下田昌克のレビュー一覧
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是非、平松さんを食レポに
平松さんの作品を読んでいるといつも自分も一緒に味わっているような気分になります。高級な料理から超庶民的な食べ物までとても的確な臨場感豊かな筆致でいつも一緒に食べているような気分になります。是非一度平松さんのテレビでの食レポを見てみたいです。並みいる芸能人の食レポでは足元にも及ばないような、あまりにも的確、しかし辛口なレポートでになるでしょうね。
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平松洋子『すき焼きを浅草で』文春文庫。
週刊文春連載の人気エッセイの文庫化。相変わらずの名調子で、食はもとより日本や海外の文化や蘊蓄までが語られる。
第三次流行のタピオカ、イノシシ、サバランに小岩井レーズン&バター、中華そばにセリそば、すき焼き、紅しょうが天と紹介される食べ物はどれも美味そう。揖保の糸が帯の色でランク分けされていたとは、銀座久兵衛が格落ち訴訟を起こしていたとは全く知らなんだ。
初っぱなの『ゆで卵奇譚』。スイスのホテルでエッグスタンドにのったゆで卵と格闘する話なのだが、映画『エンゼル・ハート』でロバート・デ・ニーロがゆで卵を剥いて食べる描写が紹介される。あのシーンは -
Posted by ブクログ
平松洋子『かきバターを神田で』文春文庫。
週刊文春に掲載中のエッセイを文庫化。今回は食べ物だけでなく、食の周辺に関するエッセイも多数収録されている。
我々が毎日三度三度対峙する食。その食を毎食大事にするというのはなかなか難しいのだが、平松洋子さんはそれを実践されているようだ。相変わらず軽妙な文章は衰えず、決して食を蔑ろにしない敬虔な気持ちが伝わる秀作エッセイばかりが並ぶ。
タイトルの『かきバターを神田で』に始まり、『ジェノバでパスタ』『カリーヴルストをベルリンで』『肉そばを山形で』といずれもシリーズのタイトルになりそうなエッセイタイトルを惜しげもなく披露している。個人的には谷口ジローとコ -
Posted by ブクログ
平松さんのエッセイ、大好きです。
今回も美味しそうなものがたくさん!
食の奥深さを感じさせてくれながらも、そんなに背伸びしなくても楽しめそうな雰囲気が嬉しい。
平松さん、散歩の達人(雑誌)が好きなんだ。
子供が大きくなってきたら、行きたい街を一緒に探して散歩に行きたい。計画を立てるのも楽しそう。美味しいものにも出会いたい。
シーチキン卵丼
京都のいり番茶
干したナスの炒め物
(ピーラーで剥いた皮はきんぴらに)
山形県河北町谷地の冷たい肉そば
北海道帯広ぱんちょうの豚丼
盛岡福田パンのコッペパン
中津川の栗おこげ
四谷三丁目たん焼忍の牛タン
新橋ベジタリアンのフルーツジュース
きゅうりの炒め -
Posted by ブクログ
最近、平松さんのエッセイにはまっている。
週刊誌の連載だとのことで、一つ一つは短い。
そのため、取り上げる食材、料理、食文化の幅が広く、読み進めてもちっとも退屈しない。
京都の炒り番茶。
ほうじ茶とは違う。
独特の「煙臭い」お茶だとのこと。
山形の冷たい肉そば。
鶏肉が入った日本そばで、見た目は非常に地味。
でも美味。
名古屋めし、帯広の豚丼、中津川の栗おこげ、根室のさんま…各地のおいしいもの、気になる食材の話は、とにかく読んで楽しい。
まねして作ってみたいレシピもある。
肉団子。
合鴨と鶏肉の合挽は手に入らないけれど、トライしてみたい。
それから、トマト寒天。
もっとも、これは「あさイ