ケヴィン・ケリーのレビュー一覧
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購入済み
ネット人生計画立案のお供に
書籍にリンクを張り巡らせることによって、読書のスタイルが次の段階に進む。この部分に強い共感を覚えました。マーカーやしおりを使いこなしながら、クラウド上にその記録を蓄積し、資産を形成していくことがどれほど重要なことなのか。個人の読書においても、マーカーした箇所をクラウド上に記録して活用することは最重要事項なのです。迷走している日本の電子書籍業界の人達にぜひ読んで欲しい本です。
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Posted by ブクログ
少し先の未来を観る眼が養われる感覚に没入できる現代の必読書。ってくらい面白かった。
未来について。
我々がどう思おうとも世界はBECOMING。不可避的にそうなっていく。
あらゆるパターンはAIや機械学習によってCOGNIFYING。認知化され我々はどんどん賢くなり、
あらゆる情報はデジタル化されコピーが可能になりFLOWING。我々を流れていく。
私たちはそれら総てをSCREENING、画面で見ていくことになり、
欲しいときに欲しいモノへいつでもACCESSING。アクセスするようになる。
近代に支配された所有するという概念よりもSHARING。分け与えるほうが物理的にも地球環境的にもそして人間的にもメリットがあり、
未知の好みはそれぞれの個性でFILTERING。不要なものをフィルタしパーソナライズされ届けられる。
新しい価値はヒップホップばりにREMIXING。すでに存在する資源の組み合わせで再編成され、
感覚とフィジカルはあらゆるレベルでINTERACTING。双方向に影響を与え合い、
我々の行動は監視を望まずともTRACKING。追跡可能なデータに可視化される。
AIの進歩により検索と回答の精度の高まる世の中においてQUESTIONING。人間の問いそのものが非常に重要になる。
そしてそれはまだBEGINNING。 始まったばかりの序章に過ぎないのである。
魅惑的な現在進行形ワードのみのスカしたインデックスをヒップに繋げて文章にしてみるだけでもわくわくの面白い未来のイメージが脳に浮かび上がる。
チャンスはいつでもいくらでも平等にある気がする! -
Posted by ブクログ
テクノロジーを「テクニウム」という生物種になぞらえ、その様相について驚くべき深い洞察と極めて重要なビジョンを示す非常に興味深い本です。
テクノロジーの性質は、リチャード・ドーキンスの『利己的な遺伝子』風に、人間の知性を<乗り物>にして一種自律的に進化するものである。その進化には方向性がありしかも「進化が進化する」驚異的なものである。
では人間はテクノロジーにどう向き合い、付き合えば良いのか。ここで原理主義的なラッダイトを実践したユナボマーと、テクノロジーの受容と選択を共同体としてコントロールするアーミッシュについて考察し、テクノロジーを「選択肢を解放するもの」と考え、とにかく新しいテクノロジーは「常に監視しながら継続的に試験されなくてはならない」としている。
筆者は最終章に神を引き合いに出していますが、正に神学や歴史学も同じフレームで考察すべきなのだと思います。筆者は(テクノロジーにおいて)未来は現在よりも良くなる史観をもっています。「テクノロジー」の定義からして人間はこれから逃れることは不可能であるため、やはりテクノロジーに対する態度は「常に監視しながら継続的に試験されなくてはならない」となるべきであると筆者の意見に賛成します(これはエリック・ブリニョルフソン他の『機械との競争』に対する部分的な回答になっており、結論の核の部分で一致しています)。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ元wired編集長のケビンケリー入魂の書。あまりに自分にど真ん中なので下北沢のB and Bで開催された著者講演会にも参加してサイン本を購入してのゆっくり読書。IDとかに下手をすると落ちてしまうとても微妙なサブジェクトを、アメリカ西海岸楽天思想によって描いた作品です。未来を楽天的に見ようという意志であって、見方をどう設定すれば楽天的に見ることができるのか?という話なので、正しい話をするとかそういうことではないと思って読んでいるのが僕の立場。みうらじゅん名づけるところの「カリフォルニアの青いバカ」ってやつですな。それで、まあ要約なんてできるわけがないんですが、本書のアイディアの流れを一応示すと、技術っていうけど、これは自然界と異質なもの、対立したものではないんだよ。という話が一つ。つまり、原初の生命というのもテクノロジーなんだと。それで、じゃあテクノロジーの定義はなんなの?って言ったら、「自分の生まれた後に世の中に現れたもの全部」だと。それで、でも技術って世の中に悪いこともたくさんしているけどいいの?という問いに対する立場は、よくよく検証してみれば、技術入れたほうがちょっとだけいいんじゃない?っていう。技術悪いところたくさんあるけどそういうのは直していけばいいじゃん。みたいな。それで、技術に対してとても慎重な立場をとるコミュニティとして「刑事ジョンブック」とかに出てくるアーミッシュに対する取材に基づく観察が述べられている。それからユナボマー。あとソロー。まあもともとwhole earth catalogな人なので地球の論点とかスチュワートブラントな言及もたくさんありますよ。なので、singularity来ても大丈夫そこは天国みたいって思いたい人はぜひ読んでね。それ以外の人もぜひぜひ。面白いですよ。あと、服部桂さんすごい。とても読みやすい。値段以外は。
