平井孝志のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
武器としての図で考える経営
本質を見極め未来を構想する抽象化思考のレッスン
著:平井 孝志
出版社:東洋経済新報社
本書は、「図を使って考える」です。
そして、意味があるのは、完成した図ではなく、図を使いながら考えるプロセスです。
■図を描くこと
使う図は、2つ
一つは、「概念図」、決まりがあるわけではなく、「ポンチ絵」とよばれているもの
もう一つは、「構成図」、これには4種類あって、
①ピラミッド図、②矢ハネ、③ループ、③2×2のマトリックス図(これを田の字といっています)
PCを使ってきれいに書こうとするのではなく、紙やホワイトボードに、フリーハンドで、図を書きながら、図とと -
Posted by ブクログ
価格に対して内容が濃く、心底驚いた。
内容は仕事で活かせる論理的思考・批判的思考を、簡潔にまとめて記載している本。MECEやロジックツリー、イシューツリーといった内容の解説が簡潔に行われている。
良い点:
1つの見出しに対して
・見開き左:内容説明
・見開き右:図解説明
といった形で書いてあり、仕事で疲れた脳みそでも1日1見開きを読むくらいならできる情報量。この本のまとまりの良さが、論理的かつ簡潔に情報をまとめて伝えることへの説得力を増している。
個人的には思考の質を高める章の内容がかなり参考になった。他の書籍にも似たようなことは書いてありつつ、簡潔な言葉でまとまっているため振り返りやす -
Posted by ブクログ
とても読みやすく自分のインスピレーションが刺激された!著者は本当にロジカルに思考するのが楽しく好きなんだろうな、と伝わってきた。
今の仕事は、あーこの掴みどころの無い課題どうしよー?という場面にたくさん出くわす。そういった時は、まずはキーワードを丸や四角で囲んで、矢印や線で結ぶだけで、右脳の機能が動き始め、何か解決の糸口が見つかる気がした。
図は完成させるのが目的ではない。図はじっくり寝かせればいい。未完成の図を宙ぶらりんにする居心地の悪さに耐えながら、頭の中のイメージ反復し、発想が湧くのを待つ。電車に乗ってる時に、あ、あの図の右下のあたりに、このポイントを足すと良さそうだ、という具合に。 -
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『人生は図で考える』平井孝志氏
読みやすさ ★★★★★
理解しやすさ ★★★★★
自分ごと化 ★★★★★
【著者】
東大卒業し、外資系、コンサルなどを経験後、東大大学院で博士号を取得します。
現在は、筑波大で教鞭を振るっています。
早稲田大学/山田教授の教え子でもいらっしゃいます。
【購読動機】
自分は文字の人間です。したがって図式化が苦手です。
図式で考える、組み立てる、アウトプットするその訓練にしたいと考えて購読です。
【本書の位置づけ】
著者曰く「自分を自分でコンサルする。そう、課題を設定し、解決する手段、方法を調達し、実行すること」。これを21個の方法論で解説しています。 -
Posted by ブクログ
この本は、システムダイナミクスの実践本。
本質思考とは、物事の現象をその裏側にひそむ「構造(モデル)」と「因果(ダイナミズム)」として捉えること。
ロジカル=スジがいい、とは限らない。
スジがいいのは、本質を捉えている時。
思考のよくある落とし穴やスジの良い事例などがあり、どのレベル感が本質を捉えられているかがイメージつきやすい。
<本質思考の4つのステップ>
ステップ1:モデルを描く
ステップ2:ダイナミズムを読み解く
ステップ3:モデルを変える打ち手を探る
ステップ4:行動し、現実からのフィードバックを得る
<本質思考を鍛えるトレーニング(抜粋)>
例1:思考の雛形を増やす(アナロジ -
Posted by ブクログ
ずっと読みたかった本。ポンチ絵をつかって、わかりやすく考えるのが目的です。
・図に描けるのは、大事なものであり、論理であり、本質になる
・図を描くことは「現実を抽象化」すること
・3つある図(概念図、構成図、分析図)ここでは分析図の解説はしない
・大事なことだけを書くと、本質が現れる
・箇条書きは3つにするとわかりやすい
・使うのは5種
①ビジネスモデルキャンパス(よくコンサルが使う、A3の図表(鳥瞰図)
②ピラミッド グルーピング、関係性
③田の字 対立する2要素の対比、要素分解 PPT
④矢バネ 動的(流れ、入出力、原因と結果)
⑤ループ つながりを表現(全体的、俯瞰的、動的 -
購入済み
考える基礎作りに
図で考えることは大切と思い読みました。若手にMECE、フレームワークの取りかかりになれぼと思い、勧めてます。
図で説明されており、直感でわかるので理解しやすかったです。