米川正夫のレビュー一覧

  • カラマーゾフの兄弟 4

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    これを先に読むか、『悪霊』の方を先に読むかで大きく印象が変わってくるような気がします。
    私は『悪霊』の方を先に読んだので、イワン兄さんの思想にはあまり驚きはありませんでしたが、この小説には『白痴』『悪霊』のテーマがまとめてとりあげられており、まさにドストエフスキーの集大成という感じです。
    ものすごい長いですが、それを読むだけの値打ちは充分あります。必読と思います!
    1フントの胡桃の話が泣ける!!

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    2012年06月13日
  • カラマーゾフの兄弟 4

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    ネタバレ

    私たちに遺された『カラマーゾフの兄弟』は、ドストエフスキーが想定していた物語の第一部に過ぎなかったと言われています。長男ドミートリイが選択した運命はどうだったのか、イワンはどうなったか、アリョーシャはどのように成長していくのか、数々の余韻を残したまま物語は終わりを告げます。

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    2012年02月05日
  • カラマーゾフの兄弟 3

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    ついに起こった父親殺し。事件の開幕。恋の行く末。そして、三男アリョーシャを巡る子供たちとの交流。物語が一気に動き出す3巻です。

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    2012年02月05日
  • カラマーゾフの兄弟 2

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    2巻ではカラマーゾフの兄弟次男にあたるイワンの「大審問官」と、ゾシマ長老の物語が収められ、思想的な特色の濃い巻となっています。

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    2012年02月05日
  • カラマーゾフの兄弟 1

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    ドストエフスキーの絶筆となった『カラマーゾフの兄弟』。トルストイの『戦争と平和』と並び、しかも全く異なる角度からロシアそのものの姿を描こうとした作品であり、ドストエフスキーの集大成とも言えるでしょう。

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    2012年02月05日
  • 罪と罰 下

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    私が読んだのはこの出版社のものではないのですが、同じく米川正夫氏の訳されたものでした。ぜひ米川氏の訳で読んでみてください。中学生時代に読み、衝撃をうけました。

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    2009年10月04日
  • 罪と罰 上

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    私が読んだのはこの出版社のものではないのですが、同じく米川正夫氏の訳されたものでした。ぜひ米川氏の訳で読んでみてください。中学生時代に読み、衝撃をうけました。

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    2009年10月04日
  • 罪と罰 下

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    裁かれたのは罪だけではなかった。――ラスコーリニコフはついに犯行を告白し流刑の地シベリアへ送られる。だがそこで彼を待っていたのは罰よりも「再生」だった。愛するソーニャの献身が凍てついた心に光をともす。理性の正義に溺れた青年が苦しみを通して初めて人の温かさを知る。ドストエフスキー『罪と罰・下』は語る。救いとは法の外にあるもの――赦しとは他者の涙を見つめる勇気なのだと。

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    2025年11月01日
  • 罪と罰 上

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    貧しさは人を狂わせるのか。――若き大学生ラスコーリニコフは正義を掲げ老女を殺す。だが彼の心を支配したのは理屈ではなく罪悪感だった。人を裁く資格が自分にあるのか、神はどこにいるのか。ドストエフスキーの『罪と罰』は社会の闇よりも人間の心の闇をえぐる。懺悔と赦しをめぐる物語は現代の私たちにも問う。正しさの名で他人を裁くとき私たちはラスコーリニコフにどれほど似ているのだろう。

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    2025年11月01日
  • 罪と罰 下

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    やっと読み終わった〜
    現代文学に慣れた自分にはかなり読みづらい。
    演劇の脚本かと思うような言い回しは良いとしても、ラスコーリニコフが選民思想を持っていることが上巻の後半に出てくるなんて分かりにくすぎる。コレが分かってないと単なる金目当ての殺人犯としか理解できない気がするが…
    ロシアでも葬式の後に精進落としをやるんだぁ、などが知れたのは面白かった。
    しかし、本書を高校生の時に読んで大きな影響を受けた、という方々とは何が違うのだろう?などとどうでも良いことで人と比べてしまったり…

    殺人者の心理、殺したのは悪魔で僕じゃない,僕は自分を殺したんだ、永久に自分を殺してしまったんだ

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    2024年10月17日
  • イワン・イリッチの死

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    黒澤明監督『生きる』にインスピレーションを与えた作品で、なるほどあの映画のエッセンスを感じます。
    不治の病に侵され死の恐怖と苦痛に悶え苦しんだ男が、死の直前に見た「光」とは。
    誰もが直面する死を体験するようなリアリティがあった。

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    2024年07月27日
  • イワン・イリッチの死

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    今も昔も変わらない。富、幸せ、人生の転落。死にたくない!との思いから最後の光の差す方へ行く境地までの道のりの長いこと!
    人間は何のために生きて死ぬのか?

