城平京のレビュー一覧

  • 雨の日も神様と相撲を(1)

    無料版購入済み

    不思議な世界観

    スクーターを片手で担いでいる尻が大きい中学2年生。
    将来、カエルの花嫁になるの。
    うん、全くよくわからん。
    相撲漫画なのかな?主人公がひょろひょろなのに強ポジな立ち位置なのかな?
    不思議なマンガです。

    #シュール #ドキドキハラハラ

    0
    2021年06月13日
  • 虚構推理

    Posted by ブクログ

    「初めは全くの作り話だった怪異が、幾度も語られ噂となり、信じられていくことで実体を持ってしまう」――という、怪談におけるひとつの定番であるモチーフを、ただのオカルトではなくロジカルな「特殊設定ミステリ」に組み込んで昇華させてしまった驚異の一作が、城平京(しろだいら・きょう)による長編『虚構推理』です。
     右目が義眼、左足に義足をつけて11歳の頃から病院に通っている岩永琴子。17歳になった5月のある日、2年前に一目惚れして以来想ってきた、同じ病院に入院する従姉の見舞いに通う大学生・桜川九郎についに声をかける。見かけるたびにいつも隣に付き添っていた年上の彼女、「サキさん」と別れたらしいという噂を看

    0
    2021年06月12日
  • 雨の日も神様と相撲を(3)

    Posted by ブクログ

    相撲に蛙に殺人事件、普通なら絡む事のないだろう3つの要素が絡み合い生まれる摩訶不思議な物語
    話の内容そのものは既に小説版を読んでいた為に知っているのだけど、それでも蛙が相撲を取っているという奇妙奇天烈な光景を越えた先にある幾つもの真実にはやはり驚かされてしまうね


    村の秩序を壊す存在に思えたイチゴヤドクガエル。普通の物語であれば、異邦の存在である赤い蛙を倒せばそれで終わるが本作の真骨頂はむしろイチゴヤドクガエルが倒された後にあるというのは面白いね

    文季が指導する形で村の蛙を勝たせてしまった事で崩れる秩序
    これを元通りの形にする最善の道はわざと相撲で負けること。でも、その道は文季の人生の秩序

    0
    2021年05月26日
  • 雨の日も神様と相撲を

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    カエルの神様(カエルに憑依した)に相撲を教えたり殺人事件の謎解きをしたりするお話。
    一冊の中に色々盛り込まれているなぁと思う。
    国取神話や相撲神事、相撲技などが主人公の少年から語られていて好きなジャンルなので面白く読めました。
    閉鎖された村でのファンタジー物語と思いきや、ラストは恋愛ファンタジーになってた。
    物語のその後、閉鎖的な村は無事イノベーションされていくのか?その後の物語も読んでみたくなります。
    著者の合理的であろうとする謎解き小説、好きです。
    主人公の少年は「虚構推理」の岩永琴子ちゃんを性別変えてソフトにした感じだと思いました。 

    0
    2021年05月21日
  • 虚構推理(2)

    購入済み

    わかりやすい

    説明は長いが(必要な説明だけど)、その分絵で補われていてわかりやすい。たまに漫画なのにズラズラと文字ばかりのものもあるが、これは1つひとつの推理に絵があって良い。

    0
    2021年05月20日
  • 虚構推理 ミニカラー画集付き特装版 (15)

    Posted by ブクログ

    酸いも甘いも知っている大人達がキリンの祟りについて大真面目に推論を重ねている様ってなんだかシュール……
    でも、城平先生の作品ってこういうタイプが多いような気もする……


    鋼人七瀬編における黒幕の六花が最初から関わっている事によってどう取り繕うと怪しく見える山中遭難事件
    面白いのは話が進んでいくにつれて新しい事実が判明して事件は別の面を見せるのだけど、どの段階であろうと六花の行動が怪しく見えてしまう点
    本人は「嘘をついたりはしていない」と言っているけど、それも何処までも信じて良いのやら……

    事件そのものは被害者達はキリンの祟りに巻き込まれた単純なもののように見えて、丘町を含む被害者達も何らか

    0
    2021年05月19日
  • 非日常の謎 ミステリアンソロジー

    Posted by ブクログ

    とにかく作家がとても豪華!!さすがにどれもハズレなしで楽しめました。中でも木元さんの「どっち」は女性の裏の顔というか、それこそどっち??私ならそんな疑惑があったら怖くてその先一緒に居れない。城平さんの「これは運命ではない」はたまたま漫画で虚構推理を読んだので九郎が出てきて嬉しかったし、辻堂さんのはお父さんにほっこりし、凪良さんの「表面張力」もとても良かったので長編を読んでみたい。

    0
    2021年04月13日
  • 非日常の謎 ミステリアンソロジー

    Posted by ブクログ

    ミステリーとは、大きな事件が起きてそれを解決するものだと思ってた。この小説のミステリーは、大きな事件が起きる訳では無い、日常の中の違和感の正体がだんだん明らかになってくる、そんな不穏な描写が多い、色んなミステリーの形がある。ミステリー小説の最後のネタばらしを一気に6回楽しめる要素もある。

    0
    2025年12月16日
  • 虚構推理

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    タイトルだけ聞いたことがあったので、電子書籍版がセールになっていたタイミングでなんとなく購入。