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Posted by ブクログ
「テクノロジーに耳を傾ければ未来がわかる」
-ケヴィン・ケリー
そう、うたう通称ビジョナリーのケヴィン・ケリーが次の5000日(13年)で地球規模の巨大プラットフォーム「ミラーワールド」の誕生を予見するコンセプトの一冊。
ケヴィンは、巨大テック企業の勝者総取りや、フリーミアム経済の到来を予見していたらしい。予見者としての実績はバッチリ。
最初にあげた言葉は、要は頭で考えるんじゃなくて、対象の観察からしか本質は取り出せないってことだろうけど、デザイン分野なら佐藤可士和、美術界なら東山魁夷など枚挙にいとまがないほど同じことを言ってるなと。
あとはミラーワールドとか落合陽一の「デジタルネイチャー」のコンセプトにそっくり。本質を観取してるからこそ、いろんなところ/人の発言で同じコンセプトが現れるんだろうな
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Posted by ブクログ
予言的でも盲信的でもなく、これまでのテクノロジーの流れや、その技術が持っている特性、社会が求めていることなど、本質的な要素から、筋道立てて未来を予測している点に感服した。
未来予測に関してもすごいが、著者自身が世界中を旅していたり、アーミッシュとの交流や多くの起業家とのインタービューなどの様々な人生の経験を通じて、世の中を俯瞰しているからこそ、見えるものや気付けることがあるのだと思った。
著書に垣間見える、彼の幅広い経験や彼による彼自身の認識の深さにとても惹かれた。
著者が「WIRED」の共同設立者らしくこの雑誌がさらに好きになっちゃっいやした -
Posted by ブクログ
久しぶりにケヴィン・ケリーの書籍が出たということで、楽しみに読み進める。
ケヴィンの基本的な思考である「テクノロジーに耳を傾ければ未来がわかる」に基づき、テクノロジーの未来における変化を予測している。
一つ一つは興味深かったが、第5章以降のケヴィンの思考と経験についての内容が面白かった。
特異な考え方を持つ著者に学ぶことは多い。
以下、参考になった点。
・テクノロジーが持つ自然の方向性
・どうやって学ぶかを学ぶ
・テクノロジーは良い面が51%、悪い面が49%
・イノベーションを起こしてきた人たちが世間的に最高峰を極めている時には、カオスの底にいた(カオスの縁にいて完璧な秩序にも縛られないと感じている状態が良い)
・人生に満足している人は「自分が何者であるか」という疑問を持っている
・人の仕事は、問いを投げかける、そして不確実性を扱うものになっていく -
Posted by ブクログ
帯に書いてるのは「ビジョナリー(預言者)」。それはそうなんだけど,ケヴィン・ケリーを初めて知ったのは、二十年前に大学のときに課題で与えられた洋書の人。その時から今後の社会がどうなっていくのかという視点を与えて続けてくれていると思っている。本書はそんなケヴィン・ケリーの本書のためのインタビューを一冊にした本。ARの話とかAIの話とかもいろいろ書かれているけれど,ポジティブ過ぎず,ネガティブ過ぎず,それでいて今後の社会に期待をさせてくれる内容に勇気づけられる。そして日本の読者向けの本なので日本の特徴や今後のヒントも書かれていているのもいい。その視点で考えてると,海外では~という論調にはあまり意味がなく,日本は日本の生きる道を探ってほしいと思うし,自分もそうありたいと思う。
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Posted by ブクログ
テクノロジーで変わっていく世界。
テクノロジーは51%の良い側面と49%の悪い側面を持つという。人は当初の思惑通りに何かを使うわけでなく、人を傷付ける為に使うこともある。それでも、技術の進歩が悪い側面を潰していくという。
インターネットの発展により、世界は大きく進歩してきた。良い面と悪い面を持ちながら。AIもまた、正しい使われ方がされないかもしれないけど、進化したAIにより正されるということでしょうか。
ARの話や、教育の話、農業の話など、様々な未来の変化の話が出てきましたが、クリーンミートの話は面白かったです。生き物の命を奪わずにというのは、人が生きていく上で、画期的な出来事のような気もしました。
テクノロジーによって、人は悪魔にも天使にもなれるんですね。