彩藤アザミのレビュー一覧

  • 幽霊作家と古物商 黄昏に浮かんだ謎

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    嬉しい誤算の面白さにビックリしました!

    幽霊になってる響さんが他の幽霊にビビり散らかして類くんに頼ってるホラー短編連作。
    ホラー自体に目新しいものは特になかったけど、響と類の謎がじわじわ怖い。
    10月の続編が待ち遠しいです!

    とても薄くて、幽霊作家の響さん視点で怖がりなが話が進むので、サクッと読めると思います

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    2024年09月08日
  • 幽霊作家と古物商 黄昏に浮かんだ謎

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    ネタバレ

    グロテスク描写がある訳ではないし、主人公は死んじゃっているにしても、他に犠牲者が出てくる訳でもないのだが、ゾワっと怖い話が多かった。
    意味が分かると怖い系と言うか。
    ホラー映画などは設定が仰々しすぎて「明らかにフィクション」と割り切れるため怖くないのだが、この話の怖さはすぐ隣で起きそうな怖さと言うか、日常生活に共存していそうな怖さと言うか。
    容易に想像できる分、完全にフィクションと割り切りにくい怖さと言うか。
    こういうさり気ないホラーの方が余程怖い。
    久々に鳥肌立った。
    こういう雰囲気大好き。

    何より怖いのは、幽霊になってしまった主人公の謎。
    伏線は示されても、回収されないので、謎が謎を呼ぶ

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    2024年07月29日
  • 昭和少女探偵團(新潮文庫nex)

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    ネタバレ

    昭和初期を舞台に、女学生がわちゃわちゃするミステリー。
    主人公は平凡な女学生、脇を固める仲間は美形秀才、天才、お嬢様と皆キャラが立っていて良い。
    主人公は平凡そのもの。他のメンバーに比べて頭は今ひとつ、特殊な知識もなく、行動力もそこそこ。
    …でもそれ故に他のメンバーが思いつかないような穏便かつ最適な解決策を思いつくことができる…という一種の切り札的存在…なのかもしれない。
    なんだかんだでいいチームだと思う。

    収録作品は短編2本、長編(前後編)1本。
    どれも時代の雰囲気が出ていてよかった。
    個人的には短編2本が好み。ミステリーとして見るとミステリー好きにはありきたりて物足りないかもしれないが、

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    2023年11月10日
  • 謎が解けたら、ごきげんよう(新潮文庫nex)

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    3章は好きです。スピンオフのような鬼頭刑事の話でした。本編では少々頭の固いもなんだかんだで協力してくれる刑事ですが、この章では自分自身の謎が解けていくことにきちんと向き合っていて一気に好きになりました。

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    2020年10月18日
  • 昭和少女探偵團(新潮文庫nex)

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    まぁまぁだったかなぁ。正確には6.5ぐらいだね(笑)。雰囲気はいいし、なかなか頑張ってるとは思った。ただ、ワトソン役の茜がいまいち魅力がないのと、環と潮の違いがあんまり際立ってなかったのが残念かな。

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    2019年11月05日
  • 樹液少女

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    ネタバレ

    ずっと気になっていてついに読みました。初めましての作家さんです。
    面白かったです。とても好きな舞台設定でした。
    ビスクドールはすごく惹かれるものですが、拐ってきた少女の骨で作る…というのはなんて狂気なのだろうと思いました。でも樹液少女、見てみたいです。
    登場人物たちの言葉遣いが最後まで気になってしまったのはありましたが、謎が多くてぐいぐい読みました。
    最後まで明かされない謎はあれど、世界観が好きなミステリーでした。
    それから、私設此代乃博物館はすごく行ってみたいです。「私設此代乃博物館は、有名無名、時代に分野、芸術性と金銭価値は問いません。後世に遺すべき、人類の負の遺産を蒐集しています」

