下田昌克のレビュー一覧

  • 肉まんを新大阪で

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    平松さんの食エッセイ。
    素朴だけれど魅力たっぷりな食べ物たち。
    旅先で出会う、そこでしか出会えない食べ物たち。

    深夜のちくわ。新大阪のぶたまん。実家の栗ごはん。

    食は、文化で、旅で、出会いで、人生だなあと思う。


    実家の栗ごはん、食べたい。

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    2021年09月25日
  • すき焼きを浅草で

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    美味しい食べ物、飲み物について、平松洋子さんのこだわりがよくわかるエッセイ。
    食べ物だけでなく、丁寧な暮らしぶりが思い浮かぶよう。

    紹介されている街や店が自分も知っているところだったり、地元が近いと知って、親近感がわいてきました。
    他の本も読んでみたい。

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    2021年05月12日
  • すき焼きを浅草で

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    とにかく美味しそうな話がたくさん

    丁寧だったり高級だったりするのでマネは出来ないけれど食を楽しみたくなる

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    2021年04月01日
  • かきバターを神田で

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    食エッセイ。牡蠣大好きなので、表紙からして最高。そういえばこの冬はまだ牡蠣を食べていなかった!と思って、夕飯はカキフライを食べました。
    他、気になったのは、ベルリンのカリーヴルスト。屋台で買って、寒風に吹かれつつ食べるパリパリのカレー味ソーセージ…美味しそう。あとは、大阪の「とん蝶」という食べ物も全く知らなかったので、食べてみたいと思った。
    新潮社の社員食堂レポートも好きです。社食のメニューを見るだけでよし今日も頑張ろうと思えそうな豪華なメニュー、しかも200円!!新潮社…うらやましい!

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    2021年02月04日
  • 肉まんを新大阪で

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    内田百閒の『御馳走帖』を挙げて、「食べものについて忘れがたい随筆を挙げよ、といわれたら、わたしは真っ先にこの一編を脳裏に浮かべる。」と平松洋子さんは書いているが、ワタシにとってのそれは間違いなく平松洋子さんのエッセイ集である。

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    2020年11月04日
  • すき焼きを浅草で

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    「サンドイッチは銀座で」から始まり、7冊目。

    日常の家庭料理や地方の名物など、同じように取り上げている。熱のこもった文章なのに、しつこくない。品の良さが滲み出ていると感じる。

    高知は徳谷のフルーツトマト、フルティカ。子供の時に初めてトマトを丸かじりした記憶が蘇って、生唾が湧いた。

    油揚げの中に生卵を割り入れ、醤油と味醂で煮る、信太煮。平松さんはあぶたまと呼び、子供の頃からお馴染みの料理というけれど、僕は食べたことない。作ってみようかな。意外と難しくないかな。

    ゆで玉子を塩水に浸し、冷蔵庫へ、これでねっとり濃厚な味になるという。

    どれもこれも美味しそうな文章。ご馳走様でした。

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    2020年08月23日
  • かきバターを神田で

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    お酒が大好きで、立ち食いそばも大好き、愛すべきw平松洋子さんの好調のエッセイです。美味しい食べ物と同時に結構たくさんの店のPRをされてますね(^-^) 「かきバターを神田で」、2019.11発行。私が暖簾をくぐった店、引き戸を開けた店が登場すると、なんだか嬉しくなってきますw。神田須田町、甘味処「竹むら」、昭和8年創業の喫茶店「ショパン」、向かいの「かんだやぶそば」、そして定食屋「とんかつ万平」のかきバター定食。焼き鳥をどのように食べるか? バラす、縦串、そして粋な横串、私もお会いしたいです。横串の女!

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    2020年08月14日
  • すき焼きを浅草で

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    小学校から高一までずっと水泳部、高二で茶道部に変わった平松洋子さん「すき焼きを浅草で」、2020.5発行。わさびは一年中収穫される多年草だそうです。わさびめし、食べてみたいです(^-^) 確か、孤独のグルメでも、五郎さんが食べてたような~。熱々のごはんの上に、おかかをふんわり散らして広げ、まんなかにおろしたわさびをちょん。醤油をぽちっとかける。

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    2020年08月14日
  • 肉まんを新大阪で

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    酒場、食堂、喫茶店。この三つがあればこそ、街の色香は立ち上がる。はいっ(^-^) 平松洋子さんの十八番、食のエッセイ「肉まんを新大阪で」、2018.5発行(文庫)。「炒飯の音」、秀逸です。音の変化で料理の進行具合がわかるのが炒飯という料理である。そして食べる前に、おいしさもあらかた音で予想がつく。カンカーン!軽やかな金属音が鳴り始めた。とどめの一発、ガンッ。お待たせしました~。炒飯と言えば、朱川湊人さんの「あした咲く蕾」のカンカン軒怪異譚、おばちゃんのネギ卵チャーハンもいいですね(^-^)

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    2020年08月11日
  • かきバターを神田で

