【感想・ネタバレ】幽霊作家と古物商 夜明けに見えた真相のレビュー

あらすじ

俺はなぜ、死んだんだろう。ホラーミステリー短篇集の第二巻!

幽霊になっても小説を書き続ける響と、唯一彼のことが視える古物商の類。怪異を呼び寄せがちな二人の穏やかで少し不思議な日常は、ある人物によって狂わされる。さらに、響自身にも不穏な変化が生じてきて……。響はなぜ死んだのか。なぜ成仏できずにいるのか? 全ての真相が明らかになる、ホラーシリーズ待望の解決篇が登場!

====主な登場人物====

長月響(ながつき・きょう)
作家。自分の死因がわからない幽霊だが、今も執筆の仕事を続けている。

御蔵坂類(みくらざか・るい)
古道具屋「美蔵堂」の店主で、響の友人。霊感があり、響のことが視える。

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

解決編ということで前巻に散りばめられていた点と点を結んでいくような、繋がった先に驚かされました。
文章構成等も読みやすく、するすると楽しく読めた作品でした。
またいつかこの二人の活躍が見られたら嬉しいです。

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2025年09月10日

Posted by ブクログ

ネタバレ

真相はそう来たか!と予想を裏切られ、しかもそういう結末!?とニコニコしてしまったオカルト小説でした。

特に『自分には実力があるのに運が無いだけ!』の自己陶酔が過大評価じゃない展開とか予想しないよ!(笑)
響と類の関係がとても綺麗で儚く、そこに濱氏との貪欲ガッツが加わって、とても良いバランスになってた。

幽霊である主人公目線で他の幽霊を見て感じたり、怖がったりしてるコミカルな所も読みやすさに繋がっていると思います。

オカルト短編連作で、普通の幽霊話が続いたり、中には伏線のある幽霊話があったり、終盤それらが回収されてと大満足の結末に拍手。
薄くてサクサク読めるのに満足感も得られる本でした。
ナンバリングがありませんが2巻なのでお気をつけて。

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2024年10月25日

Posted by ブクログ

続編。読み終わったー。

自分の死の理由や記憶が抜け落ちた
小説家の主人公。

協力関係の骨董店店主の類と
さまざまや怪異を経験しながら
ついに自分の死の真相を思い出す。


これで完結だったらちょっとさみしいな。

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2025年07月25日

Posted by ブクログ

今作は長月響こと、墓森響の死んだ原因と背景が明らかになり前作以上に面白かった!
類と響のコンビ最高なので、また次作もあるといいな。

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2024年10月31日

Posted by ブクログ

死んでもなお作品を書き続ける響は、なぜ死んでしまったのか。その謎を解き明かす後編といった位置づけの短編集です。今回も恐ろしい個々の物語。そして切ない真相。だけどどこかしらほっこりさせられる作品でもあります。
お気に入りは「半身」。一番シンプルで、そしてシンプルなだけに怖かった物語です。主人公が幽霊とはいえど、安心できるわけではないというのもまた怖い。怖いといえば、随所に登場する笑う女がとんでもなく怖い。はっきりした物語を背負っていない怪異の方が余計に怖い気がします。
そして後半一連の物語で明かされた真相。響がなぜ成仏しないのか、の答えがあまりに素敵でした。これこそが才能というものなのかもしれません。にしても、真相分かってみるとこのタイトルって……! まんまだったのか。

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2024年10月26日

Posted by ブクログ

お?おお…?おお…!という、「解決編まで読んで面白さがわかる」パターン。
各話は1冊目と同様に小粒だけど、全編を通しての大ネタがちょっとヤラレタ感。
「ほんまに幽霊作家やないかい!」ww

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2025年08月02日

Posted by ブクログ

ネタバレ

謎が残ったまま終わった1巻の解決篇になる2巻。
今回は様々な怪談話が怖いというよりは、響さんに降りかかる諸々が怖いというピンポイントの話が多かったように思う。
特に「身バレ」と言わせていただこう、作家「長月響」の正体が分かってからの展開が怖すぎた。
着地点が見えなくてバッドエンドかと思うほど。

半に幽体離脱の話が出てきたので、響さんももしかしてワンチャン生き霊の可能性あるかなと、生き返る可能性あるかなと思ったけど、そんなことはなく。
真相は某キャラクターにヘイトが集まり、1巻で見えた展開からはそこまで大きな真相解明にはならなかった印象。
直前の行動は分かったけど、後は1巻で分かった展開と変わらなかったような。

予想外だったのは、この物語の着地点。
タイトル回収かつタイトルがダブルミーニングだったかと気付く頃にはお話が終わっているという。
個人的には成仏するなり生き返るなりして、すっきり解決して欲しかったなあという気はします。
少しだけ変わりはしたけれど、結局現状維持に近い終わりだったので。
これからも、この日々は続くよという感じの。
解決篇というよりは、今の生活の延命篇だったのかもしれない。

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2024年10月23日

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