あらすじ
それでもこの本を開こうとするあなたへ。
お急ぎでない場合は、身辺の整理を済ませておくことを強くお勧めします。
正直なところ、どこまで読んだら「この本を読んだ」という判定になるのか判断しかねるのが心苦しいところです。
警告はしました。
かつてロシアには「読むと死ぬ本」が存在しました。
日本でも翻訳され、読者が本当に次々と亡くなっていったため、この世から消えた--はずでした。
今、私の目の前に現れた一冊の本。
この本を開いたときから、私の運命は狂い始めたのです。
【あらすじ】
ベストセラー作家を夢見ながらも売れない小説を書き続ける私。ロシアで「読むと死ぬ本」と呼ばれる本を書き、謎の生涯を送ったセージャ・ダビニフスのドキュメントを書き上げ、担当編集の氷上さんに手渡すと、「実は見つかったんですよ、本物が。彩藤さん、読みたくありませんか……?」と告げられた。本当に読むと死ぬというのだろうか。その呪いは本物なのだろうか。私は興味をひかれつつもその日は答えを出さずに帰宅した。そして、その日、あの人に死が訪れた--。現代によみがえった本が、私の生活を侵食していく。いやだ、死にたくない。だれか助けてください。
ひらけば最後、死が訪れる――。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
ロシアで「読むと死ぬ本」と呼ばれる本を執筆し、謎の生涯を送ったダビニフスのドキュメントを執筆する私。担当編集から本物の「読むと死ぬ本」が見つかったと知らされるが…。徐々に私の生活を侵食していく「本」。
最近ちょっとホラーを読んでいる。「読むと死ぬ本」の謎。中盤が割りと怖い感じで良かった。確かに「読むと死ぬ本」…。後半の流れは色々。
Posted by ブクログ
「読むと死ぬ本」をめぐる、ドキュメンタリー本。というテイの話。
その本をめぐって、あまり売れていない作家が「死」について考えを巡らせたり悩んだり危ない目にあったり。
なぜ読むと死ぬのか。その答えは本の中に。
しかしこのタイトルが本棚に並んでいたら怖いよね。
子供の頃に出会っていなくて良かった。
Posted by ブクログ
読み出したら一気に読んじゃいました。
読むと死ぬ本、リングを連想した方も多いんじゃないかと思います。「リング」みたいな謎を追うって感じではないですが、死を受け入れるまでの過程で「リング」っぽく感じる箇所もありました。ただ、全体的には全然リングっぽくはないです。
この話を聞いた人は〜系の怖い話は怖くなっちゃうから避けたい一方でとても惹かれるんで、どんな終わりなのかドキドキしながら読んだんですが、衝撃はなかったかな?「死があるから生が輝く」みたいなオチに傾いて、そういう終わり方かーと思ったらそうでもなかったですね。結局、何がどうなってたのか。もっかいよく読めばわかるのかな…?
けど、水場に近づくのがちょっと怖くなったので読後はお風呂がちょっと怖いですね。
あと、最後の方でこの人ってそうだったんだ、ってプチ驚きがありました。
改行も多めで読みやすさもあります。
Posted by ブクログ
うーん。そこまではハマらなかったなぁ。
読むと死ぬ本を巡って、鳴かず飛ばずの作家が右往左往といったところか、、、
呪いの描写がイマイチかなぁ。。。
あと、原文が洋書って設定も恐怖をうすめてしまったのかも、、、
洋画の悪魔系のホラーは宗教的に違うから自分はあまり怖くない的な気持ち、、、わかります?
Posted by ブクログ
われわれ本好きは読まずにはいられない。
しかし死にたくはない。
回避する術は…そうだ他の人にも読ませよう。
みんな死んだら変わりはない。
みんないっしょ。だいじょうぶ____
Posted by ブクログ
いつか死ぬのは間違いないんだけど、それをホラーで言い出すと、ホラーの醍醐味の一つである「死ぬ恐怖」を台無しにしてしまうので、この結論は自己啓発本ぽいなぁーと思いながら読み終わってました。前作の正しい世界の壊し方が予想外の結末で面白かったので、作者さん的にはホラーを練りすぎた結果、この結論に達してしまったんだろうか? そりゃあ、人類生まれてきたからには死ぬけどね?!
Posted by ブクログ
まずフィクション?ノンフィクション?と疑り深く読み進め、最後の注書きで物語感が出て、そうだよね、と。
所々でドキドキしたけれど、想像していたよりは怖くなかった。(これ以上怖かったら後ろ振り向けなかった…ホラーは本当は苦手…)
10代の頃に読んだ電撃文庫のmissingの方が最強に怖かったな、と思い出した。
文脈の支離滅裂さが至る所にある。あえてだと思うけど、読みにくさの方が勝ってしまって、世界観に入り込めなかった。
ただ、もちろん、私は死ぬ。
私も、だけど。
Posted by ブクログ
ただただ怖い…
この本を読んでしまったら覚悟しなくてはいけない。
後ろが振り向けなくなる…
お手洗いに行けなくなる…
そして日々生きていることにハラハラする…
読んで改訂されたり、翻訳されるたびに死者数を増やすとよばれている幻の書。
売れない作家をしている主人公は何故か家に届いたその書を読んでしまった…
果たして主人公の行く末は。
どこまでがノンフィクションでどこまでがフィクションか分からなくなってしまった…
とりあえず本作を読み終わってしまった私は、覚悟を決めないといけないのかもしれない…
Posted by ブクログ
小学生がキャッキャッしそうな
どストレートなタイトルに
大人、つられて読んじゃった
怖くはなかった
怖いの、かなり苦手だけど
ぜんぜん平気だった
それしか覚えてない
読み終わったあとに
ダビニフスってほんとにいたりするん?
ってググったところで
「ア!荼毘に付すなのか!」
ってやっと気がついた
でもそれどうでもいいことだった
でもでもそれくらいしか
記憶にない
たぶん、死なないように
脳が読んだことを忘れようとして
覚えてないんだと思う
おかげでまだ生きてる!
星はギリギリ3つ