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    2018年12月24日
  • 樹液少女

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    架神千夜に妹蓮華を奪い取られたのではと疑う森本は架神邸に忍び込もうと大雪の中アタックするが行き倒れになり,碧に助けられて邸に潜り込めた.千夜は高名な人形作家で如月会と称して親しい人を招いて会合を行っている.ちょうどその時期で邸に住み込んでいる山吹,桃,碧に加えて,四谷,大蔵,水戸,臼田,竹紀,それに森本を加えた9名が集うことになった.大雪で近くの空港まで来た此代乃春は邸に来れなくなった.千夜の作品にトランプコードが刻まれている件で議論が始まるが,森本が妹の失踪の件で千夜に部屋に行くが千夜らしき焼死体を発見する.更に四谷も殺害され,一同はパニック状態になる.密室に近い邸で起きた事件をそれぞれが推

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    2016年08月25日
  • 読むと死ぬ本

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    ネタバレ

    ロシアで「読むと死ぬ本」と呼ばれる本を執筆し、謎の生涯を送ったダビニフスのドキュメントを執筆する私。担当編集から本物の「読むと死ぬ本」が見つかったと知らされるが…。徐々に私の生活を侵食していく「本」。

    最近ちょっとホラーを読んでいる。「読むと死ぬ本」の謎。中盤が割りと怖い感じで良かった。確かに「読むと死ぬ本」…。後半の流れは色々。

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    2025年11月23日
  • あわこさま―不村家奇譚―(新潮文庫)

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    東北地方の旧家・不村家では、数代に一度、特別な子供が誕生する。人知を超えた才知を授かる事から、繁栄の兆しと崇められる一方、「あわこさま」と呼ばれる怪異があると恐れられてもいた。
    異形の奉公人たちの手で守られる平穏が瓦解したとき、人々は思い出す。あわこさまは不村に仇なすものを絶対に許さない、と。


    異形の血脈を受け継ぎ、異形の奉公人たちに囲まれ暮らす東北地方の旧家・不村家。「あわこさま」と呼ばれる正体不明の存在が憑く、「水憑き」の一族の、100年以上の歴史を様々な人物の視点から追う年代記です。
    怪しく、恐ろしく、悍ましく、でもどこか美しく悲しい。

    全7章で構成されており、ある語り手で不完全だ

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    2025年11月22日
  • 読むと死ぬ本

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    「読むと死ぬ本」をめぐる、ドキュメンタリー本。というテイの話。
    その本をめぐって、あまり売れていない作家が「死」について考えを巡らせたり悩んだり危ない目にあったり。
    なぜ読むと死ぬのか。その答えは本の中に。
    しかしこのタイトルが本棚に並んでいたら怖いよね。
    子供の頃に出会っていなくて良かった。

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    2025年11月13日
  • 読むと死ぬ本

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    ネタバレ

    読み出したら一気に読んじゃいました。
    読むと死ぬ本、リングを連想した方も多いんじゃないかと思います。「リング」みたいな謎を追うって感じではないですが、死を受け入れるまでの過程で「リング」っぽく感じる箇所もありました。ただ、全体的には全然リングっぽくはないです。
    この話を聞いた人は〜系の怖い話は怖くなっちゃうから避けたい一方でとても惹かれるんで、どんな終わりなのかドキドキしながら読んだんですが、衝撃はなかったかな?「死があるから生が輝く」みたいなオチに傾いて、そういう終わり方かーと思ったらそうでもなかったですね。結局、何がどうなってたのか。もっかいよく読めばわかるのかな…?
    けど、水場に近づくの

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    2025年11月08日
  • 読むと死ぬ本

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    うーん。そこまではハマらなかったなぁ。
    読むと死ぬ本を巡って、鳴かず飛ばずの作家が右往左往といったところか、、、

    呪いの描写がイマイチかなぁ。。。
    あと、原文が洋書って設定も恐怖をうすめてしまったのかも、、、

    洋画の悪魔系のホラーは宗教的に違うから自分はあまり怖くない的な気持ち、、、わかります?

