城平京のレビュー一覧

  • 虚構推理
    「初めは全くの作り話だった怪異が、幾度も語られ噂となり、信じられていくことで実体を持ってしまう」――という、怪談におけるひとつの定番であるモチーフを、ただのオカルトではなくロジカルな「特殊設定ミステリ」に組み込んで昇華させてしまった驚異の一作が、城平京(しろだいら・きょう)による長編『虚構推理』です...続きを読む
  • 雨の日も神様と相撲を(3)
    相撲に蛙に殺人事件、普通なら絡む事のないだろう3つの要素が絡み合い生まれる摩訶不思議な物語
    話の内容そのものは既に小説版を読んでいた為に知っているのだけど、それでも蛙が相撲を取っているという奇妙奇天烈な光景を越えた先にある幾つもの真実にはやはり驚かされてしまうね


    村の秩序を壊す存在に思えたイチゴ...続きを読む
  • 雨の日も神様と相撲を
    カエルの神様(カエルに憑依した)に相撲を教えたり殺人事件の謎解きをしたりするお話。
    一冊の中に色々盛り込まれているなぁと思う。
    国取神話や相撲神事、相撲技などが主人公の少年から語られていて好きなジャンルなので面白く読めました。
    閉鎖された村でのファンタジー物語と思いきや、ラストは恋愛ファンタジーにな...続きを読む
  • 虚構推理(2)

    わかりやすい

    説明は長いが(必要な説明だけど)、その分絵で補われていてわかりやすい。たまに漫画なのにズラズラと文字ばかりのものもあるが、これは1つひとつの推理に絵があって良い。
  • 虚構推理 ミニカラー画集付き特装版 (15)
    酸いも甘いも知っている大人達がキリンの祟りについて大真面目に推論を重ねている様ってなんだかシュール……
    でも、城平先生の作品ってこういうタイプが多いような気もする……


    鋼人七瀬編における黒幕の六花が最初から関わっている事によってどう取り繕うと怪しく見える山中遭難事件
    面白いのは話が進んでいくにつ...続きを読む
  • 名探偵に薔薇を
    まず、第一部が普通に面白い。
    そして第二部を読んで一部が盛大な序章だったことが分かる。
    この動機は既に何作かあるらしいが、どれも読んだことがなかったので、衝撃的だった。
    あまりにも単純。だからこそ驚きが大きい。
  • 非日常の謎 ミステリアンソロジー
    とにかく作家がとても豪華!!さすがにどれもハズレなしで楽しめました。中でも木元さんの「どっち」は女性の裏の顔というか、それこそどっち??私ならそんな疑惑があったら怖くてその先一緒に居れない。城平さんの「これは運命ではない」はたまたま漫画で虚構推理を読んだので九郎が出てきて嬉しかったし、辻堂さんのはお...続きを読む
  • 虚構推理
    タイトルだけ聞いたことがあったので、電子書籍版がセールになっていたタイミングでなんとなく購入。

    第12回本格ミステリ大賞を受賞している通り、いわゆる「ミステリー」というジャンルに分類されるのだが、自分はこの手のジャンルには明るくない。
    なので最初に驚いたのは超常的なこと、具体的には妖怪や怪異が前提...続きを読む
  • 虚構推理短編集 岩永琴子の出現
    5話の短編集。
    短編の方が読み易い。虚構を積み上げすぎないからかな?
    九郎が琴子の事を大切な娘と思ってると述べるシーンが5話ともに書かれてちよっとほっこり。特に5話ラストの琴子と九郎の会話。琴子さんは愛されてますね。
  • 虚構推理 スリーピング・マーダー
    スリーピングマーダー後半の最後の最後虚構を重ねた上での真実が予想外。
    虚構を積み上げて行く説明文は気を抜けない、読み手が虚構に惑わされてしまう。
    琴子と九郎の特殊な相思相愛感が面白い。
  • 虚構推理(14)

    六花さん回多め

    今巻は六花さんが多くの回に登場する
    書き下ろし多めで良いのだけど、前巻同様別作品収録は嵩増しなのだろうか?
    また、毎度シリーズが巻跨ぐので、巻毎に完結すると嬉しいのだけど、商売上難しいだろうなあ…
  • 虚構推理
    アニメからの小説。
    事実を交えた虚構の積み重ねによって真実にする。
    とても面白い組み立てのお話だなぁと思う。こんなミステリーは初めて。
    妖、妖怪の類も出てきてファンタジーでミステリー♡自分の好きな要素満載。
    岩永琴子も一息つけるよいキャラ。
    次巻も楽しみ。
  • 雨の日も神様と相撲を(2)
    第一巻の頃から思っていたけど、この漫画ってコマや台詞の置き方が上手いよね。
    相撲に蛙に殺人事件。それを一介の中学生が真剣に頭を悩ませる。一歩間違えればバカバカしい非リアルな空間を上手くコマ割りすることで事態の面倒さを笑えるシュールな状態に落とし込んでいるように感じられる

    第2巻では蛙の問題に加えて...続きを読む
  • 虚構推理(14)
    13巻から続いて描かれた琴子と六花の過去エピソードは苛烈な印象こそ少ないものの、目に見えない部分で二人の戦いが行われており、それが後々の対立構造に繋がっていったのだろうと思わせるには充分なエピソードだった
    この話があるからこそ、この14巻終盤から始まる新たなエピソードにてどのような波乱が巻き起こるの...続きを読む
  • 虚構推理 スリーピング・マーダー
    琴子の高校生のときや六花さんのその後などしれて良かった。相変わらず納得のできる虚構を作り上げるというお話作りは面白く、自分も考えながら解答を見てなるほどっとなるのも楽しいです。
  • 虚構推理(3)
    このシリーズはまずもって趣向が面白い。アニメ化もされたがストーリーの構成上、琴子の科白が多くなり、そこがアニメ1期ではうまく捌けていないようだった。コミカライズだけでなく、小説にも触れてほしい作品である。
  • 虚構推理(3)

    いよいよって感じ

    これから面白い展開が始まりそうな予感がする回でした。虚構がキーポイントとなるのですが、いまいち意味を掴めていないので、早く知りたい気持ちでいっぱいです。
  • 虚構推理(1)

    まさに虚構推理

    ヒロインはとある事情で妖怪達の相談を解決していく。彼女は全てを知っている推理は虚構となる。物語のストーリーがどのように辻褄が合っていくのかが最後に気持ちよく納得できる作品になっている。
  • 虚構推理
    元々、スパイラル〜推理の絆〜がとても好きで読み始めたのですが、虚構を虚構で謎解いていくという新しいミステリー物でとても面白かったです。
    終盤の解いていく章は思わず一気に読み進めてしまいました。
    アニメや漫画も見ましたが、また違った面白さがあり良かったです。わかりやすいのはアニメですが、小説版を読んで...続きを読む
  • 虚構推理(1)
    まず表紙が綺麗で惹かれたら中も綺麗な絵で良かった。
    タイトルの意味が分かるのが4巻か5巻くらいまで
    読まないといけないらしいのでそこまで読むか悩む