上杉忠弘のレビュー一覧

  • 花咲小路二丁目の花乃子さん

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    花乃子さん達も、そこに居候して花屋を手伝う十代の女の子も悲しい背景を持っているけどそんな彼女達を見守り支える花咲小路商店街のみんなが優しく温かい。前作までのメインキャラクター達が登場するのも、オールスター感があって楽しかった。

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    2025年09月13日
  • 花咲小路四丁目の聖人

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    ルパン三世的なエンタメ要素満載で、小説だからこその派手な解決策とハッピーエンドで楽しめた。古き良き時代の商店街を愛する人達の温かみが物語全体にあってこの商店街の人達が一気に好きになった。

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    2025年08月28日
  • 花咲小路一丁目の刑事

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    このシリーズ、過去に読んでいるなぁと思いながら読みました。
    この作者さんを友人に勧められて読んだのですが、
    このシリーズは少し癖があることを思い出しました。

    恋愛感情の表現はわざと薄弱にして、
    読んでほしいところ「主人公が休日の相談事に奔走する姿」が
    はっきりくっきりしているがために、
    ちょっと読みにくい部分も。
    似たような名前が次々とでてくるので、関係性を掴むのに
    前ページに戻ることもしばしば。

    でも、そういった理由でこの続きを読んでいないから
    なおさら気になるんですよね。
    借りようかな~?

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    2025年04月26日
  • 花咲小路二丁目の寫眞館

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    二丁目に古くから続く〈久坂寫眞館〉で働くことになった新米カメラマンの桂樹里。
    店主の久坂重さんが写真を撮ると、なぜか奇妙なものが映り込んでしまうのです。
    動画を撮ったことが原因で、二人はタイムスリップして過去の〈久坂寫眞館〉にきてしまい、しかもセイさんまで巻き込んで、昭和51年に起こった四丁目のアーケードが火事でなくなったという事件の真相を突き止めることに…。

    タイムスリップという突拍子もない設定が、何とも心憎い演出です。
    地主だった矢車家のお屋敷は、江戸時代からのとても立派な日本家屋で、セイさんの奥さんの志津さんは、気品あふれる素敵な奥様で、懐かしい昭和の時代の花咲小路商店街を見ることがで

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    2024年12月10日
  • 花咲小路一丁目の刑事

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    「淳ちゃん、ご飯よ」
    非番の日はいつもばあちゃんのその言葉で起こされる今回の主人公「赤坂淳刑事」
    じいちゃんが作ってくれる美味しい朝ごはんを食べていると「今日は何か予定があるの?」とばあちゃんが尋ねる。これが、何かお願い事がある合図だ。

    非番の日は、商店街で起きる不思議な出来事の相談を受け、紐解いていく。
    事件でもない出来事を紐解くには、相談できる相手が必要で、ここに「花咲小路四丁目の聖人」で出てきた北斗くんや克己くん、奈緒ちゃんに亜弥ちゃん。そして、セイサンが登場する。

    1つ1つの出来事は大事件ではなく小さな不思議や疑問なのだけど、紐解かれた答えには優しさや想いが強く描かれていた。

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    2024年11月17日
  • 花咲小路一丁目の髪結いの亭主

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    今回の語り手は、奥さんのミミ子さんが一人で切り盛りしている〈バーバーひしおか〉で、住み込みで働いているせいらちゃん。

    ふだんのんびりしている旦那さんの朱雀凌次郎さんには、実は美術界でも認められている鑑定士の才能があるのです。
    愛想がよくてお喋り好きな旦那さんから語られる、美術品や骨董品にまつわるお話が興味深くて、一気に読めちゃいました。
    この〈花咲小路商店街〉は、見た目も中身もほんとににユニークな人たちばかりが揃っていて、彼らの裏の顔を知るたびに楽しさがどんどん増していきます。

