・「誰かが助けてくれるのがチームじゃねえ。死に物狂いで全員の役に立とうとするのがチームだ」
・(責任なんてとったことのない奴に限って、そんなものに憧れる!)
・「お前が引き受けて、お前が切った患者だろォ。責任はお前が取るんだよ。
お前のミスで患者が死んだら、お前が遺族に頭下げて、お前が提訴され
...続きを読むたりするんだよ。
それが手術する人間の最低限の覚悟だろ。
俺のチームに入った以上、これからも責任は背負わせるさ」
・「待ちに待った患者だと?勘違いするなよ。患者が医者を待ってるんだぜ」
・「あんたの改革は、あんたの妥協をごまかすための道具じゃねえ。人間は無限に自分をごまかせる。
改革のための手段と言って、気づかぬうちに自分に甘くなる。
いずれ、過去の罪すら正当化するようになる。ミイラ取りは、そうやってミイラになる」
・「でも、あなたは違ったわね。いつも患者には真っ正直で、患者が苦しんでいたり、亡くなった時には、
いつも瞳に涙をためて、こぼさないようにしてた。あなたは頭のいい人だから、泣き方を変えたのねえ。
あなたのようなお医者さんだったら、もし私が死んでも、きっとずっと覚えててくれる。私は…そう思ってる」
・「安全で簡単だけど、”とりあえず”でしかない処置でなく、
手間はかかって難度は高いけど、患者にとってベストな処置を選ぶ。難しいことをやりたがるのではなく、妥協しないだけ」
・(医局とか、自分を守るとか、そんなことは数時間でいい。忘れよう!僕が守る側なんだ)
・(今日は何も見落とさないぞ。ここまで来たら、もう朝田についていくしかない。バチスタは始まっちまったんだ!)
・「この世には、二種類の外科医がいる。一つは臓器を解剖学的にとらえる者。
この手術でいえば、心臓を単体の臓器としてとらえ、心臓局所の問題にしか注意のいかない医者。
そして、もう一つは、人体を動的にとらえる者。
人体を様々な生きた臓器がつながった、トータルな有機体としてイメージする医者だ」
・(奴の脳内には、極めてリアルな生々しい人体が生きている!
あらゆる臓器を切ったけ件を豊富に持って、初めて立てる領域だ)