火崎勇のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
フレンチレストランのシェフ×ギャルソン。
小粋なロマンスというよりは、攻が男っぽく恋愛に不器用なので、おいしそうな料理が登場する中にも昔気質の硬派な香りが漂っているような話でした。
センセの作品、今回は一人称が受視点バージョン。
小谷が先輩の紹介で今のレストランに転職してきた理由が、想像していた以上に重かったです。
最初はなんでそこまで酷い事を言えるんだろう?客商売なんだから、もう少しわきまえたら…?と快く思えなかった石戸への態度でしたが、そうなってしまった深い理由があったんだと納得。
仕事も人間関係も、そして住まいまでも失うほどの異常な偏執に恐怖してしまう気持ち、誤解されて誰も信じられなく -
購入済み
これは快作〜♪
始めこそ松浦が掴みづらいツンデレキャラで「どーなのよ?」と疑問符だらけでしたが、なんのなんのラストに近づきタイトルに偽りなく「豹変」したときの悪い男具合に萌えです。決してS攻めの大ファンではありませんがこの松浦の裏表さが「大アリ」、普段のツレなさから一転した強引なスケベったらしさも良かった(笑)。火崎さん当たり外れ激しいけど本作は前者。北角の天然さとゆーか初心さ加減もいい塩梅で本当に可愛らしい〜。
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Posted by ブクログ
ネタバレ王子様との結婚が嫌で逃げ出して、逃げ出して出逢った人が実は王子様だったってのはよくありますけど、今回は逆の設定で、王子様の方が断ってきて、そのあとで出逢ったサリアが気に入ったからやっぱり結婚するっていう感じです。
小さなころから王子様のお嫁さんっていうのを言われて、それにふさわしくあろうと努力していたのに、理由も告げられずに突然破棄されたら、確かに周りの見方もこんな感じなんだろうなって思いました。
クレイヴもサリアも間違ったことは言っていないけど、それぞれの視点が違うから、なかなかそれが交わらない。でも違う見方をする人に惹かれていって、やっぱりこの人じゃなきゃっていうのはいいです。
Hシー -
購入済み
心理分析力全開(笑)
やっぱり火崎さん、と思える心理分析・描写と伴う葛藤がハンパじゃない作品です。過去読んだ数十作のほぼ共通してですが主人公に好感あるない関係なくその人物を肌で感じられるくらいリアルに想像出来るというか。。本作は若干堅物なマジメくん園田が梶沢の要は着色が過ぎる「話」に敏感に「嘘」だと潜在的に嫌悪感を示して疑り深くなり「真実だけが何より重要」ということに囚われて梶沢がまた嘘をついているんじゃないかとグルグル悩んじゃう、そんな園田を大事に思い柔らかくも力強く引っ張り込んで包んであげる梶沢の再会して成就するお話。ずっと好きだったのに梶沢は相当に「疑われてて」若干気の毒ですが(笑)が、「好きな相手のことは丸
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購入済み
甘くはないけど
作家買いです。火崎さんてスレ違いや感情の起伏だけでお話を巧く展開しますよねぇ。。ネタバレになるので詳しく書けませんが、兄・渡(攻)は高羽(受)に笑っていることを求め穏やかに愛し一方の弟・航平(攻)は泣き顔つまりは悲しみを晒し出すこと(過去を受け入れ消化し乗り越える)を求め激しく愛する。悲しい事故後に頑なに閉ざされた高羽の心がやがて開かれていき新しい恋に生きようとスタートを切るまで、ってお話。だけど攻め目線。あんまりラブラブ感はないのですが期待感ある今後を色々想像させてくれる楽しさがあります。でもやっぱり「甘いその後」もオマケにあったらもっと良かったなぁ。
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購入済み
火崎さんらしーと言うか攻め目線のやたら現実的で淡々とした書き方が冷めてさえ感じるのに読むのが止められない。鉄輪はちょっと冷徹で捻くれてるかなぁ、職業柄か甘さもない俺様。なのに拾った志摩に子供染みた独占欲を見せたり翻弄されたりしてるのはおかしかった。志摩は掴めないキャラのベスト3(個人調べ。笑)って感じ、綺麗な容貌のわりに「無表情で無欲」妙にストイックそーだからこそ鉄輪は半ば意固地に執着したのかな〜。潔癖っぽいから穢してみたい、、大なり小なりの嗜虐性と征服欲はやっぱ男の性なんですかねぇ?(笑)個人的には甘さと絡みが足りませんでしたが、何も持たない生きる意味と指針が必要な志摩に鉄輪が与えた上から目