あらすじ
なぜ私は、家族のための家を建てている途中に離婚まで考えたのか。まず土地探しから始め、ローンは組めるのか?返済可能か?と資金繰りはドキドキ。完成してたコンクリートの基礎を壊してやり直すことになったり、「引越し業者は?カーテンは?家具は?」と建て始めたら売り込みの電話ラッシュ! 「俺が設計してやるッ(義父)」…親との関係もトラブル続出、家を建てるのってもうオオゴト! 内田春菊入魂の、実録・家づくりドキュメントコミック!
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Posted by ブクログ
2004年発行。家を建てている同時中継的エッセイ。
ユウヤの父と年齢が近い。俺が祖父になればどうかと考えると身につまされる。学齢前の子が四人はただでさえストレス大きいのに父が違う。春菊の実父は論外だが《類は友を呼ぶ》のだろうか。時代は変わり、昔は当たり前のことが通らない、不快=セクハラと指摘されてもオヤジは「いまさら変わるつもりは無い」自分の人生を否定されているように感じるのだろう。住宅ローンという大きなカネが動くときには(遺産争議どうよう)人の本性があらわれ、一番大事なものが春菊の場合には子供と仕事だが、義父の場合にも生業=文房具店で、有名人との姻戚は…
Posted by ブクログ
家を建てるための実用情報を期待するとちょっと違うかも。そういうのを求めるなら永江朗の『狭くて小さいたのしい家』のほうがおすすめ。この本にはとても繊細な女の感受性が描かれている。テーマとしては嫁と舅の確執なのだが、女の自分から見ても、ちょっと春菊さん繊細すぎ、と感じる点もあり、世代も違いいろんな常識が違う舅への寛容さをどうしても抱くことの出来ない、意志の強さを感じた。自分は空気読み過ぎだったり、ふわりとした違和感や嫌悪感に対して鈍感になってしまったのかもしれない、と複雑な反省感。
Posted by ブクログ
これまた家が欲しい願望で買った1冊。内田春菊も好きだしね。
家を建てる過程、苦労などがすごくわかりやすいです。
ユーヤの両親や子供達の問題にも関わっていて、色々と考えさせられます。