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    p22 「かきバターを神田で」
    とんかつ万平に行かねば、と強く思う。
    p32 「深酒の巨匠」
    ただただ唖然とする話
    p185 「なすそうめん」
    この夏試す価値がありそう
    p214 「月よみ堂で」
    パセリのポテトサラダ、絶対旨いはず
    p222 「茂吉の鰻」
    p232 「とんかつの夏」
    鰻ととんかつ、日本の食文化の最高峰だと素直に思う。

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    2020年08月06日
  • すき焼きを浅草で

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    大人気シリーズの第七弾。銀座のセリそば、小倉のカクテル、仙台の中華そば等々、見たい、食べたい、かぶりつきたい!悶絶シリーズ最新作。

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    2020年05月28日
  • かきバターを神田で

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    冒頭の「横串の女」の近所のお店の女主人らしきの焼き鳥を食べる描写に引き込まれる。

    だけど、平松さんのキッチン周りの近辺雑記ぽいなあと思いながら、読み進めると、シカ猟、フィンランドのサウナ、ジェノヴァのパスタ、ベルリンのカレーまみれのソーセージとか色々の食べ歩きもあって段々楽しくなってくる。
    台所周りのことも、平松さんの文章の熱量は変わらないんだけどね。
    解説に「生真面目かつ柔らかい文体」とある。僕は威勢が良くて上品な文章だと思う。

    鈴木清純「ツゴイネルワイゼン」のちぎりこんにゃく鍋、恐かったなあ。何が怖いんだか判らないのに、本当に不気味だった。

    「トマトをちぎる。」やってみようかな。

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    2020年03月03日
  • かきバターを神田で

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    もう…文句のつけようもない名人の味わい方、書き方。
    目玉焼きをごはんにのっけることについては一家言あるワタシですが、黄身をごはん側に伏せるっつーのは盲点だったなあ…見た目は寂しいが、味はいいなあw

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    2020年02月24日
  • かきバターを神田で

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    オノマトペも活用し、豊富な語彙と軽妙な文章で、眼前に料理を表出し、読者の食欲を刺激する著者の凄腕。
    定型の驚きしか発せられないテレビのグルメレポーターも、著者のエッセイを読んでみてはどうか。
    様々なレシピも記載され、意欲ある読者は試してみるのもいいかも。

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    2019年12月04日
  • 肉まんを新大阪で

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    文章にも相性があると思うのだが、私は平松洋子さんの文章は読みやすくて好き。
    写真が載っているわけでも、詳しいレシピが書いてあるわけでむもないのに、味が想像できる文章ってスゴイと思う。

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    2019年04月26日
  • 肉まんを新大阪で

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    平松洋子さんの食に纏わるエッセイ集。
    彼女の作品は、小川洋子さんとの対談集を読んだような記憶があるが、記憶違いかも…。
    76篇が収められているが、どれを読んでも食欲がわいてくるから不思議。
    それもそのはず、裏表紙裏に彼女の既刊本が紹介されているが「サンドウィッチは銀座で」「ステーキを下町で」「あじフライを有楽町で」等々、食に関するオーソリティーじゃないですか。
    知らなかったとは言え、失礼しました…。

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    2018年07月26日
  • 肉まんを新大阪で

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    久しぶりに平松さんの食べ物エッセイを読む。何だか自分の食生活が豊かになるような錯覚を起こしてしまう。

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    2018年07月22日
  • 肉まんを新大阪で

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    一篇一篇が短いのが残念。
    あと著者が年を経るに従って好みが自分とずれてきていてそこも残念・・・でもやっぱり食べ物の事を書かせたらこの人はすごいと思う。
    食べ物の事でも、食事のことでもなく、食事を通して人生を書いている。だからいつも、読後は幸福な救われたような気持になるのだと思います。

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    2018年06月07日
  • 肉まんを新大阪で

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    平松洋子さんの食エッセイ。最近では、端から文庫本で出版されるんだ。一つのエッセイが3ページ。以前はもう少し枚数があったと思うし、北海道に豚丼やさんま祭りの取材に行ったりしてたのに。
    文春はもっとページと取材費を平松さんに提供して欲しい。

    さて、さほど長くない文章だけど、どれもぐいぐい引きずり込まれる語り口、だけど切れ味が良くて、しつこさががない。
    僕は大阪単身生活5年目、東京の家族の元に帰るときは、当然蓬莱の豚まんが土産。平松さんは新幹線の棚の上にずらり、と書いているけれど、僕は座席の足元に置いている。やっぱり匂いがね、他の乗客に迷惑になると思うので。ホント美味しんだけどね。

    しかし、平松

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    2018年06月05日
  • 肉まんを新大阪で

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    平松洋子さんの食エッセイは「サンドウィッチを銀座で」、「ステーキを下町で」、「あじフライを有楽町で」等読んできましたが、女性目線の食にこだわる頼もしさが・・・。

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    2018年05月15日