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Posted by ブクログ 2016年07月30日
再読ですが、記録が無いという事は、前回読んだのは10年以上前という事になります。
直木賞をとった『海狼伝』の続編。
英国にはホーンブロワー・シリーズを始めとする帆船物の系譜がありますが、同じ島国の日本には海洋文学と言える作品は少ない。全世界を股にかけた英国と同列にとまでは言えなくとも、室町末期には倭...続きを読む寇で知られるように、中国から南アジアにかけて広く冒険をしていたのですが。
そんな中で、白石一郎さんは珍しく日本の海洋物を多く描いた作家さん。この作品は1600年ごろの日本からシャム(タイ)を舞台に、海商・海賊入り乱れての活劇です。
やや安易な筋運びも有るのですが、スケールの大きさ、登場人物のキャラクター、海戦の迫力、いずれも英国の帆船物に負けません。
久しぶりに読み返しましたが、やはり骨太で面白いですね。
Posted by ブクログ 2011年09月04日
前作と同様壮大なスケールの物語。瀬戸内を離れ種子島、琉球、シャムと続く。途中桃太郎のようにきのきいた部下がどんどん増えていくのはビックリ。この作者の特徴なのか終わりがしょぼく中身が濃いのは一緒だった。名言
Posted by ブクログ 2010年04月14日
全1巻。
でもシリーズ物で2作目。
初っぱな別人から始まるので
本当に前回の続きかとまどう。
主人公は前回より成長してるので、
成長というより活躍という感じ。
中盤からは舞台も外国へ。
コップンカー。
昔の西の方の話読むと、
外国と日本が今よりずっと身近だったことに
毎度感慨を受ける。
親父登...続きを読む場でかなりワクワクする。
でも次回に持ち越されるみたい。
ワクワクする。
著者、続編を書かずに亡くなってる。
うそん。