彩藤アザミのレビュー一覧

  • 正しい世界の壊しかた―最果ての果ての殺人―

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    ネタバレ

    未明。絹繭。キフカ。正夢。十三。ドルノ村。
    一世。赤い山。海。いばらの森。カルト。海。
    エスペラント。洪水。神。
    隔離された村。楽園。争いも差別もない。
    少しずつ世界の真実に気づいていく。

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    2025年09月18日
  • 正しい世界の壊しかた―最果ての果ての殺人―

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     発売当時、特に読みたい本が無く、本屋をぶらぶらしていた時に出会った作品。有栖川有栖の帯に惹かれ、僕にも魔法が届くかなぁ(笑)とお手並み拝見で購入。正直、王袈裟な謳い文句の作品に今まで沢山出会っているが、不思議とこの本の表紙からはこの作品に対しての自信の様なものが感じられ、ある程度安心して読み始める事ができた。

    登場人物達は不思議な名前がつけられており、存在する村はどこか身近に思ながらも旧世界的な描写で物語が進行していく。僕は、ミステリーを読む際、全てを疑ってかかるのは癖なので、登場人物たちの性別や年齢、人間であるかどうかまで疑ってかかる。
    今作でも、登場人物たちの不思議な名前も手伝い、冒頭

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    2025年08月19日
  • 幽霊作家と古物商 夜明けに見えた真相

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    続編。読み終わったー。

    自分の死の理由や記憶が抜け落ちた
    小説家の主人公。

    協力関係の骨董店店主の類と
    さまざまや怪異を経験しながら
    ついに自分の死の真相を思い出す。


    これで完結だったらちょっとさみしいな。

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    2025年07月25日
  • あわこさま―不村家奇譚―(新潮文庫)

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    ――東北地方の旧家・不村家では数代に一度、特別な子供が誕生する。

    ――奇妙なことに、不村家の奉公人は、すべて異形の者だった。

    プロローグの舞台は1898年春。
    奇譚の定番に思える始まりだけれど。
    その後のエピソードの舞台は、
    1978年夏、
    1977年春、
    1978年秋、
    1998年春、
    2032年初夏、
    20**年春、と続く。

    地表をコンクリートで覆って、
    片手に端末を持って過ごすようになっても、
    今は常に過去の上に成り立っている。

    確かにあった、業の物語。

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    2025年04月15日
  • あわこさま―不村家奇譚―(新潮文庫)

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    登場人物は誰も彼も、邪悪の権化とまでは言えないにしても、善人とは言い難い手合ばかり。そうした彼らが織りなすエピソードもグロテスクだったり、おぞましかったり。にも関わらず、このお話を端的に形容するならハートウォーミング系になるだろう。そういう意味ではほんとに変な話。グロ耐性があるならぜひ。

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    2025年03月26日
  • あわこさま―不村家奇譚―(新潮文庫)

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    恐ろしくも妖しい幻想的な世界観。旧家に代々とり憑いている水憑き「あわこさま」に身体の一部を持っていかれるのと引き換えにずば抜けた才覚を授かる当主。様々な異形のものたち。揺らめきの世界に浸ってる感覚だった。

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    2025年03月23日
  • 幽霊作家と古物商 黄昏に浮かんだ謎

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    ネタバレ

    設定からおもしろい。主人公、幽霊なのにホラーな状況にとてもビビる生者のようなタイプ。
    そして表紙がとても好き。

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    2024年12月19日
  • 幽霊作家と古物商 夜明けに見えた真相

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    今作は長月響こと、墓森響の死んだ原因と背景が明らかになり前作以上に面白かった!
    類と響のコンビ最高なので、また次作もあるといいな。

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    2024年10月31日
  • 幽霊作家と古物商 夜明けに見えた真相

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    死んでもなお作品を書き続ける響は、なぜ死んでしまったのか。その謎を解き明かす後編といった位置づけの短編集です。今回も恐ろしい個々の物語。そして切ない真相。だけどどこかしらほっこりさせられる作品でもあります。
    お気に入りは「半身」。一番シンプルで、そしてシンプルなだけに怖かった物語です。主人公が幽霊とはいえど、安心できるわけではないというのもまた怖い。怖いといえば、随所に登場する笑う女がとんでもなく怖い。はっきりした物語を背負っていない怪異の方が余計に怖い気がします。
    そして後半一連の物語で明かされた真相。響がなぜ成仏しないのか、の答えがあまりに素敵でした。これこそが才能というものなのかもしれま

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    2024年10月26日
  • 幽霊作家と古物商 黄昏に浮かんだ謎

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    気づかないうちに幽霊となっており、それでも小説家として活動し続ける響。霊が視える古物商の類と出会ったことで、彼らはお互いに協力し助け合うことにする。彼らが出会う怪異の数々を描いたホラー短編集です。
    全体的にほっこりとした読み心地……のわりにはしっかりと怖いです。こういう事態が当たり前な類が平然としているのに対し、もう死んでいる響の方が恐れたり慌てたりするのがなんだかおかしいような気も。だけどいかに死んでいるとはいえ、これだけ干渉されると怖いよなあたしかに。そして響の死の真相は次巻で明らかになるのかな。
    お気に入りは「あと追ひ」。最初はぞっとさせられたんだけれど、真相を知るととても可愛いと思って

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    2024年10月19日
  • 幽霊作家と古物商 黄昏に浮かんだ謎

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    嬉しい誤算の面白さにビックリしました!