    第12回本格ミステリ大賞を受賞している通り、いわゆる「ミステリー」というジャンルに分類されるのだが、自分はこの手のジャンルには明るくない。
    なので最初に驚いたのは超常的なこと、具体的には妖怪や怪異が前提となっていることであった。
    超常的なものを持ち出して推理とは如何なることかと訝しく思いながら読み進めたのだが、最後にはなるほどと思わせてくれた。

    特にこの小説の要となる、「虚構より生まれた現実を、虚構の推理により虚構へと戻す」という一見言葉遊びのように思える、一連の過程は全く見事であった。
    ディテ

    0
    2021年03月22日
  • 虚構推理短編集 岩永琴子の出現

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    5話の短編集。
    短編の方が読み易い。虚構を積み上げすぎないからかな?
    九郎が琴子の事を大切な娘と思ってると述べるシーンが5話ともに書かれてちよっとほっこり。特に5話ラストの琴子と九郎の会話。琴子さんは愛されてますね。

    0
    2021年02月27日
  • 虚構推理 スリーピング・マーダー

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    スリーピングマーダー後半の最後の最後虚構を重ねた上での真実が予想外。
    虚構を積み上げて行く説明文は気を抜けない、読み手が虚構に惑わされてしまう。
    琴子と九郎の特殊な相思相愛感が面白い。

    0
    2021年02月25日
  • 虚構推理(14)

    i-b

    購入済み

    六花さん回多め

    今巻は六花さんが多くの回に登場する
    書き下ろし多めで良いのだけど、前巻同様別作品収録は嵩増しなのだろうか?
    また、毎度シリーズが巻跨ぐので、巻毎に完結すると嬉しいのだけど、商売上難しいだろうなあ…

    0
    2020年12月31日
  • 虚構推理

    Posted by ブクログ

    アニメからの小説。
    事実を交えた虚構の積み重ねによって真実にする。
    とても面白い組み立てのお話だなぁと思う。こんなミステリーは初めて。
    妖、妖怪の類も出てきてファンタジーでミステリー♡自分の好きな要素満載。
    岩永琴子も一息つけるよいキャラ。
    次巻も楽しみ。

    0
    2020年12月28日
  • 雨の日も神様と相撲を(2)

    Posted by ブクログ

    第一巻の頃から思っていたけど、この漫画ってコマや台詞の置き方が上手いよね。
    相撲に蛙に殺人事件。それを一介の中学生が真剣に頭を悩ませる。一歩間違えればバカバカしい非リアルな空間を上手くコマ割りすることで事態の面倒さを笑えるシュールな状態に落とし込んでいるように感じられる

    第2巻では蛙の問題に加えて殺人事件まで文季の頭を悩ませるネタに。ここで面白いのは殺人事件に関する推理を一般家庭内で行っていることか
    一応、その中に現役刑事は含まれているものの残り二人は民間人。更に現場に出向いたり関係者に話を聞くでもなく事件の推理を進めていく
    いわば安楽椅子探偵の形なんだけど、この場合は家族を亡くして新たな家

    0
    2020年12月23日
  • 虚構推理(14)

    Posted by ブクログ

    13巻から続いて描かれた琴子と六花の過去エピソードは苛烈な印象こそ少ないものの、目に見えない部分で二人の戦いが行われており、それが後々の対立構造に繋がっていったのだろうと思わせるには充分なエピソードだった
    この話があるからこそ、この14巻終盤から始まる新たなエピソードにてどのような波乱が巻き起こるのかと続きが気になってしまう

    「見たのは何か」
    殺人行為を見せる目的が謎なら、目撃を通報しなかった行為も謎な事件の顛末
    仮説に仮説をぶつけ合わせ思索を深め真実を覆す虚構を編み上げるのは本作のお得意とする所だけど、この話においては事件解決の場面において虚構は機能していない。犯人のまともではない動機にた

    0
    2020年12月21日
  • 虚構推理 スリーピング・マーダー

    Posted by ブクログ

    琴子の高校生のときや六花さんのその後などしれて良かった。相変わらず納得のできる虚構を作り上げるというお話作りは面白く、自分も考えながら解答を見てなるほどっとなるのも楽しいです。

    0
    2020年12月20日
  • 虚構推理(3)

    匿名

    購入済み

    このシリーズはまずもって趣向が面白い。アニメ化もされたがストーリーの構成上、琴子の科白が多くなり、そこがアニメ1期ではうまく捌けていないようだった。コミカライズだけでなく、小説にも触れてほしい作品である。

    0
    2022年09月28日
  • 虚構推理(3)

    購入済み

    いよいよって感じ

    これから面白い展開が始まりそうな予感がする回でした。虚構がキーポイントとなるのですが、いまいち意味を掴めていないので、早く知りたい気持ちでいっぱいです。

    0
    2020年12月12日
  • 虚構推理(1)

    nao

    購入済み

    まさに虚構推理

    ヒロインはとある事情で妖怪達の相談を解決していく。彼女は全てを知っている推理は虚構となる。物語のストーリーがどのように辻褄が合っていくのかが最後に気持ちよく納得できる作品になっている。

    0
    2020年12月08日
  • 虚構推理

    Posted by ブクログ

    元々、スパイラル〜推理の絆〜がとても好きで読み始めたのですが、虚構を虚構で謎解いていくという新しいミステリー物でとても面白かったです。
    終盤の解いていく章は思わず一気に読み進めてしまいました。
    アニメや漫画も見ましたが、また違った面白さがあり良かったです。わかりやすいのはアニメですが、小説版を読んでからでもいいかもしれませんね。

    1
    2020年10月28日