内田春菊のレビュー一覧

  • 鬱でも愛して

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    男女の関係に様々な制約が出来、めっきり窮屈かつ面倒になった社会から、
    1980年代の日本へ飛んできた「もにか」が、
    人間観察と実地体験によって「恋愛とは何か」を探る、
    SF設定の短編連作マンガ。
    この頃の絵ってかわいくていいな。
    いやらしさを感じない。
    ストーリーにも無理がないというか、読んでいて素直に頷ける。
    しかし、作者はどうしても「mine(俺のもの)」って言われるのが
    嫌いみたいですね。
    言う側は「俺の」に重心を置いていて、
    「もの」は単なる接尾辞としか思っていないだろうと、個人的には感じるのだけど、
    「もの」という言葉に過剰反応する人なのか(笑)仕方ないな。

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    2013年10月20日
  • 若奥様玉地獄

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    女性の性愛を描いた短編マンガ集。
    表題作は、年上の夫との無味乾燥な生活に退屈した若妻がパチンコ店で逆ナンする話。
    あまり褒められた行いではないが、
    憧れの女性と心の距離を縮めたいと思って取った行動が、
    その人の彼氏との間に割り込んで三角関係に縺れ込む=彼を共有することだった、
    なんていう「置き手紙」に比べれば、まだマシかなぁ。
    こういう思考回路って理解できないし気持ち悪い。
    いや、気持ち悪いと思わせた作者の勝ちだっていうのは、わかってるけど(笑)

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    2013年09月17日
  • HOME

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    家族・家庭をテーマにした作品が中心の、
    この作者には珍しい、ギラギラ・ガツガツした人が登場しない、
    ほぼ、ほのぼの&まったり系作品集。
    まんがくらぶで短期連載された「ふう子とみちるのパパもふたご」は
    学生のバカ話がいつの間にか自意識過剰変身譚と化す『ストレッサーズ』の
    後だっただけに、当時「反動か?」と思ったものだった。

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    2013年09月17日
  • 南くんの恋人

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    地味で平凡な高校生カップルの女の子が、
    ある日突然、何故か掌サイズになってしまい、彼の部屋に居候して、
    互いにもどかしくて面倒臭いながらも
    イチャイチャと楽しい秘密の生活を送る話――だったのだが、
    終盤、唐突なカタストロフに唖然とさせられたマンガ。
    「そうして二人はいつまでも幸せに暮らしましたとさ」では、
    有史以来語られてきた数多の物語と同じじゃないか!
    と作者が考えた結果だそうだが、
    私は未だにそれを良いとも悪いとも判定しかねている。

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    2013年09月17日
  • ストレッサーズ (2)

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    単行本全2巻。
    今のところ1巻がマンガではなく「本」扱いになっていて、
    修正申告が面倒なので2巻だけ登録。
    女好きな大学生コンビの生活ネタが綴られていくが、
    ある女の子が登場した辺りから、自我の問題などが展開して
    次第に変に深刻な雰囲気になっていく。
    結果、途中まではニヤニヤしながら読めるブラックユーモア系4コマ漫画だったのが、
    終盤は重い空気に包まれた変身譚に移行。
    作者曰く、主人公は親に愛された実感を持たずに育った自分が、
    仮に男だったらこんな人間になっていたかもしれないという恐怖感の投影像だった、
    とのことで、
    読者は「えー、そんな話だったの?」と、ポカーンとして終了。

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    2013年09月17日
  • 目を閉じて抱いて 1巻

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    美しい両性具有者・花房に魅せられた男女の愛憎劇。
    話が進むにつれて登場人物の感情が縺れてドロドロした展開に。
    皆、花房のフェロモンに幻惑されて狂っていく印象。
    でも、あまりリアリティが感じられない。

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    2013年09月23日
  • 私たちは繁殖している 12巻

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    相変わらず春菊さんは男性との付き合いがおかしい。(金払ってまで別れたいという理由で養うって何なんだろう…)

    男性経験ははるかに豊富なのになんでこうなるのかほんと疑問。自分に悪いところはない前提なのかなぁ。子供たちがすくすく育ってるのがここの家の良いところ。息子1くんの人生は波乱万丈なのに、家族を思いでいい子だなぁ。

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    2013年05月13日
  • 私たちは繁殖している 12巻

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    201305/ユーヤ話は相変わらず好きになれないけど、子供ネタは面白い。特に今巻は息子1くんが進学で京都に行ってしまうので、出発前や休みで帰省時の兄妹達の様子がとても微笑ましい。

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    2013年05月03日
  • マンガ日本性教育トーク

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    内田節全開。
    全開ではないものは読んだことありませんが。笑

