火崎勇のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
ネタバレ静かで、優しい話だったと思います。
高校時代憧れていた人が、同僚として異動してきた……
でも、その同僚は当時が別人のようにサボり魔になってしまっていて。
理由を尋ねると、「俺には俺の役目があるから」と。
どうやら、石動にはそうせざるを得ない理由があるようで……
というような話。
<ここから先、ややネタバレ含みます>
石動がサボっていたのは「他人に望まれる通りに動く」という、彼の信念……じゃないや、考えがあったから、で。
そういう風に考えるのは、彼なりに理由があったから、なんですが(この辺りは省略)。
当初は、そう考えて動いてるんだ、と弓川は気付かなくて。
一 -
Posted by ブクログ
もう、口絵の尾崎が見ても見ても見飽きないです。カッコいい!この口絵だけでご飯3杯食べられる。
こんなにかっこいいのに、如月が自分に嫉妬してくれないなんて拗ねたりして、尾崎ほんとにかわいいんだから。
まだまだ、尾崎に人らしい感情を持ってから日の浅い如月です。それなのに、自分一人ばかりを見ないで大勢の中から自分一人を見て選んで欲しいなんて我がままなメロメロ尾崎です。
それで素直に従って頑張ろうと努力する如月も、ツンな語り口からは想像できないほど健気です。
尾崎も相当だと思わせるけど、如月だってインプリンティングという言葉一つであんなに悩んだりするなんてどんだけ尾崎が好きなんだとこっちが照れくさくな -
Posted by ブクログ
ボディガード×青年実業家
青年実業家というか、ゲーム会社の社長なのですが。
無くなった母親の実家が金持ちで、母の兄がそれを継いでいるのですが、我関せずで主人公はわが道をいっているんですね。
主人公がいなければ、と実家が命を狙ってくるのでボディガードがつくのですが、主人公は自由にうごけないからと抵抗しまくる、と。
さすが火崎さん、といわんばかりにスピード感がある内容でした。
サスペンスドラマのように人の思惑がぐるぐるしてるので、読んでて楽しいです。
もっと攻めの「本来の姿」で主人公に接する姿が見たかったです。
お仕事中は丁寧な話し方するんだけど、攻めは普通のしゃべり方のほうが魅力的だったので -
Posted by ブクログ
受の不幸体質が災いして、どうにも先に進まないリーマンラブ。
自信満々な攻目線一人称だからこそ、読み手も受への疑惑がふくらみまくる絶妙な筋運びです。
恋愛経験豊富で有能な営業の鳥海が恋したのは、経理課の堅物眼鏡の琴川。美人なくせに妙に抜けていて意外に初心。鳥海はそのギャップに惚れて告白、交際にこぎつけたのですが、なぜかデートはことごとくドタキャンの嵐。交際には嬉しそうに応じたのに、身内の所用で毎回キャンセルする琴川に、次第に疑惑を抱く鳥海。
理由に「母が」「姉が」「妹が」と言われれば、さすがにデートを優先させるわけにもいきません。でも、なんか変。次第に鳥海は琴川の私生活が気になりはじめ、調べ -
Posted by ブクログ
好みな方かな。無茶ぶりで重い。展開が見えてるようで想像し難くガツガツ読んでしまった。
画家は人柄の温かい感の良いキャラで野獣化は好物w頑張ってたなぁ。 脇の山口が仕掛け人で食えないキャラなのが面白いw 受けは、これでもかってくらい繊細!受けにとっては心理的にキツい運びだったな。
生き別れた双子、複雑な関係で。あれだけ亡霊にとり憑かれたかのように恐れ想うのは、弟を愛してたんだな~ってヒシヒシ感じた。
失いながら、やっと気付く人との繋がりの貴重さとか、孤独、あるなぁと思って。
自分の半身の元恋人を好きになるって…そりゃ複雑な心理作用しないはずもない。一般的には共感されにくいマイナー思考かな -
Posted by ブクログ
【あらすじ】会社員の榊原英之は、公園で出会った男にホテルに連れ込まれ、無理やりに抱かれてしまう。翌朝残されていたのは「悪くなかった」というメモと数枚の万札。数日後、英之は街中で男と再会する。自分は体を売っているのではないと説明する英之だったが、タカリと勘違いされ邪険に扱われてしまう。三度目の出会いは母親の結婚式。なんと、男は母親の再婚相手の息子として現れたのだ。その上、英之の部屋に突然押しかけてきて…。
この話、ライトぽいのに、まじめすぎる榊原のぐちぐちした気持ちに寄り添ってたら
息苦しくなっちゃった。
荏田(えだ)の心情にはなにか理由があって榊原の言葉をかわしているんだと
その理由を心待ち -
Posted by ブクログ
[ボディガード×ゲーム会社社長]
この作家さんの作品は初めてでした。
気になってはいたが未読でした。
素晴らしいです。
予想外の展開、
この決して厚くない本でこれらの内容を詰めてくるとは。
面白かったです。
他の作品も読んでみたいと思いました。
****************************
☆あらすじ☆
大企業の社長を務める伯父が倒れたことで、跡取り騒動に巻き込まれた平泉。
身を危ぶまれた平泉の元に急遽送り込まれたのは、眼光鋭く無口なガードマンの西岡だった。
「これからずっとあなたの身を守る」
――以来、大きな番犬のように、四六時中平泉に貼り付いて離れない西岡。
夜遊び