    海外から突然帰ってきた一人息子の桔平さんがまた個性あふれる魅力的な青年で、〈バーバーひしおか〉の後継ぎを期待され

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    2024年11月08日
  • 花咲小路三丁目北角のすばるちゃん

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    高校を卒業して、じいちゃんの残してくれた駐車場〈カーポート・ウィート〉の若社長になったすばるちゃんは、かわいい顔をした小柄な男の子。
    天涯孤独の身となったすばるちゃんは、看板代わりの赤いシトロエンのバンで寝泊まりしています。
    実はこのシトロエンには、ある秘密があるのですが…。

    駐車場にやってくる色々な種類の車とともに思わぬ事件が発生して、すばるちゃんが個性豊かな〈花咲小路商店街〉の人たちと一緒に解決していきます。

    人にはいろいろな人生があって、実は知らず知らずのうちに誰かに見守られていて、ひとりぼっちなんかじゃないんだよって教えてくれる、とても心温まるお話です。
    〈花咲小路商店街〉の人たち

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    2024年10月05日
  • 花咲小路二丁目の寫眞館

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    頭が弱い故にタイムスリップものは苦手な私でも頭がこんがらがることなく楽しく読めました!
    ハラハラする展開はないけれど、実はこんな秘密が!?と、小路幸也ワールド炸裂で面白かったです。
    このシリーズ読みやすい。好き。

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    2024年08月11日
  • 花咲小路三丁目のナイト

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    今回のお話の舞台は、三丁目にある〈喫茶ナイト〉
    ナイトと言っても〈夜〉という意味の〈NIGHT〉ではなく、〈騎士〉の方の〈KNIGHT〉らしい。
    深夜営業のお店〈喫茶ナイト〉には、DVDやVHSが棚いっぱいに置いてあって、時折出てくる映画のタイトルが、物語を先へ先へとつなぐ役割を果たしているようです。

    今僕(堂本望)は、独特の渋い雰囲気の仁太叔父さんと2人で暮らしていて、店に訪れた人たちの、夜にならないと話せないような悩み事を、仁太叔父さんが見事に解決していきます。

    前回にも登場したおなじみの商店街の人たちの協力もあって、次々と悩みは解決されるけれど、みんながいい人だから、何もかもを徹底的

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    2024年07月23日
  • 花咲小路二丁目の花乃子さん

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    〈花咲小路商店街〉シリーズ第三弾。
    今回の語り手は、〈花の店にらやま〉というお花屋さんを営んでいる花乃子さんの、12歳年下のいとこ井筒めいちゃん。
    高校でいじめに遭っためいちゃんは、学校を辞めて〈花の店にらやま〉で住み込みで働くことに。

    美人で優しい花乃子さんにはちょっと不思議なチカラがあって、柾さんと柊さんという双子の弟と一緒に花屋の仕事を手伝いながら、めいちゃんはこの〈花咲小路商店街〉にどんどん馴染んでいきます。

    あちらこちらに恋の花が見え隠れしていて、花言葉もたくさんちりばめられてとても神秘的な雰囲気も。

    前作にも出てきたミケさんは、花乃子さんの親友で、花乃子さん、ミケさんに加わっ

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    2024年05月06日
  • 花咲小路二丁目の寫眞館

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    久しぶりにセイさんががっつり出てくるお話です。
    もうこの商店街何が起こっても驚きませんが、今回はタイムトラベル。4丁目アーケード火災の原因にまつわるあれこれがメインです。タイムトラベルものはともすると矛盾だとかいろいろ出てしまうものですが、本作は非常によくプロットが練られていますね。重さんと樹里さんもいずれ結婚するかもですね。

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    2024年02月19日
  • 花咲小路三丁目北角のすばるちゃん

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    良い人ばかりが住んでいる花咲小路シリーズ。
    その良い人たちが素敵な関係を作りながら生きている様子に、少しの非現実感がスパイスとして効いており、どれを読んでもホッコリした気持ちになります。
    東京バンドワゴンシリーズと合わせてずっと続くシリーズになって欲しいです。

