平井孝志のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ現象の表面のみを切り取って、課題の裏返しのような解決策を導出するのではなく、その背後にある「本質=構造(モデル)×因果(ダイナミズム)」を読み解くことの重要性を説いた一冊。主張自体はシンプルに感じたが、同じく日々コンサルティングに従事するものとして、そのシンプルなことを実践する難しさは理解できる。
特に思考のクセ(p.22)の分類は、セルフレビュー/他者のレビューを行う際に、視点として効果的と思う。また、p.78(以下参照)の記述は、極めて本質的であり、言い換えると「予断なく現象を観察する」「意味のあるMECEを導出する」ことと解釈した。
特に印象に残った箇所は以下の通り
・「「思考のクセ」 -
Posted by ブクログ
図解の本としては、どちらかというと思考というよりノウハウ的な要素が強く、他の類似本と同じだった。しかし全体的に文章があっさりしており、とても読みやすかった。
本を読む前の問い
■何を学びたいのか?
- 図で考える習慣を身に着けたい
■それを学んで自分はどうなりたいのか?
- 相手の話を聞く際や、自分の思考をまとめるときに図で思考したい
■いつまでにそれは達成するのか(期限)
- 1週間、それから先もずっと取り組んでいくし、すでに手応えを感じている
■どのような成果、結果が欲しいのか?(ゴール・目標)
- 相手や自分が納得しやすい思考と図を書くこと
本を読んだ後の問い
■この本の問題提起 -
Posted by ブクログ
本質とは何かとは、システムダイナミクスにおいては物事の本質を現象の裏側に潜む構造と因果として捉えると理解しやすい。モデルとはその現象を生み出す構造つまり構成要素や相互の関係性のこと。ダイナミズムとはそのモデルが生み出す現象について長い目で見てどんな結果動きが見られるのかと言う事つまりどんなパターンが見られるのかと言うこと。
部下が望んでいるのが、単に働きやすい環境や優しい上司だけではないと言うことに気づく瞬間がある。部下は自分が成長し、会社や顧客に貢献できていると言う実感を求めているのである。誰しも認められ意味のあることをやりたいと思っている。そう考えると、リーダーとしてどう振る舞うかも大切 -
Posted by ブクログ
同じオペレーションをしても、組織によって業績に大きな差が出る。
その鍵を担うのが、マネージャーだと説いている。そのマネージャーが意識すべき組織力とは、遂行能力と戦略能力の掛け算であるとな。
よって、マネージャーに求められることは、やり遂げることと、人を育てること。
まず、戦略。ビジネスモデルを腹に落とし込んでいるか。ビジネスモデルとは、ロジックの連鎖。シンプルであり、整合性が取れたもの。つねにここに立ち戻る。だから、会社は何を目指し、どこへ行こうとしているのかに答えられないマネージャーはダメ。会社の方針と自身の価値観のすり合わせもマネージャーの仕事。
次に人を育てること。だって、オーバーアチー