上杉忠弘のレビュー一覧

  • 花咲小路一丁目の刑事

    Posted by ブクログ

    和食屋の孫が刑事になって帰ってくる。非番の日には町のちょっとした謎解きを頼まれる。ミケちゃんといい感じに。

    0
    2016年05月01日
  • 花咲小路四丁目の聖人

    Posted by ブクログ

    シャッター街になりつつある花咲小路商店街で英語塾を営む亜弥の父はかつて英国で知らぬもののいない大泥棒だった。誰も傷つけず、不当に手に入れた美術品を狙う手腕は芸術そのものだった。今では日本で隠居生活をしているがその腕は衰えていないのだった。
    そんなある日静かな商店街に黒船のように大資本の買収が持ち上がり、父がその技を駆使して商店街を救うべく動き始めるのであった。

    とても魅力的な題材なので楽しく読めるのですが、もう少し練り上げて欲しい感じです。ちょっと人物造形が単調で深みが無いかと思います。

    0
    2016年03月23日
  • 花咲小路四丁目の聖人

    Posted by ブクログ

    日本人より日本人らしい「聖人」さん。
    彼の娘である主人公は、幼なじみたちと協力して商店街の危機に取り組んでいく。でも、それは「聖人」さんの大いなる庇護があるお・か・げ。
    心あたたまる物語。シリーズ第1弾。

    0
    2016年01月19日
  • 花咲小路四丁目の聖人

    Posted by ブクログ

    初めましての小路さん。
    書店の新書コーナーで何だか気になるので手に取ったのがシリーズ3作目だったので、先ずは1作目のこちらから。
    寂れた商店街が物語の舞台。
    25歳だったかな?塾講師の女性が主人公。お父さんは日本に帰化したイギリス人で泥棒。コソ泥じゃないよ。美術品中心の大泥棒。
    大好きな商店街が乗っ取られちゃう。そこに英国紳士の大泥棒がどう出るか。
    ほっこり系のエンターテイメントとして読むにふさわしい作品。

    0
    2017年12月24日
  • 花咲小路四丁目の聖人

    Posted by ブクログ

    奇想天外な仕掛けと先を見通すSaint。このエピソードが時間に繋がる訳ね。次巻を先に読んでしまったのでちょっと残念。

    0
    2015年10月31日
  • 花咲小路一丁目の刑事

    Posted by ブクログ

    読み始めた瞬間、あれ既読感と思ったら『花咲小路四丁目の聖人』の続編でした。でも、こちらの方が出来は良いと思います。
    花崎小路という舞台は同じで、そのために同じ脇役たちが登場するのですが主人公が変わります。例によって凶悪事件が起こるわけでは無く、商店街の悩み事相談の謎解き。特に優れているというわけではありませんが、本割とした気持ちで安心して読めます。
    短編集なので、寝床で一編ずつ読んでいくのにちょうど良い加減です。

    0
    2016年05月15日
  • 花咲小路四丁目の聖人

    Posted by ブクログ

    かつてイギリスで活躍した大泥棒の老紳士が、国際的なトップ企業による町の再開発計画を挫折させ、地方の商店街の危機を救う物語。塾を経営する娘の亜弥、その幼馴染の克己、北斗が活躍する。気軽に楽しく読め、少し物足りなさは感じるものの、読み物としての「ツボ」はしっかり押さえられている。

    0
    2015年08月13日
  • 花咲小路四丁目の聖人

    Posted by ブクログ

    色んな作品群を持つ小路さんですが、これは『探偵ザンティピー』シリーズに近いミステリー仕立ての作品です。
    もちろん小路さんですから殺人なんてものは出てこない。『バンドワゴン』の様に、日常的な謎よりは大きいけれど、まあ英国版義賊・ねずみ小僧。
    まあ、軽く読み飛ばすには良いなという本です。
    それにしても小路さんの多作ぶりは凄いですね。ただ、その分悪くなったとは言いませんが、薄くなったような気がします。なんかもっとじっくり書き込んでほしいな。

    0
    2016年05月15日