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    2023年05月16日
  • カラマーゾフの兄弟 1

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    カラマゾフの兄弟、全5巻。おまけに字が小さいので、かなりの大冊だと自覚する。おまけにロシアの小説は日本人の感覚と異なるし、名前が酷く難しいので、果たして読めるか自信無い。
    しかし、読んでみると、ストーリーが多様で、間延びしたところが全く無い。流石ドストエフスキー。凄い。世界を代表する作家だ。
    物語は、宗教キリスト教への怖れとその否定。それが3人のカラマゾフの兄弟を分ける。そうなったのは放蕩な父親のせいか。今後どういう方向に進むか。次の本を読んだあと、第2巻を読む予定。

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    2022年07月01日
  • イワン・イリッチの死

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    こんな時だからロシア人の作家の本を。
    100ページ程度なので読むのに時間はかからないが、それだけにうっかりするとスルスルと読んで引っ掛かりを逃してしまいそうになる。おそらくアンナカレーニナ、戦争と平和など他の作品の流れの中で読み込むことが必要な作品なのだろう。

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    2022年03月06日
  • イワン・イリッチの死

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    ネタバレ

    【感想】
    前半はなかなか読み進めることができなかったが、後半から面白かった。死に対しての恐怖、家族への憎しみなどがリアルだった。

    【あらすじ】
    イワン・イリッチが亡くなり、葬儀が行われる。
    イワンの過去について。妻プラスコーヴィヤとの結婚生活は上手くいかなかったが仕事は順調だった。イワンは家の手入れをしていて転倒して以降、腹痛に襲われるようになった。病気のことばかり考えてしまうので裁判の仕事に身を入れようとするが、痛みによって思い出してしまう。百姓であるゲラーシムに看病してもらうときは気分が良い。
    妻や子供たちがイワンの病について気遣うが、偽りであると感じ余計に苛立ってしまう。肉体的苦痛、精

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    2020年11月17日
  • 罪と罰 下

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    終盤はかなりテンポよく読めたが、それまで非常に重厚感たっぷりで時間がかかった。
    ラスコーリニコフの傲慢な心理描写が面白い。
    こういう偏屈な人間はなぜ人を惹きつけるんだろう。
    けど決して感情移入はできない。

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    2019年09月25日
  • イワン・イリッチの死

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    ネタバレ

    思いがけないきっかけで、思いがけない重い病に襲われてしまった主人公。心理描写が秀逸で、読んでいて、つらーくなる。身に染みる。

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    2018年04月23日
  • イワン・イリッチの死

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    ネタバレ

    ある男の死への道程を描く。トルストイ好きな人ならいいのかも

    印象的なのは、一番最後の「もう死はなくなったのだ。」というところ。
    ブギ―ポップシリーズだったかで、「生物は生というエネルギーを使って生きているのではなく、死というエネルギーを使って生きているのだ」という考え方に似ていると思った。

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    2016年04月03日
  • カラマーゾフの兄弟 1

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    二度めだけあって、読みやすい。
    スメルヂャコフのキリスト否定論(p268)は後の事件の暗示かな。
    スネギリョフと息子イリューシャの砂嵐のシーンが印象的で、この辺りからおもしろくなってくる。イリューシャはスネギリョフの父親の名前からとったようで、愛が感じられる。良い。

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    2014年03月21日
  • 罪と罰 上

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    これは久々に読むの疲れた...
    翻訳物独特の読みにくさというか自分がカタカナの名前覚えられないのも相まってなかなか読み進められないしわかりにくいところもあった。

    後半で物語がどうなるのかは楽しみ。

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    2013年07月04日