下田昌克のレビュー一覧
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食べものの香りというのは
本当にもう、キョーレツですよね。
好きに振れるか嫌いに振れるかが、ちょっと微妙だけど。
好きに振れたとき漂うその香りにすら幸せを感じる。
そんなソウルフード(笑)
551の蓬莱♪
なんか今回の巻は、味園ユニバースやら
奈良漬けやら湖北の名物やらと
関西にも足を運んでくれてて嬉しいなぁ。
他にも「炒飯の音」「コッペパンを盛岡で」や
お母上とのやりとりが温かい「今年の栗ごはん」
私も使ってたゴーフルの「夢の空き缶」のことなど
いつも通りにどこを読んでも楽しい1冊でした。
挿絵に関しては、下田昌克さんになりました。
シンプルで力強い。 -
Posted by ブクログ
「サンドイッチは銀座で」から始まり、7冊目。
日常の家庭料理や地方の名物など、同じように取り上げている。熱のこもった文章なのに、しつこくない。品の良さが滲み出ていると感じる。
高知は徳谷のフルーツトマト、フルティカ。子供の時に初めてトマトを丸かじりした記憶が蘇って、生唾が湧いた。
油揚げの中に生卵を割り入れ、醤油と味醂で煮る、信太煮。平松さんはあぶたまと呼び、子供の頃からお馴染みの料理というけれど、僕は食べたことない。作ってみようかな。意外と難しくないかな。
ゆで玉子を塩水に浸し、冷蔵庫へ、これでねっとり濃厚な味になるという。
どれもこれも美味しそうな文章。ご馳走様でした。 -
Posted by ブクログ
冒頭の「横串の女」の近所のお店の女主人らしきの焼き鳥を食べる描写に引き込まれる。
だけど、平松さんのキッチン周りの近辺雑記ぽいなあと思いながら、読み進めると、シカ猟、フィンランドのサウナ、ジェノヴァのパスタ、ベルリンのカレーまみれのソーセージとか色々の食べ歩きもあって段々楽しくなってくる。
台所周りのことも、平松さんの文章の熱量は変わらないんだけどね。
解説に「生真面目かつ柔らかい文体」とある。僕は威勢が良くて上品な文章だと思う。
鈴木清純「ツゴイネルワイゼン」のちぎりこんにゃく鍋、恐かったなあ。何が怖いんだか判らないのに、本当に不気味だった。
「トマトをちぎる。」やってみようかな。