あらすじ
老いた養母と小さな煙草屋を営む乃坂は、毎日くる創馬という男に、密かな恋心を抱いていた。想いを伝えるつもりなどなく、他愛のない話の中で男からの優しい気持ちを感じるだけで幸せだった。そんなある夜、創馬から突然の土地買収を告げられる。混乱する乃坂に追い討ちをかけるような養母の死。一人になった乃坂は、ただ傍にいたい。それだけの想いから同居を条件に買収を受けると話す。それが乃坂にとって、甘く切ない日々の始まりとは知らずに……。
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今まで知らなかった
火崎先生の作品大好きです。
今まで知らなかった、この作品。
タイトルと作者に惹かれて買いましたけど、今まで知らなかったことが
残念だったと思うくらいよかった。
こういう辛い体験や暮らしをしていた青年を描いた作品うますぎます。
何度でも読み直したい。
Posted by ブクログ
好きです健気な年下不幸青年。
自信満々のかっこいい社長。
不幸青年の視点からずっと進んでいくお話なので、行動に見え隠れする相手の思いがはっきりしない。
願ってはいけないと思いつつ結構大胆な願いに男らしさもある。
欲をいえば、半狂乱になった社長ってところもちょっとあったらよかったなあ。
にしても、すきだなあ。
不幸な優しい青年が報われるからほっとする。
Posted by ブクログ
乃坂の心情が自然に心に入って、ほどよく感情移入できて良かったです。
濡れ場もほどよく(笑)
この作家さんは、文章がどうも理屈っぽく感じられて、それが気になって敬遠しがちになるんだけど、話自体は結構好み。
文章の苦手な部分も、気になる作品とさほど気にならない作品があり、これは割とするりと読めたかな。