彩藤アザミのレビュー一覧
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ネタバレ正直に言うと、悪い意味で普通だったかな。その点に関しては、私がゴリゴリのホラー好きでかつ、タイトルで期待値が上がりすぎていたというのもあるけれど。
ダビニフスって、「荼毘に伏す」ってことだよね。その点でも安直な感じはする。
話も終盤になるにつれて暴走する主人公に対して「怖がってほしい」「ここが怖いポイントですよ」とアピールしたいのが見え透いているというか。ホラー書き慣れてない人を彷彿とさせるような過剰なホラー描写というか。
オチもまあ…悪い意味で王道だよね。読者も巻き込んでいくスタイル。そのオチに至るまでがちゃんと怖くて不気味なら、良い意味での嫌な読後感は味わえるけど、ある程度オチも読めて尚且 -
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ロシアの作家セージャダビニフスの「死を呼ぶ本」を巡るモキュメンタリー小説。
過去この本を翻訳した人や読んだ人が次々と亡くなったといういわくつきの本。売れない作家の主人公は、編集者からその本の最古の日本語訳版を手に入れた人物がいるという話を聞く。その後編集者は謎の死を遂げ、赤い表紙の本が主人公の自宅に送られてくる。
ずっと悪夢の中にいるような、読んでる途中にどこまでが物語でどこまでが現実なのか、取り込まれそうになる不思議な感覚だった。
セージャ・ダビニフス=生者、荼毘に付す。つまり、生きてるものはいつか死ぬ。読んでも読まなくてもダビニフス。そういう話でした。
これの前に読んでたのが見ると死ぬ映 -
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東北地方の旧家・不村家では、数代に一度、特別な子供が誕生する。人知を超えた才知を授かる事から、繁栄の兆しと崇められる一方、「あわこさま」と呼ばれる怪異があると恐れられてもいた。
異形の奉公人たちの手で守られる平穏が瓦解したとき、人々は思い出す。あわこさまは不村に仇なすものを絶対に許さない、と。
異形の血脈を受け継ぎ、異形の奉公人たちに囲まれ暮らす東北地方の旧家・不村家。「あわこさま」と呼ばれる正体不明の存在が憑く、「水憑き」の一族の、100年以上の歴史を様々な人物の視点から追う年代記です。
怪しく、恐ろしく、悍ましく、でもどこか美しく悲しい。
全7章で構成されており、ある語り手で不完全だ -
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ネタバレ読み出したら一気に読んじゃいました。
読むと死ぬ本、リングを連想した方も多いんじゃないかと思います。「リング」みたいな謎を追うって感じではないですが、死を受け入れるまでの過程で「リング」っぽく感じる箇所もありました。ただ、全体的には全然リングっぽくはないです。
この話を聞いた人は〜系の怖い話は怖くなっちゃうから避けたい一方でとても惹かれるんで、どんな終わりなのかドキドキしながら読んだんですが、衝撃はなかったかな?「死があるから生が輝く」みたいなオチに傾いて、そういう終わり方かーと思ったらそうでもなかったですね。結局、何がどうなってたのか。もっかいよく読めばわかるのかな…?
けど、水場に近づくの -
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昭和6年、女学校に通う花村茜と旧友たちに怪文書が届いた。
疑われた親友を庇う茜の耳に届いたのは、「アリバイがないのは僕も同じだ」という謎めいた才女・夏我目潮の声だった。
鮮やかに事件を解決する彼女に惚れこんだ茜は、天才で変わり者の丸川環も誘い、探偵團を結成するのだが……。
昭和初期を舞台に、女学校に通う少女たちの「探偵團」活動を描くレトロ青春ミステリーです。和洋折衷の文化と溌剌とした少女たち、ほんのりと見え隠れして影を落とす不安定な社会情勢。時代設定・キャラクター設定がとても魅力的。
女子校育ちとしては、女の子同士ではしゃいでいたあの甘やかな日々を思い出す雰囲気もあり、ノスタルジック。