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    2025年10月24日
  • 読むと死ぬ本

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    われわれ本好きは読まずにはいられない。
    しかし死にたくはない。
    回避する術は…そうだ他の人にも読ませよう。
    みんな死んだら変わりはない。
    みんないっしょ。だいじょうぶ____

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    2025年10月23日
  • 読むと死ぬ本

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    ネタバレ

    いつか死ぬのは間違いないんだけど、それをホラーで言い出すと、ホラーの醍醐味の一つである「死ぬ恐怖」を台無しにしてしまうので、この結論は自己啓発本ぽいなぁーと思いながら読み終わってました。前作の正しい世界の壊し方が予想外の結末で面白かったので、作者さん的にはホラーを練りすぎた結果、この結論に達してしまったんだろうか? そりゃあ、人類生まれてきたからには死ぬけどね?!

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    2025年10月21日
  • 読むと死ぬ本

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    まずフィクション?ノンフィクション?と疑り深く読み進め、最後の注書きで物語感が出て、そうだよね、と。
    所々でドキドキしたけれど、想像していたよりは怖くなかった。(これ以上怖かったら後ろ振り向けなかった…ホラーは本当は苦手…)
    10代の頃に読んだ電撃文庫のmissingの方が最強に怖かったな、と思い出した。

    文脈の支離滅裂さが至る所にある。あえてだと思うけど、読みにくさの方が勝ってしまって、世界観に入り込めなかった。

    ただ、もちろん、私は死ぬ。
    私も、だけど。

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    2025年10月19日
  • 読むと死ぬ本

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    ただただ怖い…
    この本を読んでしまったら覚悟しなくてはいけない。
    後ろが振り向けなくなる…
    お手洗いに行けなくなる…
    そして日々生きていることにハラハラする…

    読んで改訂されたり、翻訳されるたびに死者数を増やすとよばれている幻の書。
    売れない作家をしている主人公は何故か家に届いたその書を読んでしまった…
    果たして主人公の行く末は。

    どこまでがノンフィクションでどこまでがフィクションか分からなくなってしまった…
    とりあえず本作を読み終わってしまった私は、覚悟を決めないといけないのかもしれない…

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    2025年10月18日
  • 読むと死ぬ本

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    小学生がキャッキャッしそうな
    どストレートなタイトルに
    大人、つられて読んじゃった

    怖くはなかった
    怖いの、かなり苦手だけど
    ぜんぜん平気だった
    それしか覚えてない
    読み終わったあとに
    ダビニフスってほんとにいたりするん?
    ってググったところで
    「ア!荼毘に付すなのか!」
    ってやっと気がついた
    でもそれどうでもいいことだった
    でもでもそれくらいしか
    記憶にない
    たぶん、死なないように
    脳が読んだことを忘れようとして
    覚えてないんだと思う

    おかげでまだ生きてる!
    星はギリギリ3つ

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    2025年09月27日
  • 読むと死ぬ本

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    作者さんのツイートから知り、タイトルが気になりすぎて発売後即一気読み!
    ホラーを期待して読んでしまったが、どちらかというと奇妙な話かな。
    売れない作家が出会った「読むと死ぬ本」にまつわる話。ジワジワと本の怖さが侵食してきて、読むと死ぬ本を読んでいるのは主人公ではなく自分のように感じる。
    「今後あなたの身にどんなことが起こっても、作者・出版社は責任を取らない」とのことなので、心して読んで欲しい。
    読むと死ぬのは確か。

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    2025年09月11日
  • 正しい世界の壊しかた―最果ての果ての殺人―

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    ネタバレ

    最初世界観が分からなくて、「これはシミュレーションの世界なのか? それともファンタジー??」となりながら読んでいくうちに、どんどん読んでいる人間には分かる「あ。これ世界滅んでないか?」となっていくのがよかった。途中で蟻を飼育しているシーンの描写で不穏さは感じてたんだけど、まさか蟻の飼育=人間の選別っていう伏線だったとはなぁー……。ラストはまあ救いがあるかないかでいえば救いがありそうでよかったけど、でも宇宙生命体の気まぐれが今後どんな風に働いていくのか。面白い一冊でした。

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    2025年08月20日
  • 幽霊作家と古物商 夜明けに見えた真相

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    お?おお…?おお…!という、「解決編まで読んで面白さがわかる」パターン。
    各話は1冊目と同様に小粒だけど、全編を通しての大ネタがちょっとヤラレタ感。
    「ほんまに幽霊作家やないかい!」ww

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    2025年08月02日