくとも楽しめるが、やはり前作を読んでいないと消化不良感

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    2025年02月07日
  • 出世長屋 十時半睡事件帖

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    江戸藩邸の中に事件が続発。
    武士の気概を持たない風潮はここにも。

    福岡藩の総目付けを辞職した半睡だが、
    江戸の藩邸の政治改革を任される。

    久しぶりに江戸へ赴く。

    福岡藩藩士でありながら、地元に行ったこともない,江戸っ子の藩士も大勢いる。
    田舎から出てきた勤番と江戸詰との間の問題も。

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    2018年12月21日
  • 犬を飼う武士 十時半睡事件帖

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    武士の家の跡目,相続問題は大変だ。
    病死などのほか、役目での失態などでも。。。

    嫡男以外の次男三男は,己の食い扶持のために養子に出れれば御の字だが,そうは簡単にいかない。

    自由恋愛もできるわけではない。

    処罰される側にもまなざしをむける半睡。

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    2018年12月21日
  • おんな舟 十時半睡事件帖

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    十時半睡、この隠居下にも関わらず、請われ総目付けを頼まれる人望と仕事ぶり。

    今回は最後にここまで順調に仕事をしてきた嫡男の浮気が、米問屋の陰謀も絡み、引責問題に。。。

    保身に走ることなく、自分にできることを粛々とこなすベテランの味、安心できること。。。

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    2018年12月20日
  • 東海道をゆく 十時半睡事件帖

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    江戸で江戸総目付けの仕事をしていた半睡だが、福岡で息子が病に倒れ、なかなか起き上がれないほどだと連絡が来た。江戸家老は半睡に一度帰郷をしては?と持ちかける。

    供の者を連れて東海道を徒歩で行くことに。

    様々な、事件、景勝地、などを経て、半睡の仕事を離れた人となりが見えてくる。

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    2018年12月12日
  • 刀 十時半睡事件帖

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    平和が続きた江戸時代。武勇の声高い福岡藩黒田家でも、若い世代の武士の性格は変化しつつある。
    昔とは違ってきた当代侍気質をエピソードにして短編が組まれている。

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    2018年12月11日
  • レジェンド歴史時代小説 庖丁ざむらい 十時半睡事件帖

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    宇江佐真理さんが影響を受けた作家さん、、、ということで読んでみた。黒田藩という大きな藩の中で隠居してもなお、頼りにされて総目付けという役割をする60代。

    時の士分の中の序列や仕組みがわかり、
    事件を解決しながら、武士とはなんとも堅苦しいものよ、と
    感じつつ読み進める。

    淡々とした筆致が清々しい。

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    2018年12月11日