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    2024年02月07日
  • 花咲小路一丁目の刑事

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    今回は、祖父母の営む〈和食処あかさか〉で同居することになった刑事、赤坂淳が主人公。
    非番の日に限って、淳のところに商店街の騒動が舞い込み、なぜか奔走する羽目になってしまう、ほのぼのとしたミステリー。
    〈たちばな荘〉で暮らすストリートミュージシャンの三家(通称ミケさん)という謎めいた女性が出てきて、不思議に思いながらも淳は少しずつミケさんに近づいていくのですが。

    非番の日の朝の、ばあちゃんと淳とのやり取りがほっこりとして実に良いのです。
    このシリーズは、毎回主人公が違っているけれど、前作に登場した北斗くんや、セイさん亜弥ちゃん親子にも会えるし、〈花咲小路商店街〉の人たちにますます愛着がわいてき

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    2024年02月04日
  • 花咲小路一丁目の刑事

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    四丁目も良かったですが、一丁目もまた違った良さがありました。
    前作の登場人物とのつながりがあるのも嬉しい。

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    2024年02月03日
  • 花咲小路四丁目の聖人

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    現実的には無理なんじゃないか?みたいな設定も含めて楽しく読めました。世界的に活躍していた大泥棒が商店街に住んでいるというのもなんだかワクワク。
    シリーズなので、続きを読み進めていくのも楽しみ。

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    2024年02月03日
  • 花咲小路四丁目の聖人

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    物語の舞台となる〈花咲小路商店街〉は、伝統と歴史と人情味のある、さびれかけた商店街。
    英語塾を営む亜弥は、父と二人きりで暮らしている。
    70歳になる父は、日本に帰化したイギリス人で、若い頃は美術品を中心とする伝説の大泥棒だった。

    商店街に巻き起こる謎を解き明かし、大企業による買収話も独特の手法でものの見事に解決する英国紳士の父と、亜弥の幼なじみの克己と北斗の名コンビの活躍ぶりが、爽快で楽しい。
    極悪人は一人も出てこないし、商店街の人たちを巻き込んでの大掛かりな仕掛けに圧倒されつつも、最後はハッピーエンドで幕が閉じられていて、ほのぼのと温かい気持ちになれます。

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    2023年11月22日
  • 花咲小路四丁目の聖人

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    さすがです。現実離れしたストーリーですが一気に読ませてくれます。東京バンドワゴンと同じくらい人の情を大切にしているシリーズ。第一作目なのでこれから末長く愛読していきます。

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    2022年11月05日
  • 花咲小路三丁目北角のすばるちゃん

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    まさかの魂が、、、
    今までと違ってファンタジーが強めでした。シトロエンが大活躍でしたね。
    車種がシトロエンというのも、花咲商店街らしいです。
    商店街のイメージがどんどん膨らんで、日常が少し想像しながら読むのが楽しいです。

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    2022年09月04日
  • 花咲小路三丁目のナイト

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    シリーズ4冊目。

    僕はどうしても、受け入れることができず、会社を辞めて、花咲小路商店街の叔父の店に居候する。

    人には言えない秘密の相談事を聞く、夜だけ開いている、喫茶店ナイト。
    日常の様々なトラブルから始まり、最後は淳ちゃん刑事とミケさん、食事処あかさかの今後、僕自身や仁太叔父さん自身の生き方、すべて引っくるめて上手くおさめてしまった。
    何となくこのままセイさんのことが暗黙の了解になっていくのだろうか?

    シリーズの今後がどうなるのか、気になる。

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    2022年02月18日
  • 花咲小路四丁目の聖人

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    再読。伝説の大泥棒saintとそこに住む商店街の人達のほんわかミステリー。もう忘れていた部分もありつつ、テンポよく読めて楽しめました。最後はやっぱりいいねぇ。
    #再読
    #読書好きな人と繋がりたい

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    2022年02月17日