あらすじ
夫と違う男の子どもを妊娠した私。しかし私の体は悦んでいた。二人の子どもを連れて家出をした瞬間、おとなしかった夫は、次々に闇の部分を見せ始める。「警察頼んでいいですか」矢継ぎ早に送られてくるメール。これは脅しなの? 私は犯罪者なの? 十七年いっしょにいたことにはもう何の意味もない。調停が、DNA鑑定が、明らかにしていく過去の姿。私と子どもたちの未来は? 連載時から大きな話題を呼んだ長編小説。
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Posted by ブクログ
これはスゴイ。ひとくちでいうなら「離婚に至るまでを回想しながら元妻が一方的に書いた限りなくリアルに近いフィクション」?読んでいて痛々しかったり苦笑してしまったりで何度も中断してしまった(笑)意地悪くいってしまえば「お互いさま」「自業自得」となるのだけれど、やっぱりどうしても同性である主人公の肩を持ちたくなってしまう(汗)デキる女は男に利用されてしまうのか、デキる女が男をダメにするのか。まぁこのあたりはわたしは心配無用だわ、デキない女だから_| ̄|○
Posted by ブクログ
「繁殖している」シリーズを読んでると、どうしたって気になってしまうのが、春菊さんの前夫の存在。
自分の子じゃない長男を認知して籍入れて面倒見て…
それでも春菊さんが取った行動…当然だと思った。
春菊さん然り、佑月さん然り、頑張って稼いでる女には
それを食い物にしようとする男が寄ってくるのか?
怖いっす。
Posted by ブクログ
ここからだよね、春菊が信者にさえも「?」を突きつけられ始めたのは。ようは一般の人間(名前で仕事してない人間)を人格障害よばわりし、私念を一般紙にばらまき始めた、というこの本から。当然こっちは春菊の周囲の事情なんか知らんけど、少しでも業界にかかわってる人ならすぐ誰なのかわかるだろうし。文章が達者だから読みやすく、きっとよく売れただろうけどその分かかわった人間へのダメージは計り知れない。このころ春菊も相当病んでいたのだろうとは思うが、強者としてしてはいけないことを阻止できなかった編集者にも責任はあるね。でも読んでしまう。ピーピング・トムは死ななきゃ治らない。
不快感しか残らなかった
自分のことは棚に上げて、前夫の愚痴がひたすら続く。しかもかなり主観的。前夫にも良くない部分はあっただろうけれど、彼女の言い分もかなり身勝手。
他の作品を読んだのは、かなり前であまり覚えていないとは言え、もう少し作品として成立していたのではないかと思う。前夫の悪口エッセイ。