    どの程度、子に対して性を教えていくのが望ましいのかという議題。
    内田さんは全てのことを包み隠さず教えるべきだという立場。
    個人的には、親にも話せない秘密性というものが個人のエロティシズム嗜好を育てると考えているから、全てを包み隠さず教えるのはつまらないんじゃないかと思う。

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    2013年01月19日
  • あたしが海に還るまで

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    ファザーファッカーの続編
    家出から連れ戻された主人公ら、また家出をし、東京にでて結婚、離婚を経験する。

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    2013年01月03日
  • ほんとに建つのかな

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    かなり前に読んだ。春菊さんは、一通り読んでた頃の話。今でも春菊さんは嫌いではないが、全部は読まなくてもいいか、って感じ。

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    2012年08月18日
  • 私たちは繁殖している 7巻

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    お舅さんともめて、結局ユーヤ氏と離婚したジジさん。事実婚に切り替えたってことなんやけど、子供たちが案外サクッと受け入れててすごい。

    後半では長男が中2になってて、びっくり。第5子は授からないかもしれないけど、子供たちの成長を描いていくカタチで続くとのこと。

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    2012年06月26日
  • 犬の方が嫉妬深い

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    「繁殖している」シリーズを読んでると、どうしたって気になってしまうのが、春菊さんの前夫の存在。

    自分の子じゃない長男を認知して籍入れて面倒見て…
    それでも春菊さんが取った行動…当然だと思った。

    春菊さん然り、佑月さん然り、頑張って稼いでる女には
    それを食い物にしようとする男が寄ってくるのか?

    怖いっす。

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    2012年06月25日
  • 私たちは繁殖している 5巻

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    第四子(男)誕生!

    子だくさんって母親ぼろぼろになるイメージあったけど、上の子が面倒見てくれたりするらしく、うまいことできてるなーと感心。

    立ち会い&出産ビデオにより、出産シーンがかつてない程分かりやすく書かれてます…


    あかん人いるかもってぐらい生々しい

    LDR式って画期的ですね~

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    2012年06月25日
  • 私たちは繁殖している 6巻

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    はい、きたー

    順風満帆かと思われたユーヤさんとの結婚だが、お舅さんとモメて疲労困憊のジジさん…

    「ファザーファッカー」読んでるから、セクハラ的な言動に敏感になるのもわかるけど、自分の親に対してはキツく言えないのもまた、人のサガだよなぁ…だって育ててもらった恩人ですし。

    恋愛と結婚の違いについて考えさせられる内容です。

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    2012年06月25日
  • 私たちは繁殖しているブルー

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    春菊さん待望の第二子誕生!

    女の子の場合、こんな風に男の子と違うのかぁ~と感心してみたり、春菊さんの裁縫上手っぷりに驚いたり…
    タフだ。ほんとに。

    小難しい育児書より頼もしい一冊。

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    2012年06月25日
  • マンガ日本性教育トーク

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    予想だにしていなかった作者の過去・・・。

    性教育どうこうよりそっちの方のインパクトが強すぎるw

    女性寄りのお話がメインですが、だからこそ男性が読んでみるといいのかも。
    全然知らない事なんかも勉強できて楽しい。


    これくらいオープンに性について子供と話が出来るのが自分的には理想。

    性について子供に聞かれた時に慌ててしまうようじゃ、まだまだ勉強不足なんだろうなと思います。


    まぁ、結婚もしてないし子供もいない自分がいつそんな風になるのかわかりませんが。

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    2012年06月07日
  • 私たちは繁殖している 11巻

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    うーん、正直たのしくなかった。
    このシリーズを買っているのは、やぱり面白いからなんだけど、巻末にある顛末を引き摺っていて、全体的のテンションが下がっているのかなぁと思って。
    ちくちくとした内容は少しに抑えてくれているんだけど、楽しい話すら楽しく感じられないテンションでした。

    今までも何度も大きな波はありましたが、今回のは本全体に波及している分、内田さんには大きな出来事だったんだろうな。
    しかし相手も一般人とは違うから、書き方によっては相手の仕事に直結するかもと思って配慮した結果、余計に歯切れが悪くなっているのかも。
    でも内田さん側から見た視点なので、相手側がどう考えているのかが知る機会がない

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    2012年05月25日
  • ノートブック

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    春菊さんの本にしては 裸が少なかった(笑)短編集で 本の題名になっている ノートブック は 自分の昔の ノートへの思い出を引き出してくると ともに 毎年5月になると記憶が欠如して あやしい文字を書き付けていることに気が付いた主人公の ぞくっとする シュールな物語が ちょっとリンクしてドキドキしました。

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    2012年05月09日
  • 恋の相手は選べない

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    ネタバレ

    恋愛はいつ起こるかわからないもの。
    相手を選ぶなんてホントできることじゃない。

    ただ、お母さんがね~。
    もういろいろ続くのか絡んでるのか面倒。

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    2011年12月03日