    幽霊になってる響さんが他の幽霊にビビり散らかして類くんに頼ってるホラー短編連作。
    ホラー自体に目新しいものは特になかったけど、響と類の謎がじわじわ怖い。
    10月の続編が待ち遠しいです!

    とても薄くて、幽霊作家の響さん視点で怖がりなが話が進むので、サクッと読めると思います

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    2024年09月08日
  • 幽霊作家と古物商 黄昏に浮かんだ謎

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    ネタバレ

    グロテスク描写がある訳ではないし、主人公は死んじゃっているにしても、他に犠牲者が出てくる訳でもないのだが、ゾワっと怖い話が多かった。
    意味が分かると怖い系と言うか。
    ホラー映画などは設定が仰々しすぎて「明らかにフィクション」と割り切れるため怖くないのだが、この話の怖さはすぐ隣で起きそうな怖さと言うか、日常生活に共存していそうな怖さと言うか。
    容易に想像できる分、完全にフィクションと割り切りにくい怖さと言うか。
    こういうさり気ないホラーの方が余程怖い。
    久々に鳥肌立った。
    こういう雰囲気大好き。

    何より怖いのは、幽霊になってしまった主人公の謎。
    伏線は示されても、回収されないので、謎が謎を呼ぶ

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    2024年07月29日
  • 昭和少女探偵團(新潮文庫nex)

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    ネタバレ

    昭和初期を舞台に、女学生がわちゃわちゃするミステリー。
    主人公は平凡な女学生、脇を固める仲間は美形秀才、天才、お嬢様と皆キャラが立っていて良い。
    主人公は平凡そのもの。他のメンバーに比べて頭は今ひとつ、特殊な知識もなく、行動力もそこそこ。
    …でもそれ故に他のメンバーが思いつかないような穏便かつ最適な解決策を思いつくことができる…という一種の切り札的存在…なのかもしれない。
    なんだかんだでいいチームだと思う。

    収録作品は短編2本、長編(前後編)1本。
    どれも時代の雰囲気が出ていてよかった。
    個人的には短編2本が好み。ミステリーとして見るとミステリー好きにはありきたりて物足りないかもしれないが、

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    2023年11月10日
  • 謎が解けたら、ごきげんよう(新潮文庫nex)

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    3章は好きです。スピンオフのような鬼頭刑事の話でした。本編では少々頭の固いもなんだかんだで協力してくれる刑事ですが、この章では自分自身の謎が解けていくことにきちんと向き合っていて一気に好きになりました。

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    2020年10月18日
  • 昭和少女探偵團(新潮文庫nex)

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    まぁまぁだったかなぁ。正確には6.5ぐらいだね(笑)。雰囲気はいいし、なかなか頑張ってるとは思った。ただ、ワトソン役の茜がいまいち魅力がないのと、環と潮の違いがあんまり際立ってなかったのが残念かな。

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    2019年11月05日
  • 樹液少女

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    ネタバレ

    ずっと気になっていてついに読みました。初めましての作家さんです。
    面白かったです。とても好きな舞台設定でした。
    ビスクドールはすごく惹かれるものですが、拐ってきた少女の骨で作る…というのはなんて狂気なのだろうと思いました。でも樹液少女、見てみたいです。
    登場人物たちの言葉遣いが最後まで気になってしまったのはありましたが、謎が多くてぐいぐい読みました。
    最後まで明かされない謎はあれど、世界観が好きなミステリーでした。
    それから、私設此代乃博物館はすごく行ってみたいです。「私設此代乃博物館は、有名無名、時代に分野、芸術性と金銭価値は問いません。後世に遺すべき、人類の負の遺産を蒐集しています」

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    2018年12月24日
  • 樹液少女

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    架神千夜に妹蓮華を奪い取られたのではと疑う森本は架神邸に忍び込もうと大雪の中アタックするが行き倒れになり,碧に助けられて邸に潜り込めた.千夜は高名な人形作家で如月会と称して親しい人を招いて会合を行っている.ちょうどその時期で邸に住み込んでいる山吹,桃,碧に加えて,四谷,大蔵,水戸,臼田,竹紀,それに森本を加えた9名が集うことになった.大雪で近くの空港まで来た此代乃春は邸に来れなくなった.千夜の作品にトランプコードが刻まれている件で議論が始まるが,森本が妹の失踪の件で千夜に部屋に行くが千夜らしき焼死体を発見する.更に四谷も殺害され,一同はパニック状態になる.密室に近い邸で起きた事件をそれぞれが推

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    2016年08月25日
  • 樹液少女

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    ネタバレ

    もともとこの作家さんの他の作品が読みたかったのだけれど、たまたま目についたので読んでみるかと軽い気持ちで。
    思ったよりずっしり重いテーマだった。うわー、妹そうなっちゃったんか…と。

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    2026年08月14日
  • 読むと死ぬ本

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    ホラー系の小説ははじめて読んだ。夏なのに背筋がブルッとした。やはり、人の体はすごいと思った。読んだ内容が、身体にも影響されるとは。だから、人は、心に振り回されて、体調も崩すのだろう。

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    2026年08月11日
  • あわこさま―不村家奇譚―(新潮文庫)

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    一瞬退いてしまうところもあったのだが、徐々に引き込まれてしまう圧倒的な文章力と引き込み力?がありました。普段読まない分野でしたが惹き込まれた。
    レトロかつ耽美的な世界に迷い込みたい方にはぜひ手に取ってほしい。
    強いけど儚い、生きることへの執着に、一言では言い表せない想いが錯綜しました。

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    2026年07月19日